癒しの庭Ⅲ

集おう癒しの庭へ

円通院のお庭は、小堀遠州の作であった

2012年07月31日 | ガーデニング


震災被災地の初日の会場は松島でした。

大分早く着いたので、円通院や瑞巌寺を見学しました。


円通院は松島の瑞巌寺の左手にあり、初めての見学です。


 

 


円通院は伊達政宗の嫡孫の伊達光宗の霊廟があるお寺で

正保4年(1647年)、瑞巌寺の第百世洞水和尚により開山されたお寺でした。

 

系図


光宗の母振姫は、徳川家康の孫でした。

伊達家と徳川家にはこうした縁戚関係があったのですね。



山門をくぐり苑路を進むと、①の砂紋が丁寧に引かれている「天の庭」があります。


 


                             解説は、こちらの②です ↓


 

 

我が家の和庭にも砂紋を引いていますが

こちらの庭の砂紋の幅は我が家よりやや狭いようです。


 

 苔の際にも砂紋を引いています。

こうした縁取りは初めて見たもの、我が家でも活用してみたいと思います。

 

「天の庭」の次に続いて、「地の庭」がありました。

 

 

 

「地の庭には、3種類の敷石が敷かれています。

それがどんなことを意味しているかは

②の解説や、下のHPでお確かめ下さい。

 


さらに奥に進むと丸窓のある腰掛け待合いがあります。

腰掛け待合いは、普通は茶庭に多く見られるものですが

丸窓をあけてここに置いたのは



この丸窓は、大きな額縁としてのの効果をねらっているようです。



さらにすすみ、 中門をくぐると

本堂の前に心字の池のある歴史を感じさせる庭がありました。

この庭が、江戸初期の著名な作庭家である小堀遠州作の庭なのです。



小堀遠州作庭の御香宮神社庭園          小堀遠州(1579~1647)


小堀遠州とその作品HP





                     

 

本堂の大悲亭は、伊達藩江戸屋敷にあった光宗君(ぎみ)の江戸納涼の亭(てい)で

愛息の早逝を悼んだ忠宗公が解体して、この地(松島)へ移築したものだそうです。


寄棟造萱葺の瀟洒な姿は

禅寺らしい落ち着いたたたずまいを見せています。


約350年前に造られた心字池では蓮の花が

観音菩薩が住むという補陀落山ではモミジやツツジが

季節の移ろいを感じさせてくれます。


 

 円通院HP

 

さらに奥に進むと、光宗公の御霊屋「三慧殿」がありました。

 

御霊屋「三慧殿」については

ガーデナーのお知らせにふさわしいものがありましたので

後ほどの我が家のガーデナーのBLOGをご覧下さい。


 

 

                                       

 

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帰ってきました。癒しの庭に!

2012年07月30日 | ガーデニング

 

3日間の旅を終え、我が家に帰ってきました

被災地を巡り、悲痛な思いで心が重くなるばかり

たくさんのことを考えさせられた今回の旅でした。

この思いは、後でじっくりと綴ることにして・・・

 

留守の間に、庭は元気あふれる姿に

自由奔放でのびのびの庭です・・・

しかし、我が癒しの庭に立つことができる幸せをかみしめている私です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

留守の間に倒れてしまったかわいそうな花たち・・・

 

 

ラ・フランスとスヴニール・ド・ラ・マルメイゾン

かわいい花をつけて待ってくれていました 

 

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スズランの木に花が咲きました

2012年07月28日 | ガーデニング

  

 

 スズランの木に花が咲きました。

初めて見るスズランの木の花です。

この木は世界一紅葉がきれいというので

6年前に我が家の庭に仲間入りさせた木です。


花を見て、どうしてこんな名前がつけられたのか分かるような気がしました。

かわいいスズランに似た花が鈴なりについていました。

 

 

 

 種から育てたポピーの花をようやく見つけました。

たぶん、留守の間に次々に咲いていたのかもしれません。



 陽の光をいっぱいに浴び、軽やかな風に吹かれながら

庭の草花が、ぐんぐん背を伸ばしています。

 


 ビーナスの前のアカンサス・モリスやフェンネル

カシワバアジサイやアスチルベ

まるで、背比べしているようです。

 

 

リグラリアも負けじとぐんぐん伸びて・・・


 

 ベルガモットもいっぱいに背伸びして・・・

 庭の草花はどこまで伸びるのでしょうか。


それはそれで良いのですが

実は、雑草ももじゃもじゃと伸び放題なんですが

さらに、明日から2泊の小旅行が ・・・


その後は、頑張りましょう


 



あれから40年のサボテンも全ての花が開きました。

このサボテンは40年の艱難辛苦に耐えて

今完全開花、おめでとうございます。


このサボテンの40年に比べたら

小旅行の後の草取りなど、たいしたことはないでしょう ・・・


とは言え、暑いでしょうね ・・・ 


庭師も頑張ることとします       


 

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ひそやかに咲いているバラ・・・アリスター・ステラ・グレー

2012年07月27日 | ガーデニング
 
 
 
 
一週間も家を留守にし、ようやく我が家に帰って来ました。
 
庭を巡ってみると、けなげに咲いているバラに出会いました
 
アリスター・ステラ・グレー
 
ノアゼットのオールドローズです。
 
薄いオレンジ色の花は、開花するにつれ透き通るような白に変化し、
 
枝が細く繊細で、濃厚な香りがあり、しかも四季咲き性です。
 
寒さに強く、半日陰の場所でも良いので選んだバラです。
 

アリスター・ステラ・グレーは、1894年・イギリス・Gray作のバラです。
 
グレーは、バラに息子の名前と、
 
その子を産んで亡くなってしまった妻の名前をつけたのです。
 
「ステラ」とは星のことですよね。
 
星にも似た美しい花をつけるバラに、その名前をつけて
 
星になってしまった妻を、自分のそばで慈しんでいるのでしょうか。
 
美しくも哀しい物語ですね。
 
 
 
 

パット・オースチンも妻の名前がついているバラです。

蝶が心地よさそうに舞っていました。

 

殿堂入りのバラ「ヘリテージ」には虫が忍び寄って・・・

 

しばらくぶりの庭は、わっさ、わっさで大変、大変

よく言えば本当のナチュラル・ガーデンですね。

 

それでも、スカーレット・クイーンは気高く、上品に・・・

 

ようやく花をつけたセントモーリア・アルバ


 緑に映えるアジサイ隅田の花火

 

すくっと立つ姿も美しいクルマユリ

 

 朝露を纏うエーデルワイス

 

  華やかに咲き出したエキナセア

  

孫たちとサボナリアのシャボン作り

 

この一週間、我が家の庭のことはとんと忘れているかのようでした。

幼稚園の通り道にもサボナリアが咲いているのを見つけたんですよ。

このシャボン作りは我が家のサボナリアですけどね。

孫たちの花を愛でる優しい表情に癒されてきました

 

 

 

さて、明日の庭にはどんな出会いが待っているかしら・・・

 

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サボテンの花は満開、安藤忠雄さんの秋田県立美術館にもう一度

2012年07月26日 | ガーデニング

 

 

 

忙中閑ありの旅行から帰ったら、サボテンの見事な開花がありました。

このサボテンは

我が家のガーデナーが40年ほど前に

伊豆のサボテン公園で買い求めたもので

小さなサボテンだったそうです。


あれから40年 ・・・

サボテンさんも大変だったでしょうが

我が家の二人も、よくも40年も育てたものです。

そして、今年初めての開花、感動です


さて、今日は

我が家に帰る前に

ガーデナーがまだ見ていない新秋田県立美術館へ、再び



新しい県立美術館を再訪して新たな発見がありました。


 最初の発見、水庭をよく見ると

この水は、四方にオーバーフローしていました。

こうすることで、水が一方だけに流れることなく

そのために、水際に水苔がつくということもなくなります。

 


そして、この水庭はそんなに深くはありません。

窓際に寄って底を除くと

底に敷いている石が見えます。


安藤さんの他の作品の説明を見ると

深さは15cm位が、小さな波も見られて調度良いということでした。

ここも、きっとその位の深さだと思います。

 


隣のAU(あう)から、排水の様子を見ることができました。

水量も、それほど多くはありません。

2階に、この水庭があるのですから

最低の水深、最低の水量で

最大限の効果を上げる工夫がされています。


2つ目の発見は

前回、庭師が一人で来たときには

民謡ショーのステージの陰になっていて全く気づかなかったのですが

 


水庭の前には

欅(ケヤキ)の木が7本ずつ、2列に植えられています。

 


この欅並木は、勿論

木陰で休んでいただこう、という意図もあるのでしょうが

それだけではないようです。



2階のラウンジから水庭の向こうを見ると

欅並木の天辺(てっぺん)が水庭に映っています。

 

 

この欅並木はもう1~2年もすると、水庭から見た景色によい影響を与えます。

見えない方がよいテントや

立っている人には見える道路の様子なども

この欅並木が覆って見えなくし

公園の樹木とうまく繋がる日がやってくると思います。


たくさんの人が先日同様見に来ています。

ここは、今後県内外の名所になること請け合いです。

私もまた、今秋にでも行きたいと思っているのですから ・・・。


     

 


安藤さんには水を使った建造物がたくさんありました。


   大阪府立狭山池博物館


海外にも、ピューリッツア博物館(米、セントルイス)や

フォートワース現代美術館(米、フォートワース)などの作品がありました。


そして

水を使い、外部の自然と建築をうまく結びつけた教会が北海道にありました。

 

 

水の教会(北海道)

 

 水の教会の他に、光の教会(大阪)、風の教会(兵庫)の3部作もありました。

 

    

 

光の教会                                 風の教会



 

 

   

 

 


 

 

水の教会の評判は随分高く

夜間や冬期間の美しさも魅力のようです。

 

安藤さんの水を使った建物の中では

千秋公園の森を活用した秋田県立美術館は秀作だと思います。

 皆様はいかがお思いでしょうか。

 

そして、3つめの発見がありました。 

 

 


 2階のこのラウンジの天井の照明が3角形です。

階段も、3角形に折れ曲がって昇って(降って)います。


 

天井の照明も3角形の中にあります。

 

 

三角形の部屋にある螺旋階段の天井にも3角形の照明が


この美術館では3角形のものを探す楽しみもあります。


 

      



そして、この美術館のシンボルマークは、ブルーの三角形が6つです。

中心に位置する2つの動きのある3角形は

芸術文化と人との関係性や

来館した人と人との楽しげな会話を象徴しており

美術館を散策する人の動きも表現しているとのことです。


なぜ、3角形にこだわったのでしょうか。

それは

新美術館の向こう側に見える

これまでの県立美術館の最大の特徴である三角形屋根に呼応するするように

3角形をモチーフにしたからです。

 

                                              



                                                 秋田県教育委員会発行 「美の国秋田の誇りを 世界へ」 のパンフレットより


 

安藤忠雄建設研究所HP

安藤忠雄さんの経歴を紹介したBLOG

 

 

私には、この美術館はこれから時がたつごとに楽しみがふえるように思えます。

来年秋の本オープンも楽しみ、私はお邪魔します  

 

 

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レンガ敷きを広げ~壺はどこに置く?

2012年07月25日 | ガーデニング


一雨ごとに草花が茂り、緑深くなってきました。

草ももりもりとなって、どうしましょう

頑張らなきゃならないのですが、どうも暑くてね・・・


ところで

我が家の庭師が気に入って迎え入れた大きな壺なんですが

その置き場所が

春先に思い描いていたような風景とは

ほど遠い状態になっています 

 

 

2つの壺は、通路を挟んで対になるように置いたのですが

足下がすっきりしないせいか

壺の良さを引き出すことができていません。

 

春先に、今まで作っていた花壇を壊せなくて

花壇の中に壺を置いたのですが、

草花にとっても、壺にとっても、あまり良くありません。

 

同じ壺を2つ並べて置くには

我が家のような狭い所には、やはり無理なようです


御所野の公園にでも寄贈しましょうか

でも、庭師が気に入っている壺ですから

どうにかしてやりたいですね。

 

壺の置き場所は、これからじっくりと考えてみることにしましょう。

   

壺を置く場所は、レンガ敷きのつきあたりもいいかなあ・・・

  

 ここは、古いヒバを植え替えて、コーネリアの支柱を作ったところです。

 

まずは、ここまでレンガ敷きを広げてみることにしました。

レンガを敷くと、草取りも少しは楽になるし・・・

 

 

まずは、土留めの大きな石を引っ込めて ・・・

 

ところが、面倒なことが出てきました

我が家の庭は、東西にも南北にも地面にだいぶ高低差があります。

 

 

 ここは、センター花壇の後ろ側の小道です。

センター花壇は、レイズドベッドになっているので大分地面より高くなっているし、

後ろ側の小道(写真左側)も地面が結構高いです。

 

コーネリアの手前にレンガを敷くには、

これまでのレンガを敷いてある場所と同じ高さにレンガを並べていくのですから

この小道へとつなげるには段差ができてしまいます。

ですから、当然、この小道も作り替えなければなりません。

 

小道に段差をつけて

今まで作ってある小道へとレンガをつなげるのは

これまた大変な作業です

 

 

手直しを繰り返しながら、レンガの階段にしました。

これで、どうにか小道へとつながりましたよ。

 

 さあ、レンガ敷きの場所が広がりますよ。 

ちょっとは広い所に壺を置けるようになるかも・・・

 

段差の作業に手こずって、

壺を置くまでにはたどり着けませんでした。

まだまだ時間がかかりそうです。


壺の置き場所は、じっくりと楽しみながら考えてみることにしました。


 

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新装なった県立美術館には、水庭が

2012年07月24日 | ガーデニング

 

お隣の新装になった県立美術館は

安藤忠雄さんの設計です。


お隣のふれあい交流館AU(あう)から見ると

2階に大きなプールのようなものが見えます。

 

2階

図面では、左側に水庭と記されています。

全体の面積の中で、かなり広い割合を占めています。


この水庭は、1階の県民ギャラリーの上です。

なぜ2階に水の庭(池)をつくったのでしょうか。


 

1階



中に入ってみると、下の道路は見えず

水庭の向こうには、千秋公園の鬱蒼(うっそう)とした森が見えます。

 

ちなみに3階は以下のような具合です。

現在は仮オープンということで

県民のギャラリー展が2点開催されていました。



美術館としては

横手市の近代美術館ほどは大きくはないのですが

安藤忠雄さんの水庭のある美術館として

県内外の人々に長く親しまれると思います。


安藤忠雄さん

県立美術館の建物を使って

市中央に、まるで池の向こうに深い森が見える庭園をつくったのです。

 


安藤忠雄さんの構想力

千秋公園前の壮大なお堀の姿から

このデザインが生まれたと思うのですが

それを、さらに大きく見せる

このスケールの大きな発想と緻密な計画にはただただ脱帽です。



                  


 県立美術館オープンのセレモニー2日目

今日は最終日で美術館前のふれあい広場も賑やかでした。

 

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にぎわい交流館AUには、屋上庭園が

2012年07月23日 | ガーデニング

 

忙中閑あり、昨日暫定オープンとなった

秋田県立美術館に !

 

合わせて、新秋田県立美術館の隣には

にぎわい交流館AUも建設されていました。


にぎわい交流館AUAUは「エーユー」ではなく「あう」、だそうです。

 

まずは、AUを見学しました。

庭師の私は、真っ直ぐに4階の屋上庭園へ

 左右の三角の部分です。



決して広い場所ではありませんが

しっかりと地割りが構成されています。


 

 

地面は、白い玉石とタマリュウで

植栽は、アセビやツバキ、サツキの生け垣などです。

この植栽は地上からもよく見えるようになり

多くの人を呼び込むことになるでしょう。

これからが楽しみなモダンな小庭園です。


なお、この屋上庭園は4階の和室(8畳2室)につながっています。


写真:和室

茶道や華道などでもにぎわうと思われます。

4階には、和室の他に研修室が6室があります。


 市民の文化活動を支え育み、まちに活力やにぎわいをもたらす 世代を超えた文化・交流拠点 中心市街地で、幅広い市民や観光客が集える場

 

3階の多目的ホールでは、ミニコンサートが行われていました。


多目的ホール 多目的ホール

この多目的ホールは、ステージでも、ホール中央での演劇も

そして、可動の椅子なのでダンスパーティーもできるそうです。


この階には、各種の多目的室6室

多目的室1・2・3(ミュージック工房)

他に、ピアノ練習室などがあります。


この施設が今後

市民の文化交流の拠点に

市民や観光客が集える場に成長していくのか

見続けたいと思います。


今日初めて咲いたわが家のサボテン            


 

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昨日は、アメシロ退治

2012年07月22日 | ガーデニング

 

 

 

アメシロさんの季節になりました。

 今年は特別の対策をとりました。

我が家のガーデナーのお友達が良い方法を教えてくださいました。

ありがとうございました。


 

お願いしていたら、丁度よい頃に来てくださいました。

4人で見事な薬剤散布です。

 

  

 

大きな薬剤タンクに

強力なポンプ、長いホース、そして4人のチームワークで

1時間半で作業は終わりました。

 

 

 

使っいた薬剤は「イプスレスト」とのことでしたが

我が家のガーデナーが

バラの殺虫剤に使っているスミチオンでも良いことが分かりました。

 

ファイル:Hyphantria.JPG     ファイル:Hyphantria cunea, adult.jpg

                 アメシロの幼虫                              アメシロの成虫(蛾)             

 

アメシロさんには申し訳ありませんが

今後は、徹底的に排除させていただきます。



今日のお気に入り ・・・ 紫陽花、そろそろお別れでしょうね。

来年また会いましょう!   

                                           


 

 

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サボナリアでシャボンを作って、シャボン玉は飛ばせる?

2012年07月20日 | ガーデニング

 

 

小さなピンクの花をたくさんつけたサボナリアが咲き続けていています

サボナリアはナデシコ科の多年草

ヨーロッパ原産で、明治初年に渡来した花です。

  

 

草丈は高く、とてもシッカリした株で

倒れそうになっても、曲がったところからすくっと立ち上がります。

花が終わった後も、花柄の部分を切ると

2番花~3番花が咲いて長く楽しめます

 

サボナリアの花が優しそうな感じがするのは 

1つの茎に白とピンクの花が一緒に咲いているからでしょうか。

 

  

ドラマ、「風のガーデン」の第七話『サボナリア』で 

有名になった花が、このサボナリアです。

私はこのドラマを全部は見ていませんが、

このドラマの舞台となった北海道の「風のガーデン」

是非、一度訪れてみたいと思っています。

 

 

 

比内のオープンガーデンにお邪魔した時に、

私が、「サボナリア」だと思っていた花を指さして、

「私はこのシャボンソウが大好きなんです。」

と、ガーデナーさんが話してくださいました。

 

確かにサボナリアは

別名:サポナリア、ソープワート、石鹸草です。


サポナリアは「石鹸」を意味するラテン語

英名ソープワート(soapwort)、ソープは「石鹸」

ワートは、「植物」あるいは「草」を意味する古英語だそうです。

 

シャボンソウの名は、葉や根にサポニンが多量に含まれ

洗剤(シャボン)として利用されたことに由来するのだそうです。

 

 


早速、葉っぱを採ってきました。

 

 

 

両手でゴシゴシ揉んでみたら、プクプクと泡立ってきました。

 

 

 

やっぱり、シャボンソウです。

 

 

 

さて、花ではどうかな・・・

 

今度は、花を摘んできました。

 

 

サボナリアの花を手で揉んでみると・・・

 

 

葉っぱほどは泡立ちません。

泡の色は白でした。

 

 

シャボンソウでシャボン玉はできるかしら・・・?

トライしてみましたが

それは、無理、無理・・・

ボトン、ボトンと泡が落ちるだけでした。

 でも、シャボンソウの威力はすごいね。

庭師は、「顔を洗ったら綺麗になるぞ」だってさ

 

サボナリアと話は代わって・・・

我が家に咲いている山野草の花が

サボナリアに似たイメージを受けるのは私だけかもしれませんね。

 

山菜の王様と言われているシドケの花

 

  ヤブレガサの花 

 

 

サボナリアの花は、茎の同じ所から左右に花がついていますが、

この二種の花の付き方は、サボナリアと違って円錐花序です。

こちらが陽がたくさんあたり、よいのかもしれませんね。

 この二つの花は

日陰で、楚々として人知れず咲いているところが気に入っています

  

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ハンゲショウが咲き出し~庭は夏の装い

2012年07月19日 | ガーデニング

 

 

ハンゲショウが咲き出しました。

今年も、いつもと同じように葉っぱが白くお化粧したように・・・

ハンゲショウが咲くと、「ああ、夏がやってきたなあ。」と感じます

 

ハンゲショウは、ドクダミ科の多年草です。

夏になると、葉っぱの片面が白色に変わって、

その葉腋に白色の穂状(すいじょう)花をつけます。

 

葉の一部を残して白く変化する様子から

「半化粧」の名前がついたという説もあります。

昔は、片白草(かたしろぐさ)とも言われたのもうなずけますよね。

 

 

名前の由来に

半夏生(太陽の黄経が100°になる日)の頃に

花を咲かせるという説があります。

夏至(げし)から11日目に当たる日で、太陽暦では7月1日頃なんだそうです。

 

 

この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)といい、大雨になることが多いそうです。

地域によっては、「半夏水」(はんげみず)ともいうらしい。

 そういえば、ハンゲショウが咲き出す頃には確かに雨が多いです。 

一昨日の雨もすごかったですよ

 

 

 

庭一面が海のようでびっくりしてしまいました

 

雨があがり、今朝の庭は、夏の装いが増してきました。

 

 月見台上のハイビスカス

 

 月見台上のブーゲンベリア

 

ルドベキアとモナルダ(ピンク)、雨で倒れたのですが、頑張りました。

 

モナルダの白花が、ホワイトガーデンで開花を始めました。

 

アカンサス・モリスは背丈が日増しに大きくなります。

 

 

フウロソウのロザンネイ、賑やかになってきました。

 

カワラナデシコも開花、見てて楽しくなります。

 

  サボナリアの特技は、またの機会に

  

 カンパニュラ、下から撮影するために工夫を・・・

 

 2番花のグラミス・キャッスル

 

 2番花のスノー・ホレ

 

 アジサイ(ダンスパーティ)は、今が盛りに ・・・

 

 

 

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水面にうつるもの ・・・ ハナショウブ、そして夜景

2012年07月18日 | ガーデニング

 

 

                                            エキナセア(中央)とアリストロメリア


薄いピンクと濃いピンクのこのコラボは

長い間私たちを楽しませてくれましたが、そろそろ終わりでしょうか。

 

 

                                       アリストロメリア


先日の「四季館彩冬」の帰りの産直で

アストロメリアの色変わりを見つけました。


今朝、我が家のガーデナーが植栽を終え

またまた、しばらくは楽しめそうです。


もしかすると、我が家のガーデナーは

黄色の寄せ植えコラボをここに作ってくれるかもしれません ・・・


 

さて ・・・                          


 

 「

「四季館彩冬」の帰りの産直で買い求めたのは、このハナショウブでしたが

無事、池のそばに植えることができました。


このハナショウブは、池の水面にうまく姿を写してくれるでしょうか。

 

 

    見事、その姿を水面に写しています。

これからの楽しみが始まる日なので、写真に日付を入れました


水中の鯉からも、ハナショウブの色は見えるのでしょう

庭師のお気に入りの紅白の鯉も、しきりにこの辺りを泳いでいます。

 

 

 

そして、池の対岸にも4株植えることができました。

 

 

 

 

夜になると、水面に写るのは ・・・

 

 

 

夏の夜が暑くなってくると

我が家のガーデナーと庭師は

月見台の上で、夜の庭や月をながめて、夕食をとります。


            


 

昼に、私が見たこのバラは

今は、夜の鯉たちと同じように眠っているでしょう 。


 

                                             フイリスバイド


また、明日 ・・・   

 

              

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アヤメの仲間がまだありました ・・・ ジャーマンアイリス、キショウブ

2012年07月17日 | ガーデニング

 

                                                                                                                                          2012.6.10 撮影

  我が家には、もう一種

アヤメに似た花、ジャーマンアイリスがあります。

 

ジャーマンアイリス (学名:Iris germanica)

                                                                                  2012.6.10 撮影

  ジャーマンアイリスは、地中海沿岸~中近東原産のゲルマニカ種といくつかの原種アイリスとの交配により人為的に作られた園芸品種群で、野生のものはありません。古くからヨーロッパで愛されてきました。
 ジャーマンアイリスの名前からドイツ原産と思ってしまいますが、ゲルマニカというドイツアヤメが母体となっているため、このように呼ばれるようになったようです。
 20世紀初頭からヨーロッパで生まれたジャーマンアイリスは、1920年ごろにアメリカに渡り人気が爆発し盛んに品種改良されました。従って品種が豊富であり現在でも交配により新しい品種が生まれています。花期は5~6月頃です。


 ジャーマンアイリスの育て方(趣味の園芸)HP

 

 


                                               2012.6.10 撮影

 

我が家の月見台(ウッドデッキ)のすぐ足下に

毎年この花が咲いていました。


黄色いアヤメだろう位に思っていましたが

今回調べてみたら、アヤメの色はムラサキと白のみで

ハナショウブにも黄色はなく、これはキショウブというものでした。

 

 キショウブ(黄菖蒲、学名: Iris pseudacorus ) 

Iris pseudacorus0906.JPG


   アヤメ科アヤメ属の多年草、西アジアからヨーロッパ原産の植物で、明治の中頃から栽培されていたものです。
   日本全国の水辺や湿地、水田脇に野生化した帰化植物。観賞用に栽培されているハナショウブには黄色系の花がないため、その貴重性から重宝されたが、湖沼や河川などへの拡散が問題となっているそうです。
   環境省は、「要注意外来生物」の一種としてその蔓延に警戒を呼びかけていおり、 水辺に生育し美しい花を咲かせるために、私が子どものから池から流れ出る川辺に咲いていたものです。
  今後は増えすぎないように注意し、人にくれてやることはしないようにします。

  花茎の高さは60-100cmになり、花期は5-6月で、アヤメやノハナショウブと同じように外花被片が大型の広卵形で先が下に垂れ、内花被片が小型で直立した黄色の花を咲かせる。外花被片の中央に茶色がかった模様が見られます。

               

我が家には以前から

ハナショウブやアヤメの他に、ジャーマンアイリスやキショウブが咲き続けており

よく知らずにおり、大変失礼をしました


     我が家の庭に咲くハナショウブ

                                                        2012.6.23 撮影

 

      我が家の庭に咲くアヤメ

 

                                                2012.6.8 撮影


         

                                                                                         2012.6.10撮影                                                     

                                                                                         

 

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ショウブ、ハナショウブ、アヤメ、カキツバタの区別は ・・・ 和庭の池に合うのは

2012年07月16日 | ガーデニング

 

昨日は久しぶりの雨曜日でした。

ランチを注文すると,温泉の入浴料が半額となる

「四季館彩冬」へ出かけました。


 


四季館彩冬HP

 

「四季館彩冬」はとても素敵ななところです。

是非、上のホームページをご覧下さい。


「四季館彩冬」の帰りに、近くの産直に寄ったら

ショウブらしきものを売っていました。


とても安かったので、4株買い求めました。

和庭の池には、やはりショウブやアヤメが似合うと庭師は思っています。





                                                       泉ボタニカルガーデン 2011.7.2


アヤメもショウブも、どちらも漢字で書くと「菖蒲」と書きます。

でも、漢字は同じでも菖蒲(アヤメ)と菖蒲(ショウブ)は別物です。

さらには、菖蒲(ショウブ)と菖蒲園などで見る花菖蒲(ハナショウブ)も別物です。

それに、「いずれがあやめ、かきつばた」の杜若(カキツバタ)もあって

よく似たものが、4種類もあります。


どのようにして区別したらよいのでしょうか。


 ショウブ 学名Acoraceae


photo

  一番分かりやすいのがショウブです。

  他の3種(ハナショウブ、アヤメ、カキツバタ)はアヤメ目アヤメ科ですが、このショウブだけはサトイモ目ショウブ科です。ほとんど花は咲かず、ガマノホのような実を実らせます。

  その葉姿がアヤメに似ていることから、昔からしばしば混同されて来ました。この植物は葉や根茎に芳香があり、端午の節句の「菖蒲湯」や、「菖蒲葺(ふ)き」、「菖蒲酒」など、古くから邪気をはらう植物として使われてきました。

  川や沼などの水中に生える多年草です。各地の菖蒲園の畑で、様々のきれいな花を咲かせているのはショウブではなく、ハナショウブ(花菖蒲)だったのです。




 ハナショウブ 学名:Iris ensata


  ハナショウブ(花菖蒲)は江戸時代の中頃より、各地に自生するノハナショウブの変わり咲きをもとに改良され、発達してきたものです。そのために種類も多く、日本が世界に誇れる伝統園芸植物です。

  万葉の頃はカキツバタ(杜若)が和歌に読まれ、ショウブ(菖蒲)というと葉菖蒲のことで、ハナショウブ(花菖蒲)が文献に出てくるのは江戸時代からです。

  ハナショウブの花弁の付け根には、人の目のような形の黄色い模様がみられます。この黄色い模様がハナショウブの特徴です。カキツバタには白い模様が、アヤメには網目状の模様が見られ、この模様で3種を区別することができます。

  花菖蒲の花言葉は、「うれしい知らせ」「優しい心」「優雅」「あなたを信じる」です。

 

 



 アヤメ 学名:Iris sanguinea

   アヤメは畑のような乾燥地で栽培するのに適し、カキツバタは水辺などの湿地帯に適し、ハナショウブはその中間で畑地でも湿地でも栽培できるというのが簡単な違いです。

   水辺で咲いているのはカキツバタかハナショウブで、アヤメではない。乾いた畑で咲いているのはアヤメかハナショウブで、カキツバタではないということになります。

   アヤメは、花弁の根本に複雑な模様や網の目状の模様があり、他の単純な模様とは違います。この模様を見ることで、アヤメと判断することができます。

 

 

           アヤメなどに関する詳しいHP



                                                                

カキツバタ 学名:Iris laevigata


  昔、花の汁で布を染めたので 「書き付け花」となり、だんだん 「かきつばた」に変化していったといわれる。 

  三河の国(愛知県)八橋(やつはし)は昔から カキツバタの名所だった。そこで詠んだ歌。「から衣 着つつなれにし つましあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ」 在原業平 (伊勢物語)      「か」「き」「つ」「は」「た」の5文字が、 それぞれの句の先頭にある。 愛知県の県花(杜若)

 

   「いずれがあやめ、かきつばた」について

  元々は、いずれ劣らぬ美人が二人いるときに使っていたが、最近はいずれも優劣がつけ難いほど素晴らしいものを例えて使う言葉になっている。ただ、単にどちらもよく似ていて見分けにくいものを言うわけではなく、美しい(素晴らしい)という前提条件が必要のようである。

 

あやめの仲間の見分け方HP

花菖蒲についてHP

 

  生育適地は、水中からにょっきりと生えていた場合はカキツバタ(もしくはショウブ)、湿地や湿った場所に生えている場合はハナショウブ、畑のように乾き気味の場所で花を咲かせているのはアヤメです。 

  背の丈は、アヤメが一番背が低く30~60cm位、カキツバタが中間で50~70cm位、ハナショウブ背が高く80~100cm位です。

  花期は、カキツバタはカキツバタは5月中旬、アヤメは5月中旬~下旬、ハナショウブは5月下旬~6月下旬、ハナショウブは種類が多いから遅くまで咲いています。


       さて ・・・




今回、買い求めて来たこれは何でしょうか。

色や、弁の数(3弁と5弁)は違いますが

共通しているのは

花弁の根本にある黄色い模様です。


今回調べてみて、これは間違いなくハナショウブ(花菖蒲)だと分かりました。


その姿が、池に映る場所に植えようと思います


 

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サボテンは見事に花開き、ツゲの木が枯枝病に

2012年07月15日 | ガーデニング

        

昨夕開き始めたサボテンの花が、今朝は見事に開いていました。

 


 


 サボテンは年に1回、わずかの時間しか開花しません。


わが家のガーデナーは

サボテンを開花させる方法が少しだけ分かってきたと

今朝、話しました。

それは、サボテンの一般的な育て方とは大分かけ離れていました。

詳しくは、わが家のガーデナーからお聞きください。


 昨日、庭師は遅ればせながら

小屋の前のツゲの木が、枯れこんでいるのを見つけました。

これまでに、こんなことはなかったのに ・・・


     

 

調べてみると、どうやら枝枯病のようです。


樹木医の方にお出で頂くこともできて

やはり、枝枯病という診断でした。


庭師はせっせと病気の枝を取り除きました。

これ以上、病気がひろがらないように


より、陽があたり

より、風通しが良くなるように

そして、この枝からは新芽が出るだろうという枝を残して ・・・


 

 

 枝枯病HP

ベンレート水和剤HP

 

 

そして、しっかりとベンレート水和剤を散布しました。

あとは、2~3回薬剤散布をし、回復を待つばかりです。



 今日のお気に入り                                 

                        

 

 

 

 

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