町のこもせ通りに吹く風に
布がしなやかにそよぎ
和の心を絵にしたような風景を作った
草木染の実習
今日は、万葉の香を楽しんできましたよ
町通りにある旧酒造り屋で
草木染の実習があったので、久しぶりの外出でした。
今回の草木染は
紫根染と茜染です。
紫根染・茜染は山野に自生するムラサキとアカネの根を
染材とする天然の草木染です。
崇高優美な憧れの色として称えられる
「紫根染」と「茜染」ですが、
残念ながら、当地に伝わる古代の染め技法を伝承する人は、
いなくなってしまいました。
平安朝から伝えられてきたという伝統の文化に思いをはせ
今日は、ムラサキとアカネの色との出会いを楽しんできました。
今では幻の花と呼ばれるムラサキです。
アカネを集めるのも大変難儀な仕事です。
今回はムラサキは栽培ものと中国紫根、
アカネは先生自ら山々で採集したものを使って実習しました。
左はアカネ根、右は紫根です。
紫根の染液
アカネの染液
アカネのチップも準備してくださいました。
紫根には植物染料の抽出材ユニソルブを加えて染液を作りました。
媒染は明礬の先媒染でした。
古代技法ではサワフタギを使って
何度も何度も下地染をするのですが・・・
鮮やかな色合いに染まった茜染にみんな大満足
先生が準備してくれた100均のマフラーを使って染めた
紫根染とアカネ染ですが
まんざらでもないですね
草木染を教えてくださった先生の作品です。
やわらかな自然の色合いに
ふんわり優しい心が広がって
穏やかな時間が流れているような感じがしました。
残りの染液を使って、家に帰ってからもう一度染めてみました。
色は薄いけど、なかなかいい感じに・・・
こんなやわらかなムラサキとアカネの色も味わい深いでしょ。
草木染の温もりから活力と癒しをもらいました。
自然の恵みと素敵な仲間に感謝、感謝
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