今日は。
10月に入り、残り3ヶ月で平成25年が終ろうとしています。何と早く過ぎ去ったことかと溜息を付いています。事件・事故や慶事に遭われた方々は記憶に刻まれていることでしょう。平穏に過し、雑事は消えていきましたが、執筆小説が賞を逃しても『ホンニナル出版』で著者購入をしますので、手元に残ります。また、パソコンやCDにも保存しております。『ホンニナル出版』で「高木徳一」と検索すると、既刊の製本や電子本の紹介があります。ご参照下さい。ブログ人のトップ画面にある無料2作品のリンクをクリックすれば閲覧出来ます。
つい、1週間前に兄のように慕っていた77歳の従兄が脳梗塞で入院しました。朝起きてこなかったので奥様が見に行ったら意識不明とのこと。脳梗塞は2時間以内に治療しないと改善が厳しくなる由。運悪く睡眠中。4年前にも軽い脳梗塞だったそうです。小学時代に近所の本家で、従兄から勉強や読書の楽しさを教わったのです。それが今、小説を書いている遠因と思っています。3年前には親友が箸を落として、可笑しいと思い医者に行ったら軽い脳梗塞と判明。ほんの少し左側に違和感があるそうです。皆さん、自分や家族に手足のしびれ、ろれつが回らないなどの症状を認めたら、即病院へ行きましょう。自分は来年で古希、健康に留意しなければと。
1.政治・経済
1日の午後、安倍首相は消費税を5%から8%にアップすると表明し、合わせて5兆円規模の景気対策を打ち出すとも。福祉対策や借金財政を立て直すためにも消費税アップは必要と考える。企業の減税、賃金上昇、企業の収益上昇となる経済の好循環が期待されるなら企業の減税はやむを得ないと思われる。
堺市市長選は維新の会の候補者が落ち、大阪都構想反対の現職が当選して、橋本共同代表の求心力及び人気が低下した。
2日13:00現在、日経225は14185円で1ドルは97.8円で、このところこの前後を推移している。安倍首相の上記発表が株価への影響が大きいと思われる。米国では、与野党攻防で暫定予算が成立せず、公的機関の一部の業務が停止されていると。オバマ大統領の皆保険による医療保険制度改革を巡って。企業業績は回復傾向にあるが、国家財政に不安があるとのこと。アジア新興国の経済回復は緩慢とのこと。
2.社会
宮藤官九郎脚本のNHK朝ドラ『あまちゃん』の放送が終了したが、一大ブームを引き起こし、ロケ現場の岩手県久慈市では普段の観光客は年間5000人だったが、放送中は10万人が押し寄せたそうです。被災地の方々を勇気付け、経済効果も大きくなり、良かったですね。復興が速まりますように。
静岡県袋井市では、津波避難用に防災避難建造物では建設費や維持費が掛かるので、昔からある人工高台の『命山』を整備しているそうです。頂上は公園にして、防災倉庫を設置する。建設費や維持費が建造物より安価で済むメリットがある由。こちらの短所は敷地面積がかなり大きいということです。命は地球より重しですね。
作家山崎豊子さんの訃報に接し、心からお悔やみ申し上げます。『白い巨塔』の上・下巻を夜遅くまで一気に読んだのを覚えています。自分は薬理研究部で、後に開発部に異動になり、医師らに治験を依頼し、付き合ってきましたので、興味深く読みました。手術場面など細部に渡り、描写されていたのには驚きました。毎日新聞文芸部で上司の井上靖副編集長の薫陶を受けたそうです。その記者魂が籠もった作品を次々と書き、映画やテレビドラマとなり、社会批評になりましたね。
国連の報告書で、シリアで化学兵器が使用されたとされましたね。使用者は政府軍か反政府軍かは述べていませんが。子供や女性など戦闘員でない人に無差別に死や後遺症をもたらすので、化学兵器使用禁止条約があるそうです。10年に渡る国内戦に終止符を打ち、明日への一歩を踏み出してほしいですね。両者が話し合いのテーブルにつくこと。日本も協力を!
3.科学
小泉元首相が『原発零』を叫んでいるのは、フィンランドで原発の廃棄ゴミ貯蔵庫を視察し、ゴミの放射能がなくなるのは10万年後で、その時まで貯蔵庫が持つのか、その時までにもこの貯蔵庫は危険だと伝わっているのか、また人類は生きているのかなどの疑問が浮かんだからだとのこと。この記事を読み、疑問が生じました。危険な廃棄ゴミが出ることは開発当初から、またはその後に判ってとしてもよいですが、そのゴミを中和したり、無毒化する研究がなされてきたのかという点です。その経過を知りたいです。ご存知の方、教えてください。
4.医療
現在の出生前診断は費用21万円、検査項目ダウン症と13,18トリソミー(精神や発育異常)、精度80%、年齢35歳以上からですが、今回費用2万5千円、検査項目ダウン症と18トリソミー、精度70%、年齢制限なしの新手法が昭和大など6施設で開始されるとのこと。血液の測定は米国で。
東京理科大の辻孝教授らはマウス胎児の幹細胞から唾液腺や涙腺のもとを作成し、それらを予め摘出した別のマウスに移植した結果、正常に働いたと報告した。ヒトでは胎児の唾液腺や涙腺を使うことはできないため、iPS細胞からの作成を検討予定とのこと。
聖マリアンナ医大の河村和弘生殖医療センターー長らは早発閉経で不妊になった患者の卵巣を取り出し、卵胞組織を1ミリ四方に切って卵胞刺激ホルモン液に浸してから卵管の傍に戻す。その後、卵胞刺激ホルモンを飲み、卵胞を育て、卵子を作り、体外受精を行った。受精卵を子宮に戻した3人の内、一人が男児を出産したと。
子供の癲癇は100人に1人程度居ると言われている。脳の電気的な活動の一時的な乱れが原因だと考えられており、脳の発達に伴い、自然に治る子もいる。新しいタイプの薬も多く出て来たので、手術か薬物療法かを専門医とじっくり相談して下さいと、聖隷浜松病院の榎てんかんセンター副センター長は述べている。
5.スポーツ
巨人はCSに向け、ベテランを休ませ、若手の伸び盛りを試ている段階である。楽天のマー君は23連勝と神懸り的に勢いづいている。大リーグではダルビュシュ投手が野茂投手以来の奪三振王に輝いた。
大相撲は案の定、14勝1敗の横綱白鵬が27回目の優勝で幕を閉じた。贔屓の大関稀勢の里(11勝4敗)と関脇妙義龍(6勝9敗)が期待外れだったが、関脇豪栄道が白鵬を破り、11勝4敗で大関取りの足掛かりを得た。元学生横綱でスピード出世の新入幕遠藤は9勝5敗1休と勝ち越しだが、足の怪我が気になる。
6.作家佐藤泰志の生涯
1日の朝日新聞の朝刊に、『つらさと書く重さ 不遇の作家見つめ 佐藤泰志の生涯ー5日から新宿で上映』の見出しに吸い付けられました。不遇の作家は自分と似ていると・・。
彼は函館市出身で、高校在学中に地元紙の文芸賞優秀賞を受賞し、2浪後東京の国学院文学部にアルバイトをしながら通い、同人誌で執筆。1979年、『草の響き』で文壇デビュー。『きみの鳥はうたえる』が芥川賞候補。計5回芥川賞候補になるが、落選。『そこのみにて光輝く』は三島由紀夫賞候補。その後、『海炭市叙景』を断続的に掲載するが90年41歳で自殺。文壇仲間では村上春樹や中上健次らと並び評されていたそうです。落選続きだった苦悩が少しは判ります。野球界の無冠の帝王、清原選手を思い出しました。
自分は、弟が赤ん坊の時に高熱が出て、新薬のストレプトマイシンで命拾いをしたが、副作用で聴覚を失ったので、この方面の研究をしようと思い、両国高校から東大医学部に行く積もりでした。しかし、中学3年の時に、勉強部屋に両親の会話が漏れ聞こえたのです。「4人も子供が居るので公務員の給料では大学までは無理だわな」と。手に技術をつけるため、難関の蔵前工業の電気科に入りました。最初の英語の授業で、『アジア大会を終え、東京はオリンピック候補地で、産業界は高校生を金の卵とちやほやしているが、経済が落ち込めば最初に首になるのはブル-カラーだぞ。学問に情熱のある者は大学に行き、幹部になれ!」と。40人中12人がその一言で大学受験を目指した。2浪の末、医療関係に近い千葉大薬学部に入れました。一目惚れした上級生に声を掛け、3、4回通学途上で話し、病気留年で同級生になるところ、1年後彼女は癌死で悲歎に暮れた。山之内製薬(現アステラス製薬)に入り、中枢系を研究したかったが、人数不足の消化器系に回された。運良く抗胃・十二指腸潰瘍剤『ガスター』の動物実験に関わり、発売にこぎつけました。研究員から開発部に飛ばされ、論文執筆の機会がなくなり、治験論文のゴーストライターでしょぼくれ、和歌を投稿したが1年間落選。鶴同人誌への参加呼びかけを新聞で見て、小学時代に女教師から作文が上手いと褒められたのを思い出し、入会した。『炎に死す』が自分史大賞の佳作に選ばれ、自費出版。その後、新風舎(現在文芸社に吸収合併)や文芸社に応募するも、『希望の確率』と『愛と死の絡繰』が2次通過したが入賞出来ず。今年はかつしか文学賞に2作投稿済みで、あと1作を追加する。結果は来年3月。
省みれば、思い通りの人生過程が一つもなかったことからその反動エネルギーで小説を書き殴っている感じです。紙と鉛筆だけで主人公になりきり、その都度喜怒哀楽を擬似体感し、好き勝手な人生を紡いでいきます、天寿を全うするまで・・。
7.小説の執筆状況
『鰐皮の財布』の内容は前回に紹介しました。鈴木私設編集長のコメントは次の通り。
1)この作品は今までの中で、良いんじゃないかな。
2)上野の弁才天や野口英世銅像また谷中の墓地の有名人などの説明は不要だろう、歴史探訪ではないのだから。極端に言えば、かつしか文学賞なので、帝釈天位の紹介で良い。社長が豊栄のためにガイド役となっているが、社長自身が仕事中心でなければオーナー社長には容易くなれないので観光知識など仕入れる時間は無かったと思われる。
3)ドヤ街の紹介で途中の駅名連記は不要。
4)もう一つ豊栄と夕子の運命的なことを描写する場面が欲しい。腹の底を割った話や今は無理だが次女の高卒まで待って結婚したいとか、夕子がさめざめ泣くとかの場面が欲しい。2、3ページ位。お互いを引き寄せた引力の力の場面を!
辛らつな編集長が褒めてくれたので、幾分かは期待が持てそうです。
来週には、かつしか文学賞に応募します。
8.『まもる・まもり』の歌謡詞 A. 四季の守り (七七調) 一. 春うららに 緑葉萌える 心浮き浮き 鼻歌交じり 歩行者弱し 控よ車 本人確認 おれおれ詐欺に アーアー 世の中 危険が迫る 二. 夏はむしむし 雲立ち上る 暑さ逃れて 海山高原 無理や疲れは 事故の餌食に 本人確認 振り込め詐欺に アーアー 世の中 危険が迫る 三. 秋は爽やか 紅葉が映える 友に誘われ 観光巡り 他人事でなし 防災体験 本人確認 受け取り詐欺に アーアー 世の中 危険が迫る 四. 冬はしんしん 雪降り積もる 耐えに耐え抜く 雪国魂 夜警見回り 火の用心 厳罰主義だ 詐欺撲滅は アーアー 世の中 危険が迫る B. 自愛・慈愛 (七七調) 一. ご自愛下さい 交わす葉書 大切にして 身体と心 共に学んだ 青春時代 歌い踊った キャンプファイアー 卒業して 道は違うけど あの思い出 今も心に 二. 今年もまた 交わす賀状 たまりたまって ことだま溢れ 慈愛の満ちた あなたの眼差し 肩寄せ合った 月夜の浜辺 クラス会で あなたに出会う あの思い出は 今も心に