早春の野の小道を思い浮かべながら
今日は気分一新で頑張ろうと気を取り直しています。
昨日の会の後
ちょっと気落ちしちゃって
ついつい庭師に弱音をはいてしまいました。
庭師から
“おっとと~ゆうさん
グッチ裕三の妹にはならないでよ~”
と、言われちゃいました。
愚痴を言うゆう「グッチゆう」にならないようにしなくちゃね
グッチ裕三さんは決して愚痴を言う方ではありません。
ごめんなさいね~
癒しの庭の野の小道と名づけたこの小道は
私が22年の年に作りました。
知り合いの左官屋さんから安くしてもらった
小さな鉄平石を
思いのままに並べて
固まる土で仕上げた簡単なものです。
膝をついてゆっくり、ゆっくりの作業は
まるでかめさんとそっくりですね(笑)
ゆるり、ゆるりと自由奔放にやれるということは
楽しいものです。
でも、庭作りも楽しいだけではありませんね。
草取りをしたり、剪定をしたり、土作りをしたり・・・
汗を流し、手をかけたぶんだけ
素敵な出会いが待っています。
だから、庭作りが楽しく思えてしまうのでしょうね。
野の小道に待ってましたとばかりに早春の息吹が・・・
癒しの庭の野の小道は
すぐに突きぬけてしまいます。
口ずさみながら明るく楽しい明日に・・・
さんぽ
歩こう歩こう わたしは元気
歩くの大好き どんどん行こう
坂道 トンネル 草っぱら
いっぽん橋に でこぼこ砂利道
くもの巣くぐって 下り道
歩こう歩こう わたしは元気
歩くの大好き どんどん行こう
キツネも タヌキも 出ておいで
探険しよう 林のおくまで
友だちたくさん うれしいな
ルピナスの花穂が少し見えてきた野の小道の春です。
どんな土地にも育つたくましさから
名づけられたというルピナス
花言葉は「多くの友達」
素敵な仲間たちとの出会いに感謝の日々にピッタリです。
では、またね・・・
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昨日は、能代市の染工房里山さん行ってきました。
まだ体調が万全でない庭師が
冬道の運転を心配してくれて
お伴をしてくれました
まるでタイムスリップするかのように
平安貴族たちが
豪華絢爛に紫根染や茜染を身に纏っている~
そんな情景の中に身を置ような錯覚に陥いってしまった
里山さんの染工房でした。
25年の努力の結晶が華やぎとなって・・・
高貴な憧れの色と称えられる紫根染
里山さんの紫根染のみごとな色は
当地の紫根と同じ種で
安代町から取り入れたものでした。
同じ種を使う先輩でした
幾多の失敗や苦労を重ね、土作りに取り組んでこられたようです。
その情熱に、素晴らしいの一語・・・
栽培は土作りの研究で、土のPHが大事なんですって。
肥料もたっぷり・・・と聞いてびっくり
前に使った酢酸アルミニウムの媒染剤に
さらに酢酸アルミニウムを加えた液で媒染。
なんとその媒染液は凍っていたんですよ
絞り終えたシルクのスカーフを
沸騰した茜の染液に入れて・・・
染液の中で繰ること20分くらい・・・
このあとの水洗いが大事でして
井戸水のPHが染めの色を左右するとおっしゃる里山さん。
水洗いは、水なら何でも良いのではないみたいです。
たかが水、されど水
江戸時代の川柳にこんなのがありますからね~
「京の水まだまだできぬ色あり」
「鴨川の水でもいかぬ色あり」
やはり、一番大事なのは水なんですね。
染め上がった茜染4本
横柄絞り模様の左はしのスカーフが私の茜染です。
簡単に結んだだけでこんな絞り染め模様ができましたよ~
工房には
雅な万葉の香りが広がるよう・・・
里山さんが染められた無媒染のインナーです。
無媒染だと媒染の温度や時間を気にすることもなくて
それで、こんな高貴な紫根染の色が出るのですから
もう目からうろこでしたね・・・
紫根染のインナーを身につけられるなんて
すごい贅沢・・・
将軍様にでもなった気分でしょうか。
聖徳太子も知ったら目を丸くするかもしれませんね
温度計も時計もなくていいんだ。
教えてくれるのは、ただ紫草や茜だけ。
染めは調理と同じ、
調味料をどのようにしたらいいか考えるのと同じ・・・
にこにこしながらこんなお話をしてくださった里山さん
努力と根性で独自の染め技法を極め
とことん良い色を引き出す
里山さんならではの印象に残るお話です。
里山さんの作品は
2月6日~12日まで
神奈川県藤沢市の小田急百貨店にて
北東北物産展で
展示・販売されます。
平泉中尊寺の貫首さんも身につけるという
古代より伝えられてきた紫根染・茜染です。
里山さんに心から感謝しながらの帰り道は
雪の心配がなくて大助かり
夜空にはまんまるお月さんがぽっかりと浮かんでいました。
染工房里山さんで一緒になった素敵なご夫婦
「いっこゆるるん」さんの
いやされる肌ざわりのオーガニックの商品です。
アカネで染められた布地を使っているかわいいキャラクター
オーガニックコットンのマスクや帽子も
茜で薄く染めています。
その優しさが気に入ってしまい
茜つながりでのせちゃいました(笑)
おしゃれなマスクは、みなさんに是非お勧めしたいです。
外出が俄然楽しくなるかも・・・
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たづちゃんが教えてくださった
ヤマモモの草木染を楽しんできました
思いがけないグラデーションの色に染まり
びっくりするやら、うれしいやら・・・
染材が同じでも媒染剤が違うと
このような色合いに出会えるんですね
ヤマモモの染液で染色をし
みょうばんの媒染剤に浸したら
こんなに鮮やかな黄色になりました
染色と媒染を交互に3回繰り返すのですが
最後の媒染のときには・・・
半分をビニール袋でしばり
半分だけを鉄塩媒染剤に入れます。
すると・・・
鉄媒染したところだけ焦げ茶色に・・・
おしゃれなスカーフのできあがりです
草木染は自然からの素敵な贈り物ですね。
あっ、そうそう、ヤマモモって
高知県の県花で徳島県の県の木なんですって。
暖地ではよく見られるそうですが
私は残念ながら見たことがないんです。
今日の先生のたづちゃんは
センスの良さは抜群
勉強もパソコンも仕事も労苦をいとわず
なんでも率先してやってくださり
ホントに頼りがいのある素敵な女性です。
将来は素晴らしい染色作家まちがいなしですね
小屋の屋根の雪は大丈夫かなあ・・・
だんだんに心配になってきました
みなさんのところはいかがですか~
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利休七選花の一つのこの白い花
夏椿の花です。
初夏に涼しげな美しい幹に
清楚な白い花をつけるこの夏椿は
別名シャラの木と呼ばれています。
このシャラの木の佇まいが
なんとなく上品で落ち着きがあって
癒しの庭には2本植えています。
藤棚の横のシャラの木
ナツツバキがシャラの木とも呼ばれる由来は
釈迦が入滅した際に
東西南北に生えていた沙羅の木が合わさって
林を覆い、枯れたとされています。
そのため沙羅の木は仏教では聖樹なのだそうです。
ナツツバキと沙羅の木は
本来は別種みたいなのですが
インドの沙羅双樹(サラソウジュ)とナツツバキを
日本人が間違えて
沙羅双樹→サラノキ→シャラノキ→シャラ
となったようです。
小屋の前のシャラの木
癒しの庭の極寒の中で
凛としてそびえ立つ
シャラの木の立ち姿に力強さを感じています。
この厳しさを乗り越えて
初夏になると
苔の上に、ひとつ、またひとつと
白い花を散らして
風情ある景色を作ってくれるシャラの木です。
木漏れ日の中で
光り輝いていた秋を思い出しています。
優しい温もりを慢じるシャラの木の紅葉です。
雪を蹴散らすかのように凛とそびえ立っている
シャラの木を眺めながら
自然の摂理に感動しています。
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小屋の屋根に積もる雪がふんわり優しそうに見えて
雪景色もなかなか風情がありますね。
なんて言っておられない今日の雪の凄さです。
アルジェリアの人質事件
悲痛な思いで無事を祈り続けておられた方々の
望みは絶たれ
あまりにも無念な仕打ちに胸を痛めています。
過酷な砂漠で
技術者の誇りを胸に
奮闘されておられた勇者のみなさま
そして、ご家族や同僚の方々、ご友人のみなさま~
悲しくて、言葉が見つかりません・・・
今は、ただ・・・
白い花を手向け
ご冥福をお祈り申し上げます。
悲しみはますばかりですが・・・
ヒイラギさんが蘇枋(スオウ)を使って染めた
絹の平織りストールの板締め絞り染めを紹介させてください。
ヒイラギさんは絞りを始めたばかりで
2ヶ月ほど色合いと絞りをじっくり考えたらしいですよ。
最初は薄めで退紅(あらぞめ)に
それから、さらに重ねて紅梅色に
ここで板締めし、さらに濃い色に
(ここまではアルミ・椿灰媒染)
最後に、鉄媒染の量を加減して染められた作品です。
それぞれ2回、トータルで8回も色を重ねて染めたそうです。
シンプルな板締めでも
手間をかけた分いい色合いになったと嬉しそうでした。
絞りを始めたばかりですが、おもしろいですね・・・
そう話すヒイラギさん
次はどんな素敵な絞り染めに出会えるでしょう。
私までワクワクしてきました。
さて、蘇枋のことですが~
蘇枋はマメ科の小高木で、インドやマレー原産の染料植物です。
主要色素はブラジレインで
明礬(みょうばん)媒染で赤色
灰汁(あく)で赤紫
鉄媒染では紫色に染めることができます。
かつて朱印船貿易や出島に出入りするオランダ船でも
重要な貿易品のひとつでした。
日本には奈良時代以前から渡来していて
現在も蘇枋は輸入されている染料なのです。
自然の恵みから
世界は、こんな素敵な優しい色でつながっているのに・・・
きょうは、ニュースを見ては心が重くなっています。
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写真右上に大きなヒバの木が見えています。
この写真では、真ん中の後方に高く見えるヒバの木です。
このヒバの木が・・・
突然に・・・
西隣の空き家になっていた家が取り壊されて
我が家の垣根沿いに植えられていた
2本の木が切り倒されました。
西側が急に明るくなりました。
きっと、これからは日当たりがよくなって
吉方位の西風が入ってくるでしょうね。
木漏れ日の小道にも
西日があたり、明るくなることでしょう。
西から幸運の風が入ってくるような予感がしてきました・・・
西の方位は、太陽が沈む方位です。
そして、金運・収穫を意味する方位でもあるようです。
西は、「収穫する」や「実を結ぶ」などを表し
「豊か」や「喜び」「繁栄」などを意味するんですって・・・
また、西は女性を意味する方位なのだそうです。
とりわけ主婦の運気を意味する方位らしいのです。
西の家相がよければ
家庭の主婦は健康で家事をテキパキとこなして
しっかりと家庭を守り
明るい家庭を維持するのだそうです。
なんと、良いことずくめです
なるほど、これでよくわかりました。
これまで運気がなかったのはこのヒバのせいだったのかな・・・(笑)
「人のせいにしてはいけませんね。」
庭師は、あまり変わらないよと期待してない様子です・・・
今年は、幸運の風に吹かれてみたいなぁ
今秋の紅葉の楽しみも広がってきましたが
なにより、私の運気が広がってきますように・・・
健康でテキパキと家事をこなさなくては・・・ね!
今日は、久しぶりに草木染工房がお休みです。
西の運気に向かい
まずは、部屋を片付けて
ゆっくりと穏やかに過ごしましょう。
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降りつもった雪がきらきら輝いて
心地よい朝を迎えました。
久しぶりに見る冬の日差しです
小屋には行けそうないし
かんじきもないし
灯籠の雪をはらい落としてあげることができないし
かわいそうな雪見灯籠です
小屋の前の山野草は雪の下でどうしているでしょう・・・
エンレイソウもナルコユリも
ズダヤクシュも大文字草も
クマガイソウもクリスマスローズも
雪の下でぐっすりと眠っているのでしょうか。
今日の草木染工房には
東京から素敵な女性がおいでになりました。
頭につけているのは
なんと紫根染・茜染のスカーフでした
素敵なこの女性の
お母様は草木染工房のお仲間です。
このスカーフもお母様が染められたもので
当地に古くから伝わる紫根と茜で染められたマフラーでした。
平安朝の格調高い優美な紫根染・茜染も
このようなおしゃれな使い方で
新たな息吹が吹き込まれた素敵なマフラーになるのですね。
さすが東京の女性と感激してしまいました
故郷の良さを発信したいので
工房に寄らせてもらったということをお聞きし
私のブログに写真を掲載することも快くご承諾くださり
とても嬉しく思いました。
地域の文化や誇りを堂々と胸を張って自慢できる
素晴らしい女性に出会えたことは
最高の喜びです
「故郷は遠きにありて思うもの」
それも良いのですが
「故郷は身近にありて思うもの、そして誇りに思うもの」
そんなことを教えられたような素晴らしい出会いでした。
素敵な女性との出会いに
たくさんのありがとうを・・・
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当市に古く奈良時代から伝わったと言い伝えられている
古代技法による紫根染と茜染です。
植物分類学の世界的権威者である牧野富太郎は
紫根染と茜染を
当市の染物屋に頼んで染めてもらい
娘さんに羽織を仕立ててあげたことを
「植物知識」に記しています。
草木染の命名者である山崎斌(あきら)さんも
紫草を求めて当地に足を運んだことがあります。
草木染の里として名を馳せていた頃に思いをよせて・・・
草木染工房には
高ちゃんの手によって染め上げられた
優しい色合いの茜染のコースターが並びました。
牧野富太郎は
茜染めの色は赤味がかったオレンジ色であるから、
あまり引き立たないがなんとなく上品であると
「植物知識」に記しています。
紫根染と茜染の装いを楽しむかのように
アンチューサとオニゲシの花が咲いています。
青紫とオレンジの花色が
初夏の癒しの庭で
ひときわ目をひいていました。
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癒しの庭の愛の女神
ヴィーナスから
世界中にたくさんの愛をお届けしたくて・・・
このヴィーナスは
孫のひなちゃんが誕生したときに
出会いの嬉しさが重なって
癒しの庭に迎え入れたものです。
どこに置きたいのかなど考えもしないで・・・(笑)
癒しの庭には似合いそうにもないのですが
今、ヴィーナスは
ひなちゃんのパパが
希望がかなったときに自分で植えた
ベニバナスモモの下に置かれています。
この木も12年経ちました。
ひなちゃんは、もう5歳になりました。
ヴィーナスの後方には
カシワバアジサイやフェンネルを
前にはアカンサスモリスやアルンクスなどを植栽しています。
アカンサスモリスやアルンクスも
草丈がのびてきました。
ヴィーナスに負けまいと頑張っているのでしょうか(笑)
ガマズミ野からヴィーナスの前に引っ越して
3年目でようやく花を見ることが出来たアカンサスモリスです。
草丈も葉っぱもダイナミックで
見ていると元気をもらえそうな感じがしてくる
アカンサスモリスです。
茜染の折り紙しぼりから
きょうの草木染工房はマリーゴールド染めへ・・・
初体験にしてはすごいですね。
若い人たちのパワーには
感心するばかりです。
ところで
郡上鯉のぼりの寒ざらしが始まったみたいです。
吉田川の清流で知られる奥美濃の小京都
郡上八幡はまだ手仕事文化が生きている町です。
吉田川を流れる冷たい雪解け水が
色を引き締め、褐色しない鯉のぼりを染める秘密なのだそうです。
そう言えば
南部の紫根染は寒中に染めると良い色が出る
と記録にあったと話していた沢口ハルさん。
だから、平泉中尊寺貫首さんの紫の袈裟を
この寒中に染めるのだと教えてくれました。
どんな紫色に出会えるでしょうね。
癒しの庭から
たくさんの元気のパワーを届けたいです。
世界中にヴィーナスの微笑みを・・・
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ナデシコやキョウカノコの淡いピンク色の中で
アンチューサの青紫色が
ひときわ目を惹きます。
サクランボの木の下で
ルピナスの花が咲き終わると
存在感をあらわすのが真ん中に咲いている
アンチューサ・アズレア
ピンク色のシランやフクロナデシコ
黄色のアルケミラ・モリスと優しい彩りで
癒しの庭はちょっと華やぎが増します。
アンチューサ・アズレアは
ワスレナグサに似た小さな青紫の花をたくさん咲かせ
アフリカワスレナグサの別名があります。
1.5メートルくらいの高さはありそうです。
耐寒性の2年草ですが
癒しの庭では毎年のように出てきてくれるので
大歓迎のアンチューサです。
このアンチューサはムラサキ科の植物で
同じムラサキ科には
ムラサキをはじめ
ワスレナグサ、ミヤマホタルカズラ、ブルンネラ
コンフリー、ルリソウ、ハナシノブなど
かわいい仲間たちが癒しの庭を彩ってくれます。
今日は、ムラサキのお話~
高貴な憧れの紫色におつきあいくださいね。
こちらは、相模原からお越しのルリソウ
癒しの庭に元気に根づいてくれて
鮮やかな青紫色を楽しんでいます。
こちらのノブドウの実は
ムラサキ科ではありませんけど
まるで宝石のような輝きで
ガゼボに彩りを添えてくれています
やはり「むらさき」といえば・・・
茜草(あかね)さすむらさき野行き標野(しめの)行き
野守(のもり)は見ずや君が袖振る
(額田王)
紫草(むらさき)のにほへる妹を憎くあらば
人妻ゆゑにわれ恋ひめやも
(大海人皇子)
絢爛豪華な万葉朝の情景を演出する
紫草(むらさき)です。
この白い花をつける紫草の根を使って染めるのが
紫根染
遠く王朝の香気がしのばれる美しい染め物です。
柊(ひいらぎ)さんの紫根染です
椿灰の先媒染が5回、紫根の染めが5回で
こんな高貴な色合いに・・・
クラシック音楽とギターをこよなく愛し
工房の若手のみなさんからは
草木染の神様と敬われている柊さんです。
優しく静かな音色を奏でるかのように
丹念に心をこめて染め上げた柊さんの渾身の逸品です。
絞りは初挑戦と言い、いつも謙遜なさいますが
圧倒されそうな深みのある色合いです。
この紫根染の染液は
みんなで栽培したムラサキを使って染めてくれました。
胸が熱くなる思いです
こちらの絞りもなかなかでしょ。
絞りを始めたばかりなんて信じられないくらい・・・
みんなの尊敬を一身に集めている柊さんの
ログウッドの絞り染め。
男性とは思えないおしゃれな
優しい温もりを感じる草木染です
今日の草木染工房には
素敵な仲間たち6人が集い
優しい和と輪のつながりがひろがりました。
崇高優美な憧れの紫根染と茜染を纏って
なまはげも心なしか奥ゆかしく
優雅な気分を味わっているように見えませんか・・・
いや、それはないか(笑)
ポチッと押してくださると嬉しいです。
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大寒の癒しの庭です。
毎日が真冬日で、暦どおりの寒い日が続いています。
寒さに加え、アルジェリアの人質死亡のニュースに
憤りで身震いしています
寒さもますます厳しくなって
これでは落ちた氷柱もしばらくは融けないでしょうね~
1年中で最も寒いこの時季の水
「寒の水」は
雑菌が少なく体にも良いらしいです。
「寒の水」で作られた味噌や醤油、酒は腐らないから
長期保存に向いている!
だからこの時期に作られるんですよね。
あっ!そう言えば、そろそろ、味噌造りを頼まなくては・・・
実家で頼むお味噌やさんはとても美味しいんです
玄関のグロリオサ
氷柱みたいに落ちそうな気配です
赤いグロリオサに元気づけられていたのに・・・
氷柱のように見えませんか?
草木染工房では
盛岡市からおいでになった方が
折り紙絞りを教えてくださり
みんなでチャレンジしました。
茜染の試し染めでは
真ん中のオーガンジーの小袋が一番濃い色に染まりました。
オーガンジーとは
平織で薄手、軽く透けている生地のことで
固い風合いと光沢が特徴です。
国際バラとガーデニングショーで求めたものです。
折り紙絞りは右上です。
雅な茜色に似たバラを思い出しています・・・
こちらの赤いバラ
名前がわからないのですが、
色合いに深みがあって気に入っているバラなんです。
これからは、あかねちゃんと呼びたくなりました
ノスタルジー(郷愁)
名前にも惹かれるバラです。
真ん中の白さとまわりの赤色が絶妙なコントラストで
目を引きつけて離しません。
オーガンジーの茜色は
優美なノスタルジーの世界を描いているよう・・・
ポチッと押してくださると嬉しいです。
よろしくおねがいします。
ハクチョウソウといわれる
この花、ガウラ
風に吹かれて揺れる様は
まるで白い蝶が優雅に群れ飛んでいるかのようです。
癒しの庭で
初夏から秋遅くまで
純白の可憐な花を次々と咲かせてくれて
長い間楽しませてもらいました。
ガウラの花言葉は
「繊細な心を傷つけない・神秘・舞姫」 です。
今、まさにこの地球で
耳を覆いたくなるような悲惨な出来事が
アルジェリアでおこって
同じ地球に住む人間として
絶対に許すことのできない怒りがこみ上げてきています。
この純白の花たちに
鮮血がこぼれ落ちることのないようにと
心から願っている癒しの庭の二人です。
白銀の世界から
清らかな白い花たちをお届けしたくなりました
「純潔」「威厳」「無垢」の花言葉がピッタリなユリです。
雪の白さに劣らない清らかな純白の花たち
心があらわれる思いがします
今日の草木染工房では
若いママさんたちが染め体験をされ
工房は、明るい活気で華やぎました
茜染の燃ゆるような色にも負けないくらい・・・
嬉しいことに
遠く調布やさいたま、盛岡などからもお客様がおいでになりました。
その昔、当市で古代技法を伝えた
染め工房で働いた方もお見えになって
紫根を搗いた貴重なお話もうかがうことが出来ました。
ありがたいことですね。
たくさんの元気をいただいております。
純白のお花
最後にお届けしたいのは
昔、子どもたちがホタルを捕まえて
この花に入れて遊んだことから名づけられたという説もある
この花、ホタルブクロです
うつむいて咲くその花姿は奥ゆかしく
優雅で品を感じます。
素敵なママさんたちのお子さんにも
こんな懐かしい遊びをさせてあげたいですね・・・
ポチッと押してくださると嬉しいです。
よろしくおねがいします。
阪神・淡路大震災から18年
希望の灯りがあかあかとともされ
力強く生きようとする遺族の方々の姿に
胸うたれた一日でした。
改めて追悼の意を表します。
今日も雪が降り続いています
こんな雪の日に・・・
空を見上げて、口を大きく開けていると
口の中で冷たい雪があっという間に融け出して
口の中はひんやり
そんな面白い遊びをやっていた頃を懐かしく思い出します。
今は暖かな部屋から
今日も、雪降ってますね~とつぶやくばかり・・・
小屋の釣灯籠まで隠れそうになりました
雪、雪、雪の癒しの庭です・・・
雪の白さに負けないバラを紹介したくなりました
グリム童話の「ホレおばさん」にちなんだバラ
フラウ・ホレです。
ドイツでは、雪が降ることを
「ホレおばさんが羽根ふとんを直している。」と言うそうです。
寝床を直すときに振るった布団の羽根の飛ぶ様子が
雪に似ているからみたいです。
フラウ・ホレ
真っ白な花びらが雪のイメージにピッタリなバラでしょ
四季咲きで花期が長く
濃緑色の照り葉が美しい
フラウ・ホレの
ひらひらと散ったはなびらが地面を覆う様子は
まるで雪化粧をしたかのようです。
癒しの庭に迎えてまだ1年ちょっとなので
株全体が雪に覆われるようにとはいきませんが
夏の日差しをあびたフラウホレの雪化粧は
なんとも言えないおもしい風景です。
雪と仲良く、今日は癒しの庭の白いバラを集めてみました・・・
グラミスキャッスル
プロスペリティ
レッチフィールドエンジェル
スプレーウッド
ペルテーダ
最後は、薄いピンクのオールドローズ
ブラッシュ・ノワゼットです。
たおやかにゆれる枝の上で
ひらひらと舞うバレリーナのような花を見ていると
うっとりしてしまいます
おまけで
ブラッシュ・ノワゼットも白バラの仲間に入れました・・・
ポチッと押してくださると嬉しいです。
よろしくおねがいします。
寝室のベゴニアが咲き出しました。
薄いピンク色のかわいい小さな花です。
お花のない癒しの庭に
精いっぱい頑張って咲いてくれたベゴニアに
小さな小さな春を感じました。
春の優しいバラ庭に思いを馳せています。
ヘリテージ
バラとアルケミラモリスとのコラボに
やわらかな春を感じました。
オルレアグランディフローラとの共演を楽しんで・・・
デルフィニウムやジギタリス、フロックスたちの彩りで
バラ庭は優しさにつつまれて・・・
癒しの庭に天使の像を迎える前のバラ庭です。
庭は変化しますね・・・笑
今年はどんな庭物語が待っているのでしょう。
このところ忙しくしていますが
バラ庭を少し考えてみたくなってきました。
春まだ遠い窓辺で
シンビジウムは
蕾がほどくのをじっと待っています。
がんばれ、がんばれ
みなさまにご心配いただいた庭師も
おかげさまで
やっと点滴から解放されて
快方に向かっています。
温かい励ましをありがとうございました。
草木染工房
ポチッと押してくださると嬉しいです。
よろしくおねがいします。