我が師、我が友庭師の長牛さんの石置き場がどうなっているか気になり訪れて見ました。10年ほど経っているのに石置き場は全くそのままででした。
北海道の「コタン石」、かなり上質な3品も健在でした。
コタン(古潭)の平石には、当時にかけた金属ワイヤーがそのままかかったままです。
この素晴らしい石は今後どうなるのでしょうか。
持ち主不在、連絡の取りようもありません。
入手したいのですが、勝手に持って来て犯罪です。
どうしようもなく、じっと見守るしかないのでしょうか・・・!
この石置き場の中に、長牛さんの彫った水鉢が埋まっています。
長牛さんが当市を去った頃からここに彼の作品がある頃は知っていたのですが、いまだにそのままになっていました。
これらの「コタン石」や「水鉢」は、我が家の庭にあってこそ「生きる」と思うのです。長牛さんが当市にお帰りになるまでおあずかりし、いらしたらお返しすることでも良いと思います。
長牛さんが我が家にいらして、新しくできた(追加した)裏庭を一緒にお酒を飲みながら見、苔はここまでこうはれば良いとか、様々の庭づくりの方法を話してくれました。
その日は秋もやや遅い日で「寒いね」とおっしゃるので、私のカーディガンをお貸ししたら、そのまま着て帰られ、そのままとなってしまいました。
私のカーディガンと交換にとは言いませんが、何か法律的に許される方法があったら、どなたかお教え下さい。
玄関前の白いツツジが満開になりました。
このツツジは、手前と奥の大きな部分の二株に見えるように作られています(本当は一株です)。
先日いらした仙台の庭師さん、石山さんが「小さい方のツツジは小さく刈り込んだ方が良いですよ」と教えて下さいました。その訳は玄関に入った人にはこの手前のツツジが邪魔して左奥の庭が見えないからと言うことでした。
「石のむろじ」の若旦那さんにこのお話をしたら、「刈り込まない方が良いのではないですか」と意見を述べられました。理由をお聞きしたら、「玄関に立った人に丸見えにするのではなく、玄関に入り進むと段々に良いものが見える方が良いのでは」という訳でした。
明後日はマロンさんがお友達と我が家の「藤の花」を見に来て下さいます。
明後日は玄関前のツツジも見て貰うことにして、明々後日(しあさって)には花もろとも刈り込もうと思います。
私は、基本的に庭師の石山さんの考えに従います。刈り込まないとよく見えないからです。しかし「石のむろじ」の若旦那さんの話されるように奥ゆかしくもありたいと思います。
結論
私はツツジを刈り込みますが、ほどほどに刈り込みます。見え隠れする程度に刈り込みます。庭師の私は、下の無駄な枝も取り除き、刈り込み面の曲線も見せどころになるように刈り込もうと思います。
花が終わってからでは、新芽の出が悪く(来年の花芽形成に間に合わない)なるので、可哀相でもったいないのですが、時には大手術も必要なのです