黄色いバラは、花屋さんがサービスしてくれたのだそうです。
おかあさんが黄色いバラも混ぜて花束を作って下さいと頼んだら、黄色いバラは3日位しか持たないのでということで、気心の知れた花屋さんはこれで良ければとサービスしてくれたのです。
NOBUさんが生まれた時、私は黄色いバラの花をたくさん抱えて能代の病院に行きました。その時に大きな花瓶も持っていきました。33年前のその花瓶におかあさんから頂いた花束を飾りました。
黄色いバラは、10日は咲き続けさせようと思います。簡単なことです。居間には置かず、床暖の入っていない玄関に置くのです。目標半月です。
さて、予定通り新安比温泉へ・・・・!
良い天気、道路に雪もなくらくらくと、到着するとまずは、「らくらく湯」へ・・・!
秘湯を訪ねる会の団体さん(15名位)以外にはお客さんはなく、ゆっくりと過ごしました。おかげで、ここの温泉のことが大分分かってきました。
新安比温泉内にある「らくらく湯」と「大浴場元湯」は違う源泉で、泉質も大分違います。
源泉には名前がついています。
「らくらく湯」は、源泉名が「平安の湯」となっています。
(1枚目の写真)
「大浴場元湯」は、源泉名が「安代の湯」となっています。
(2枚目の写真)
確かに、新安比温泉付近の国道282号線に立っている「新安比温泉」の広告には「安代の湯」と大きく書いています。新安比温泉内にあるスリッパ全部に「安代の湯」と書いています。
これでは「らくらく湯」がかわいそうです。
「らくらく湯」はあとでできた(掘った)温泉なのではないでしょうか。次回には確かめてみたいと思います。
泉質も違っていて、次のようになっています。
「らくらくの湯」:含二酸化炭素-ナトリュウム-塩化物強塩泉
「安代の湯」:含硫黄、鉄、-ナトリュウム-塩化物温泉(硫化水素型)
仲居さんが話すには「らくらくの湯は塩分の濃度が少ないのでやはり
元湯(安代の湯のこと)の方がいいです」と。
しかし、それは半分違うと思います。
成分濃度はどちらも34g/L位ととても濃く、塩分もそんなに差がなく、どちらも立派な高張性温泉です。
違いは、元湯(安代の湯)には硫黄が含まれていることです。鉄分も多いので使ったタオルは茶色に色が着いてしまいます。
元湯(安代の湯)の方が良いのは、仲居さんが言ったように塩分濃度が少ないからではなくは、含硫黄、硫化水素型など、温泉の良い所をたくさん併せもった温泉だからだと思います。
お料理も美味しく、暖かい部屋で、お風呂には今日は3回も入り、楽しく過ごさせて頂きました 。
私たちの部屋には、瀬戸内寂聴さんの色紙がかけてあります。
ホテル部の玄関脇には瀬戸内寂聴さんが開眼供養をした観音さんが建っています。
ここはどうにも瀬戸内寂聴さんとゆかりの深い温泉です。
近くの浄法寺町に瀬戸内寂聴さんが住職をしていた「天台寺」があります。
従業員の方に聞いたら、この温泉(ホテル)が出来た平成元年から5年間、瀬戸内寂聴さんが定宿にしていたのだそうです(瀬戸内寂聴さんは月に1回位、京都から通っている住職さんです。最近住職さんを止めました)。
その5年間の暇な折に色紙を書いてくれたそうで、館内には60枚位あるとのことでした。
私たちの部屋には、「美は乱調にあり」と書いてありました。瀬戸内寂聴さんらしいと思いました
瀬戸内寂聴と天台寺
瀬戸内寂聴の最近の活動