高木徳一の小説の執筆状況と『習わし』の歌謡詞（同音異義語の和歌、巨人戦）

 

今日は。

　梅雨も明け、暑い日が続いておりますが、お元気でお過ごしですか。台風も沖縄、九州、北海道に上陸とのこと、十分警戒し、早目の避難をしましょう。熱中症にならないように、一時間おきぐらいに水分補給し、無理をしないで十分な休養、軽い運動、扇風機・クーラーの使用で快食、快眠を心掛けましょう。

 　さて、１日の午後１時からのＴＢＳの東京マガジンの番組の歴史散歩で紹介された北区王子界隈を紹介します。下車駅は京浜東北線の上野、鶯谷、日暮里、西日暮里、田端、上中里の次の王子です。滝がある公園です。

①　駅線路の反対側の飛鳥山公園は、徳川吉宗が江戸庶民の遊び場として上野公園と飛鳥山公園に桜を植えて楽しんで貰ったそうです。東京ドームの1.5倍の広さ。無料の登坂車両あり。

②　線路と本郷通りの間の道を北へ歩いて駅から直線で北へ６００米に在る王子稲荷神社は、全国の狐様が年に一度集まるそうで、今でも狐祭りがあるそうです。

③　王子稲荷神社から更に北へ百米歩くと名主の滝公園に到着し、無料で、林の中の７ｍの滝が涼しそうでした。

④　駅側の傍には印刷局展示室があり、紙やお札の歴史が判るそうです。渋沢栄一が創業した王子製紙が近くに在った場所です。

⑤　駅周辺の食堂の料金は都心に比べかなりの割安です。

　また、３日のＮＨＫの『知恵泉』で、『本多正信』を取り上げていました。彼は徳川家康の天下取りに知略の面で活躍した参謀で家康から友と呼ばれたそうです。鷹匠から身を起し、秀忠の時に老中になった人物です。『嫌われることはよいが、妬みを貰うな』と息子や部下に注意していたそうです。彼は家康や重臣仲間に意見をずけずけ言ったり、以前一向一揆の際に、幕府に逆らって一向宗側に着いたことなどから嫌われていました。嫌われるまでは良いが、妬みを買った場合には没落したり、命までも危ういと信じていたのです。昇格して、家康や秀忠から給与の増額を言われるが、断っている。権力を持ち、高給取りでは周囲から妬みを買うと考えたからです。この遺言を守らなかった息子は、重臣の罠と考えられている秀忠暗殺の疑いで流罪になってしまったとのこと。考えさせられる事態ですね。

 

１．政治・経済

　　森友・加計問題に対する野党の追及もままならず、安倍首相の三選で自民党内は動いているそうですね。果たしてどうなるのか。石破氏の動向は・・。

　　保護主義を打ち出したトランプ大統領の米国と、それに対抗措置を打ち出す中国、欧州などの経済の停滞が心配され、株価は下落していますね。経済の報復合戦では、当事者同士の経済活力をそぐと言われていますので、早期の安定化を世界の指導者にお願いする以外はありませんね。何時株を売買して良いのか迷いますので。　　　　４日１５：００現在の日経２２５は２１，７１７円（－６９円）で、１ドルは１１０．４円と、この１カ月は１０９円から１１１円の中で小幅な動きです。ダウ３０は２４，１７４ドル（－１３２ドル）です。因みに年初来の高値と安値を比較しますと、日経２２５では、高値２４，１２９円（１月２３日）、安値２０，３４７円（３月２６日）でその変動幅は１５．７％です。一方、ダウ３０では、高値２８，９３０ドル（１月１８日）、安値２４，５３０ドル（３月２６日）でその変動幅は１５．２％となり、日経２２５はダウ３０に株の上下動と変動幅が近似していることが判ります。

 

２．社会

 　　文科相の科学技術・学術政策の佐野太局長が、支援事業の対象校に東京医科大を選定させるなどの便宜を図り、その見返りに息子の試験点数の上乗せを依頼し、不正に合格させた受託収賄容疑で逮捕され、またかと思いました。権力を悪用した典型例です。自分だけでなく息子の一生にも大きなダメージですね。

 　　タイで、サッカーチームの少年１２人とコーチ１人が一度行ったことがあるらしい洞窟で友の誕生会をしようと出掛け、行方不明になり、９日後に発見されたが、大雨で凸凹の激しい道に水が溜り、何か所か潜らなければ地上に出られないとのこと。お菓子を皆で分け合い、上から落ちる水を飲んでいて全員無事だが痩せている。ダイバーが食糧を運び、医師も現場に着き、健康状態を調べている由。慎重で早期の救出を願う。プロのダイバーが片道１１時間かかる所に酸素ボンベを運んでいた一人が、己の酸素切れで亡くなったとのこと。非常に残念ですね。

　　サリン事件の松本死刑囚らが死刑執行された由。かつて週刊誌に空中浮遊写真を掲載してから信者が増えたとのこと。この写真は、坐禅を組んで膝でジャンプし、撮影したと考えられるそうです。それなりに身体を鍛えて、気の力でジャンプするそうです。何枚か撮って、いちばんそれらしく浮遊しているような写真を用いたと考えられていますね。この事件で小・中の友人、今でも還暦後の毎年の観桜会の幹事ですが、当時営団地下鉄の車掌で事件の電車に乗り合わせ、サリンの影響で一時は失明かと思われたそうですが、治療で治ったそうです。今でも光が眩しいとのこと。新聞で知ったのですが、先進国で死刑があるのは日米だけだそうで、驚きました。確かに冤罪の場合は困りますがね。

 

３．科学

 　　東工大の東正樹教授らは、『ペロブスカイト』という構造の鉛酸化物の、鉛イオンの一部をビスマスやランタンに置き換えて、マイナス７３度から１２６度まで変化させた結果、結晶構造が変化し、体積が８．５％小さくなることを発見したと発表。世界で最も縮む物質と。熱の影響で半導体製造などの精密な工程では支障が出るため、縮む当該材料と組み合わせてずれを打ち消すのに重要。

 　　小林和彦東大名誉教授らは、今世紀中に達すると考えられる高いＣＯ２濃度（５６８〜５９０ｐｐｍ）でコシヒカリなど１８品種を育て、通常環境の米と比較した結果、ビタミンＢ６（葉酸）は３０％、Ｂ１とＢ２は１７％、Ｂ５は１３％（パントテン酸）、蛋白質１０％、鉄８％、亜鉛５％の減少。大気中のＣＯ２が増加すると、イネが吸収する炭素の量が増え、土壌から吸収する窒素分が減り、窒素を含む栄養分が少なくなったと推察されると。世界のＣＯ２削減は緊急課題であると主張。

 

４．医療

 　　千葉大中山俊憲院教授らは、ハウスダクトで喘息を発症するようにしたマウスの気管支で起こる免疫反応を分析した結果、司令塔の病原性Ｔ細胞が出す蛋白質の一種が好酸球を刺激し、この好酸球が線維化の直接の原因となる別の蛋白質を分泌して重症化させていることを発見したと発表した。この繊維化を無くしたり防いだりする薬の出現を期待すると。

　　東大の河岡教授らは、肺を吸引して動きを抑える装置を開発し、それと近赤外レーザー光を使った顕微鏡を組み合わせて、インフルエンザに感染したマウスを生きたままの状態で観察出来たと報告した。高病原性鳥インフルエンザに罹った場合、通常の季節性インフルエンザより早い時期から免疫細胞が感染部位に集まり、血管からの血液の漏れも多く、肺の損傷が激しいと言う。薬の評価にも使える可能性ありと。　

　　甲南大の三好教授らは、薬剤『ＺｎＡＰＣ』が癌遺伝子の一つ『ＮＲＡＳ』に結合し、赤い光を当てると薬剤が化学反応を起こして、『ＮＲＡＳ』の設計図のｍ－ＲＮＡを破壊して、癌細胞を死滅させたと発表。マウスでの実験を予定とのこと。

 　東京医科歯科大の渡辺守教授らはマウスで潰瘍性大腸炎を作製し、大腸の正常な粘膜を採取して、培養したものを患部に移植した結果、治療効果がみられたことから秋から臨床を行うと発表した。３年間で８人を試験し効果や安全性を確認予定。国内患者は２０万人以上で増加傾向。

 　　阪大の中村昇太特任准教授らは、病原性大腸菌が目印となる蛋白質を腸細胞の表面に放出し、繊毛を伸ばしそこから毒素を送り込んでいることを突き止めたと発表した。このような仕組みはコレラ菌やサルモネラ菌でも行われていると推測されると。ワクチン開発を予定と。

　　阪大の鈴木仰一（こういち）准教授らは、ショウジョウバエのさなぎを用いた実験で前癌細胞は周辺の正常細胞を死ぬように促した後に、空き地になった場所を確保するために自身の細胞を大きくし更に形を変えてその場所を占拠し、細胞分裂を早目に繰り返すことを発見したと報告した。前癌細胞が正常細胞の間に割り込めないように出来れば、癌の超初期の治療につながる可能性ありと。

　　

５．スポーツ

　　5日現在、３５勝４０敗１分の５位で首位広島に８．５ゲームと離されている。２から５位が１．５ゲーム差の中。残りの試合数が約半分の６７試合。 先発陣の菅野、ヤングマン以外、田口、山口、内海、鍬原らと中継ぎ陣、抑えの沢村は３から５点を献上して打撃陣に負担を掛けている。抑えのマジソンはまあまあだが。打撃陣は坂本、マギー、陽、亀井、長野はまあまあだが、若手の４番岡本がここに来て３割を割ってやや不調。投手陣の踏ん張りを期待する。ベテランの上原投手、阿部選手にも期待します。昨日６日は、菅野投手が東海大相模高校、東海大の後輩の大城捕手と組んで広島に４：０で勝利し、留飲を下げました。エースの意地ですね。前回は４失点で負けたので。 今回、相手エラーで出塁した菅野投手を一塁に置いて、坂本選手が大瀬良投手からツーランを放ち、またマギー選手が二打点安打を打ってくれました。９回はマジソンがピシャリと抑えてくれたのです。広島３連戦で巨人が３連敗をすると自力優勝の目が無くなるそうで、尻に火がついていることに驚きました。３連勝を全力で‼

　　大相撲名古屋場所は８日から始まりますが、横綱稀勢の里は８場所連続の休場です。進退場所になる９月９日からの秋場所（国技館）には全力を出し切って欲しい。

 

６．小説の執筆状況

 　　『心の止まり木』は原稿用紙４００字詰で何時の間にか４９８枚に来てしまいました。後、３０枚位で終わりにして、推敲に入りたいと思います。

 

７．『習わし』の歌謡詞

 　　　Ａ．　舞妓はん

　　　　　　　　（七五調）

　　　　　一．　ここは京都　　　　　花柳界

　　　　　　　　白粉口紅　　　　　　厚化粧

　　　　　　　　日本髪で　　　　　　振袖を

　　　　　　　　だらりの帯に　　　　ぽっくりと

　　　　　　　　静々歩むは　　　　　舞妓はん

 

　　　　　二．　ここは京都　　　　　舞妓はん

　　　　　　　　見習い期間　　　　　何時までか

　　　　　　　　京言葉の　　　　　　柔らかさ

　　　　　　　　踊りに鳴り物　　　　しんどいわ

　　　　　　　　冷汗かくは　　　　　舞妓はん

 

　　　　　三．　ここは京都　　　　　花柳界

　　　　　　　　都をどりが　　　　　春を告げ

　　　　　　　　古風な娘も　　　　　今風も

　　　　　　　　晴れて芸妓（こ）に　認められ

　　　　　　　　笑顔輝く　　　　　　舞妓はん

 

 

　　　Ｂ．　野球小僧の夢

　　　　　　　　　　（七七調）

　　　　　一．　この世に出でた　　　　　男の双子

　　　　　　　　野球小僧と　　　　　　　皆から言われ

　　　　　　　　クラブチームに　　　　　誘いを受けて

　　　　　　　　バッテリーで　　　　　　活躍叶う

　　　　　　　　大空仰いで　　　　　　　幾年月ぞ

 

　　　　　二．　先輩から　　　　　　　　後輩へと　

　　　　　　　　心と技を　　　　　　　　積み重ねゆく

　　　　　　　　笑顔挨拶　　　　　　　　思い遣る気持ち

　　　　　　　　言葉と態度で　　　　　　はっきり示す

　　　　　　　　我らがチーム　　　　　　伝統クラブ

 

　　　　　三．　勝っても負けても　　　　お酒で反省　　　

　　　　　　　　サラリーマンに　　　　　蕎麦屋電気屋

　　　　　　　　医者に弁護士　　　　　　坊主に大工

　　　　　　　　果てなき夢は　　　　　　全国大会

　　　　　　　　我らがチーム　　　　　　伝統クラブ

 

８．同音異義語の和歌

　　　一．

　　　　　①　青信号　　　白杖の女　　　進み行く

　　　　　　　　　　　　　　手を引く青年　　　心温まる

　　　　　　　　（『温まる』は心理的な場合）

　　　　　②　今年もまた　　　東京の冬　　　暖かく

　　　　　　　　　　　　　　　　暖房費なく　　　家計助かる

 

　　　二．

　　　　　①　夕食後　　　痴呆の母が　　　いなくなる

　　　　　　　　　　　　　　当たりをつけて　　　探し回る

 

　　　　　②　沖縄に　　　二十年振りに　　　帰省して

　　　　　　　　　　　　　　初恋の女　　　家はこの辺り

 

　　　　　③　課長　　　独身長い　　　Ａ君には

　　　　　　　　　　　　　Ｃ子さん辺りは　　　どうかな

　

 

　　　三．

　　　　　①　夏休み　　　高校野球の　　　観戦で

　　　　　　　　　　　　　　暑さにあたる　　　生徒が多し

 

　　　　　②　雪合戦　　　投げては作る　　　白い球

　　　　　　　　　　　　　　笑顔一杯　　　ストーブに当たる