鹿角紫根染・茜染研究会で
郷土が誇る
伝統の鹿角紫根染・茜染の復活と伝承をめざし
一緒に活動している会員のお二人が
めでたくゴールイン
先日披露宴にご招待されました
新郎はユネスコ世界遺産大日堂の宮司さんのご子息で
新婦さんは大きなりんご農家のお嬢さんです。
新郎は
お祖父様が人間国宝の栗山文次郎さんが染めた
紫根染の袴をもっているので
いつか自分で染めた
紫の袴をはきたいと話されていました。
神社の周りから採集した茜で染めた新郎の染め色も
澄んだ晴れやかな色で
みんなと違う美しさを感じます。
新婦のお人柄がにじみ出た
絞り模様や刺繍を施したふんわりと優しい作品は
見る人の心をとらえてしまいます。
新郎の心を見事にキャッチして
お二人が佳き日を迎えられたことは
本当に喜ばしいことです。
お二人の披露宴は
人の絆を大切にした
心のこもった
素晴らしいものでした
幸せいっぱいのお二人が
準備してくれていた素敵なブローチです
男性には紫根染
女性には茜染のブローチを
160名の全員の胸に飾ってくれました。
新婦が染めて
新郎がブローチにしたプレゼントです
市長さんも教育長さんも
紫根染のブローチに大喜びされていました。
地元の銘酒千歳盛りで鏡開きが行われ
乾杯に振る舞われました。
新郎のお父様は
新郎が生まれたときに誕生を祝って詠んだ
お祖父様の短歌を3首紹介されました。
ご家族の深い愛情につつまれて
大切に育てられたことが伝わってきました。
新しい門出を祝って
研究会から祝電バルーンをお届けいたしました。
今頃 素敵なキャンドルが
幸せいっぱいのお二人の笑顔を照らしているかも・・・
最後の新郎新婦のあいさつで
お二人は
1300年前から続いてきた
大日霊貴神社(オオヒルメムチジンジャ、通称大日堂)の
伝統の大日堂舞楽と
同じく1300年前の奈良時代から伝承されてきた
鹿角紫根染・茜染の伝統の文化を
二人で大切に守り続けていきたいと話されました。
お似合いの素敵なお二人の
感謝と新しい人生への決意を伝える
心のこもった披露宴に
感動の一日でした。
幸せいっぱいのお二人に
来年3月に
花輪商店街のアーケードに
タペストリー60本をなびかせて行う
研究会のイベント
「伝統の紫根染・茜染彩る街」に
華やかな彩りを添えてもらいたいと
私の祝辞の中で述べさせてもらいました。
すると なんと
それに感激した方から
タペストリー60本を
無料でコーティングしてあげたいという
お話を頂きました
すごい、すごい
素晴らしい伴侶を得たお二人は
きっと豊かな人生を美しく染め上げてくれることでしょう
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