今日は。
先日の10月30日には、臨時ブログとして第1詩集の無料配信を書き込みましたので、皆さんの目に触れてからと思い、通常の1日の書き込みより4日遅らして、このブログをしたためています。
『旅情詩に恋して』は如何でしたか。
さて、めっきり秋から冬への移行を感じさせる冷え込みが続いていますね。お元気に日々お過ごしのことと思います。柚子も緑から黄色に色付き始めました。
10月26日に山梨葡萄狩りに参加しました。その際の写真を下記のブログサイトに掲載しましたので、クリックしてご鑑賞下さいね。http://blog.kuruten.jp/tokuichit/139329
1.政治・経済
政府も来年度の予算編成に追われていますね。オバマ大統領は経済の失政で中間選挙の大敗を認めました。上院(日本の参議院相当)で民主党は辛うじて過半数を守ったが、下院と知事では共和党に破れ、過半数割れの、日本と同じねじれ議会となりました。これを教訓に、菅総理は経済対策にビジョンと実行力を見せて下さい。
尖閣諸島での中国漁船衝突事件のビデオが動画サイトのUチューブに流れたとの事。本物か検証中。国会議員の一部理事に閲覧させた由。国民にも閲覧させるべきと思います。最近、検事が証拠品の改ざんがあったばかりですので、編集したのではないかと疑われます。早期の公開は必要ではないですか。
また、ロシア大統領の国後島訪問や他の島の訪問予定などが報じられ、ロシアが実質支配している北方四島の日本の主張と実行力がなんとも情けないと感じます。
経済面は、1ドル80円位の円高が持続し、日経平均は9500円前後で中々10000円を越えませんね。エコポイントの後押しで電気、自動車が回復し、造船、小売も伸びてきた由。
2.社会
昨日、秋田県の弁護士が刺殺されました。被害者の妻から電話で夫が殺しに来た男ともみ合っていると。到着した警察官が犯人から拳銃を奪い取った弁護士を犯人と誤認し、取り押さえている最中に犯人が挟みを取り出し、警察官にかわされ、弁護士へと。悲しい事件でした。犯人は顔見知りで、離婚問題で妻側についた弁護士に恨みを抱いていたとの事。
3.文化
文化功労賞の授与式があり、長年世のため人のためにつくされた人々の晴れがましい式典でした。受賞の皆様、お芽出度う御座います。ここに敬称略でお名前を貼り付けます。
市川猿之助 (3代目) - 王貞治 - 大野和士 - 田中靖郎 - 中西準子 - 中野三敏 - 中村稔 - 藤嶋昭 - 古谷蒼韻 - 細江英公 - 松尾浩也 - 水木しげる - 山中伸弥 - 吉永小百合
なお、文化勲章は、有馬朗人、安藤忠雄、鈴木章、蜷川幸雄、根岸英一、三宅一生、脇田晴子の各氏です。
4.スポーツ
東京六大学はドラフト1位指名選手が1校で3名出た早稲田が慶応を破り、秋季大会の優勝に輝きました。早大の斉藤(日本ハム指名)、石川(西武指名)、福井(広島指名)の各投手のプロでの活躍を期待します。巨人単独指名の中央大の速球派澤村投手も負けずに!他のプロへの新戦力候補の選手諸君も全力で、野球界を盛り上げて欲しい。
日本シリーズも最高潮で、ロッテが中日に3勝2敗で王手をかけ、6日の中日球場での胴上げを見たいものです。
世界バレーは日本女子が5連勝で1次リーグを突破。2次は強豪多しとのこと、奮起すべし。
相撲も始まるが日本勢の頑張りを聞きたい。
5.村上龍氏が電子本会社を立ち上げ
5日の朝日新聞に、村上龍氏がよしもとばなな氏との写真入りで、電子書籍会社の立ち上げを報じていた。書店販売での著作料は売り上げの10~15%位との事。大手出版社が電子本販売に乗り出し、著作料を15%とすると聞いて作家の龍氏などが疑義を覚え、経営の透明性を図るなら電子本は30~50%の著作料が妥当だろうと述べてます。因みに、『でじたる書房』の著作料は50%です。
6.執筆状況
新作小説4作品と無料配信の詩集1作品を、『ホンニナル出版』と『でじたる書房』に登録し、また無料配信の詩集と既に無料配信中の小説1作品を『小説家になろう』と『イーブッカーズ』に掲載しました。
次からは事件の犯人の心理を中心に描いていきます。類似の作品を読んで参考にします。図書館に東野圭吾氏の作品を探しましたが、1冊も見当たりません。直木賞受賞で読者が増えたせいでしょう。権威に弱い日本人を見せ付けられました。ですから、私も受賞を狙っているのです。千葉大後輩の海堂尊君の本が幾つかありましたので『螺鈿迷宮』と『イノセント・ゲリラの祝祭』を借りました。
宮部みゆきさんもありましたが、以前『模倣犯』を購入し、既読です。この作品は夢中になって読んだ記憶があります。スピーディーな展開で、この先はどうなるかと読み急いだものです。
7.海堂尊(本名:江澤英史)の作品紹介
1)略歴:1962年生まれ、千葉県出身、千葉大医学部卒、外科医から現在病理医。2005年に、『チーム・バチスタの栄光』で、宝島社第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞。
08年に映画化。『ナイチンゲールの沈黙』『ジェラル・ルージュの凱旋』『ブラックペアン1988』(山本周五郎賞候補作)などの作品あり。
専門医としての知識と経験に基づく臨場性と強烈な登場人物が読者に愛されている由。
2)『螺鈿迷宮』(角川書店、平成十八年)の書評
内容は、通り魔事件の被害者、加害者がいて周囲を巻き込んでゆく。或る病院で不正や死者増加の原因究明に依頼された主人公が内偵を進めると意外な事実が明るみに。主人公も実は通り魔事件の関係者である。{螺鈿(らでん)とは:貝殻からの真珠光を放つ部分を、磨って平らに細かく切り、文様の形にして漆器や木地にはめ込んで装飾する技法の一つで、蒔絵などに利用}
(1)独特な表現が目に付き、また語彙も豊富(例:笑顔が更新される。原稿の残骸。AとBはイソギンチャクとクマノミのような共生関係。喜びのかけらを微塵も浮かべずに。坂が優美なシグモイドカーブを描く。車は黒い煙を吐き、呻吟する。論争は不完全燃焼のまま夏休みを迎えた。恐怖が足元に忍び寄る。臆面もない名前。不幸の滝壺の落差など。
(2)登場人物の一人ひとりの個性が強烈で、誇張しすぎかと思うほどである。
(3)序盤の登場人物達のエピソードが長く感じられ、本題が中々現れないが、現れたらテンポ良く最後まで読ませる。多分次の展開はこうなるだろう、この登場人物の役割はこうだろうと推理しながら愉しく読めた。
(4)病院が海近くにあり、海の変化やデンデンムシ建物の描写が巧みである。
(5)終末期医療に国は多くの金を注ぎ込む必要があるのか、自殺希望者を希望通りに幇助してやるのは悪なのかなど考えさせられる課題を提起している。
8.『縁人(えにしびと)の病気ソング』の1作目 みどりちゃん 今どこに (小学2年黄色組、七五調 一. みどりちゃん 今どこに あれからもう 五十年 星は今も きらめいて あなたの星は どれなのか 教えて欲しい 僕だけに ア、ア、ア、アー つぶらな瞳 光ってた 二. 手をつないで 通ったね 晴れやかな日も 雨の日も しだれ柳に おはようと 運動会の おゆうぎに 学芸会の うさぎさん ア、ア、ア、アー つぶらな瞳 光ってた 三. あれは紅葉が 燃える頃 あなたの姿が 見えなくて 星になったと 聞かされて にこやかえくぼ 手を合わせ さようならと 言った日よ ア、ア、ア、アー つぶらな瞳 光ってた <