癒しの庭Ⅲ

集おう癒しの庭へ

敷石施工の打ち合わせ!

2008年07月31日 | Weblog

 

   今日はK氏宅で「石のむろじ」さんと打ち合わせの日です。私たちも隣の市のK氏宅にお邪魔しました。

   「石のむろじ」さんは予定の時間より早めにお出でになり(私も真似します)、敷石の見本を持ってきて下さいました。

          

    右側2個は私が持って行った鉄平石です。左4個が「石のむろじ」さんが持って来て下さったものです。右から4個は全て鉄平石ですが産地は不明です。業者の方は仕入れているので調べるとすぐ分かると思います。「丹波」の鉄平石はここにはありません。「丹波」の石はやはり値段が高いそうです。

  左から1つ目は我が家の玄関に使っている「琥珀石(中国産)」です。以前に「石のむろじ」さんが弘前の方(ご夫婦)を我が家の玄関の敷石を見せにいらしたことがあったのですが、このご夫婦は我が家の敷石と同じ「琥珀石」で玄関前を敷いたそうです。「石のむろじ」さんからその写真を見せて頂きましたが我が家の兄弟が出来たようで嬉しく思いました。

   左から2つ目の緑色の石は「スレート」だそうです。冬分は割れが入る心配があるのであまり勧められないそうです。

                      天然スレート(粘板岩)

                        スレートの活用例

    どうやら天然スレートは屋根材や室内の壁材に使われ、「黒鉄平石」と言われているようです。雪国の敷石には向かないようです。

         

    K氏玄関左側です。「石のむろじ」さんは真っ先に話されたことは、ここには背の高い落葉の木(例えば「ヒメシャラ」の株立ち)などを植え、その左からも右からも裏庭に入っていけるようにしたらどうでしょうかということでした。

           

      

         ヒメシャラの株立ち           ヒメシャラの花

   「ヒメシャラ」の育て方                                      雑木は自然樹形を保つから、飛び出ているのを切ってやる程度です。(三叉の真中の枝を切る)ヒメシャラもあまり剪定せずに伸ばして、自然に育てるのが良いです。短い充実した枝を大切に残してください。                               あまりにもごちゃごちゃしていたら、間引きします。内側に向かって出ている枝や、交差している枝を数本おきに切ると、スッキリします。剪定時期はいつでもいいですが、花の後がいいでしょう。株元から出ている細い枝はヒコバエといって、全部取ってください。取ってやれば、その分養分が上に行くから伸びます。

 

    落葉樹は他にも素敵な樹がたくさんあります。常緑樹だけの玄関前の植栽に「落葉樹」を加えることは、四季の変化を感じることができ玄関の出入りが楽しいものになると思います。

    「石のむろじ」さんは庭の寸法を測ったり、写真を撮ったりと大活躍で、後にデザインを持って来られることになりました。             「石のむろじ」さんはどんな提案をして下さるのでしょうか。K氏ご夫妻の期待に応えられるものであって欲しいと願います。

   K氏ご夫妻とともに私たちも楽しみに待とうと思います

 

 

 

 

 


ベニスモモの収穫!

2008年07月30日 | Weblog

 

         

   我が家のスモモの収穫期、今回もやや遅すぎたようで私たちが食べれることができるのは7個でした。小鳥たちが食べ残したのは6個です。しかし小鳥たちはもっと以前から食べていました。20個ほど実をつけていました。小鳥たち(ヒヨドリなど)は本当に熟した美味しいスモモを食べていました。小鳥たちがうらやましいです ・・・!

          

 

    今回収穫したスモモは「ベニスモモ(ハリウッド)」です。平成13年に購入した記念樹です。同時に「スモモ太陽」も購入しました。

 

                   

               ベニスモモ(ハリウッッド)                     スモモ太陽 

    今年は「スモモ太陽」は実を2個つけましたが熟するまでには至りませんでした。移植をしたこと、陽当たりがあまり良くなかったことなどが実らないことの原因かもしれません。庭師の出番、生け垣の剪定をしっかりし、「スモモ太陽」の春の開花、美味しい結果をきたいしようと思います。

 

          

   ポポーも2個実をつけています。樹の老化が進み結実数が減っていることは残念ですが次世代の樹2本が順調に育っていることは嬉しいことです。今年の葉の茂り方が立派なので来年に向けての樹の若返りも期待できそうです。私もあやかりたいものです。台風などの被害(枝が折れやすいのです)のないことを祈ります・

   

       

                

                          

 

                  

    我が家のガーデナーさんのお庭は「バラ」はお休みの季節になりましたが、「カサブランカ」が盛りです。側を通ると香りいっぱいです。

    もうすぐ「ノウゼンカツラ」の時期を迎えます

 

 

 

 

 


夾竹桃の植え替えをしました!

2008年07月29日 | Weblog

 

  今日は郷土史について問い合わせがあり、図書館附帯の史料調査室で調べものをしました。東京の大学生の方も卒論のための調査に見えておりご協力申し上げました。地元出身の学生さんです。しっかりと勉強を積まれ古文書も読める好青年で、出来るだけのご援助をしてあげたく思いました。励みになればと思い、卒論完成後は私たち(当市)の史談会や市文化財保護協会の研究発表会での発表などをお願いしたらとても喜んでいました。きっと大きく花開く日が来るように思えてなりません。

   我が家では、我が家のガーデナーさんが我が家では「ひなこちゃんのきょうちくとう」と呼んでいる夾竹桃(ピンクの花)と「のぶさんのきょうちくとう」と呼んでいる夾竹桃(白花)の植え替えを頑張ってしてくれていました。

 

                

   かなり大きめの鉢で、陽当たりを好むのでしっかり水を保てる土に我が家のガーデナーさんは植えてくれました。この二つの夾竹桃を見ていて不思議に思うことがあります。

        

     「ひなこちゃんのきょうちくとう」が初めて咲いた時の写真ですが、間違いなく「のぶさんのきょうちくとう(白花)」より背が低いのです。それが今回植え替えたのを見ると同じ背の高さになっています。

   どうしてそうなったのでしょうか、その理由を私は二つ考えてみました。

   その一つ目は、夾竹桃を調べてみると、「ピンクの花がもともとの原種で白花や八重の花は園芸品種」だったのです。差し穂が小さく若い枝を差したので一気には成長しなかったのですが、夏に向かい本領発揮、原種の強みを見せて背を伸ばしたのではないでしょうか。                                            理由の二つ目は、ピンクの花は一本仕立てですが、白花の夾竹桃は根元から二本仕立てになっています。二本仕立ての場合は両方に栄養を配分しなければならず背丈が伸び悩んだのではないでしょうか。

    二つの理由が合わさっていて、今後はピンクの花の「ひなこちゃんのきょうちくとう」がどんどん大きくなっていくと思います。今冬のこの二つの鉢は家の中で過ごします。来年の梅雨近くなったら、挿し木をし、ご希望の方にお分けしようと思います。

   ちなみに白花の「のぶさんのきょうちくとう」の親木はもう裏庭の花車の中にはありません。良く陽の当たる場所(やまっこ)に地植えされました。今夏はすくすく育つのですが今冬は試練の年となります。仙台あたりまでは地植えが行われているのですが、それ以北については分かりません。

   我が家には北限のお茶、北限のサザンカ、北限のポポー、そして今年から北限の夾竹桃が加わります。以前「イチジク」を植えたことがあります。冬を越すと地上部が枯れていて、春には新たな芽を伸ばすのですが、それを繰り返して結実を見ることはありませんでした。これから「イチジク」ももう一度植え、みんなをしっかり冬囲い(防寒)して育ててみようと思います。

  地球温暖化が進む昨今、密かな(BLOGに載せたら密かでないかな?)私たちの試みです

 

 

 

 

 

 

 

 

               

 

 

 

 


庭師はポポーの木、黒松2本の剪定!

2008年07月28日 | Weblog

 

              

   我が家の裏庭へ曲がった所にある「ポポー」がこれまで台風などで痛めつけられていたのですが今年は元気に葉を茂らせています。昨年は実が無かったのですが今年は2個程実っています。この木は行く先が短いことを感じてか5~6年程前から3本の実生の苗を育てています。一番小さい苗は「チャボヒバ」の根本間近だったので切ってしまいました。

         

    手前の1本だけ伸びているのと、その向こうの葉がたくさん茂っているのが実生の「ポポー」です。手前のポポーは7本位の株立ちになっていたのですが、1本立ちにしました。向こうのポポーも1本仕立てです(2~3年ほど古い)が芯(樹頂部)を止めて枝が広がるようにしています。りんごやなしなどで行う果樹仕立てです。

   親木のポポーが朽ちたときに、その子の2本の内のどちらに後を継がせたら良いのか迷います。考えた結果、手前の1本仕立ては無限に背を高くし、向こうの1本はみんなで収穫を楽しむように、どちらも大切に育てようかと思っています。

 

   松の木の剪定もしました。

       剪定後 →  

 

 

     剪定後 → 

 

   古い葉(2年目の葉)は抜き取って風通しを良くし、下枝にも良く陽が当たるようにするのですが、最低必要な分だけ抜き取っています。下枝に陽が当たらないとしっかりした(充実した、太くて元気な)下枝にはなりません。 

    芯(樹頂部)を整理してこれ以上は大きくしないで完成させま~~~す

 

 

 

 


あられこぼしを創る!

2008年07月27日 | Weblog

 

     

   先のポートランド市の庭園にもう一つの「あられこぼし」を見つけました。先の「あられこぼし」は色にも変化があって楽しみも多かった(色と形)のですが、こちらは色の変化はありません。大判の敷石や小さい敷石の組み合わせを純粋に楽しむ敷き方になっています。

   「あられこぼし」をつくるためには、まず単色の敷石を使うか、色に変化のある敷石を使うかを考えなければならないと思います。主庭までの園路は単色の敷石を、主庭には色に変化のある敷石を使うなどの使い分けも考えられると思います。

                       

    大きな敷石と小さな敷石をどう組み合わせるか、センスが問われます。

  さらに色を加えると・・・、創る楽しさが倍増します。

 

              丹波の鉄平石です

   

    

    「あられこぼし」ではありませんが、「丹波の鉄平石」にさらに大きな「御影石」の切石混ぜてあります。異種の敷石を混ぜたときには違和感を感じないような配慮が必要だと思います。

 

    まずは「あられこぼし」づくりの基本を・・・  

           白黒の写真ですが「丹波鉄平石」です

 

   石敷きの一種でその姿がいかにも霞が散ったように見えるところからこの名があります。主に大粒の玉石を、園路にこだわらず目地も粗く敷き散らしたもので、もっと大きい石を使ったばあいは〝あられ崩し〟と呼びます。本来は玉石を使ったものを指すようですが、張り石を使ったもの、すなわち不規則な曲線形の延べ段をも含めて〝あられこぼし″と呼んでいます。
 その姿や配石の調子をうまくやるには高度の感覚と技術が求められます。一見するとその形は、乱雑なようであり簡単なように見えるが、実はもっとも難しいもののひとつです。要は石を並べていくだけなのですが、空間をつくり出していくことが難しいのです。最初から空間をつくりながら、というのは難しいので、互いの石の関連性を考えながら据えていって、あとから石を抜いて空間をつくり出すと意外と形よくできるものです。
 石を扱う感覚はすべてに共通するものです。石組み、石積み、石張りと共通する感性があり、ひとつに巧みであれば他も同じようにうまいはずです。これは石を配するリズムが共通しているからです。あられこぼしは、その雰囲気が山路にあるような感じなので俺びた風情があります。飛び石とのつなぎや裏庭など、あまり格式ばらないところにつくるのが適当でしょう。つくるのは難しいのですが、十分に楽しみながらできる仕事のひとつです。

 

    こうしたお仕事のできる業者の方をうらやましく思います。業者の方にはより良い素材を選んで買い入れるという楽しみもあります。

   庭師としては一度は取り組んでみたい課題です

 

 

  


ウッドデッキを考える!

2008年07月26日 | Weblog

 

        (1)         

   一般的なウッドデッキです。地面からの高さがあるので子どもさんややお年寄りが落ちないように手すりが付けてあります。我が家のウッドデッキは高さはあるのですが手すりはつけていません。お年寄りや酔っぱらいさんは要注意です。

 

       (2)    

   高さはあっても、全体に一段低い段を回すと落差が少なくなり安全性は高まります。しかし、スペース的にも(広い空間があれば良いのですが)、経費的にも(お金に余裕があれば良いのですが)マイナス面があります。  

 

      (3)     

   思い切って高さを低くする方法もあります。この写真では部屋の中の床面とウッドデッキの床面がフラットになっているようですが、普通はウッドデッキを低くすると室内から一段下がってデッキ面に降りることになります。                      高いところが好きな人や室内との段差が気になる人は、(2)の方法か、我が家のように安全面はあまり気にせず高いままにしていても良いと思います。

            

       (4)      

   二部屋につながるウッドデッキは便利だと思います。奥の広いスペースがメインのウッドデッキで、手前の部屋からは幅60cm位の通路とすると、メインのウッドデッキまでの距離が近くなり、ウッドデッキが親しみやすくなると思います。

 

 

   (5) 

   私が今、高さといい、デッキ面には隙間がないことといい、角を切り落として視覚的に不要と思われる部分がないことといい、袴をはかせてデッキに厚みを持たせていることといい、土台部分がほとんど見えないことといい、色合い等々、理想とするウッドデッキはこれです。

  敷かれている敷石(やや明るめの)を歩いて来た人は思わず腰をかけてしまいたくなります。家の中から出て来た人は敷石(地面)に降りてみたいと思わせるウッドデッキです。敷石の向こうにはさらに見たくなるような四季ごとの花が咲いていたらより楽しいと思います。 

   さらに工夫すると楽しいウッドデッキを作ることができると思います   

 

 

 


鉄平石をどう敷くか!

2008年07月25日 | Weblog

 

    

   鉄平石を使った施工例2つです。このように真っ直ぐに石を敷いたものを「延べ段」といいます。

         

   昨日見つけたポートランド市(アメリカ)の日本庭園の真っ直ぐではないこの敷き方は「あられこぼし」といいます。巾が狭く長い園路には「延べ段」や「あられこぼし」が似合うと思います。

  私的には「あられこぼし」の方が好みですが、「あられこぼし」にすると両脇に雑草が出てきます。そこで一工夫、真ん中に「あられこぼし」をその脇には一段下げて鉄平石の小端(こば)を敷くとか、黒や地面の色に着色したモルタルを敷いたり、モルタルの中に黒っぽい砂利をたたき込むなどをしたら、除草も出来見ても素晴らしい「あられこぼし」の園路ができると思います。

 


 鉄平石については下記のHPをご覧下さい。

                  信州(長野県)鉄平石
                  同 鉄平石ってなあに・施工例 


   鉄平石の外材にはこんなものがあります。
                  
                  ジャワ鉄平石 
                                       その他の外材鉄平石


   鉄平石の値段の一例です。
                  
                  丹波鉄平石の値段
                                      その他の鉄平石の値段
                  
 
   「石のむろじ」さんが紹介して下さった「六方石」や「中国産青御影」は、ネットで探した限りでは「六方石」は日本庭園の景石(特に立石)に使われているようです。「中国産青御影」は主に「墓石」に使われているようで。

 

             六方石の立石

 

           六方石を使った露天風呂

 

                                                           その他の張石 

   「六方石」や「中国産青御影」はどちらも「石のむろじ」さんが敷石用に加工して持ってきて下さるのだと思います。以前京都の「小堀遠州」作といわれた庭に立っていたのはもしかすると「六方石」ではなかったかと今思っています。

   あの立派な「六方石」がどんな敷石にななるのか、「六方石」を使うと明るい庭になるのではと思うととても楽しみになります。

   地味でしっとりした和庭園も良いのですが、やや明るく清潔感がありそこにいると楽しい気分になる和庭園も良いのではと思うのですが、いかがなものでしょうか

 

 

 


敷石は何が良く、それをどう敷いたら良いのか?

2008年07月24日 | Weblog

 

   我が家の小屋の壁を塗って下さった「関左官工業」さんが鉄平石の工事を市内3カ所で施工したことを思い出しました。社長のUさんにお電話をしたら鉄平石があるということで詳しいことをお聞きしたく会社にお邪魔しました。

     

       

    右が関左官工業さんで見せて頂いた鉄平石です。

 

                

    関左官工業さんが市内で施工した鉄平石の敷石です。左端縦一列と右側の広い鉄平石の施主さんは違います。右側の敷石が先に出来、それでは私もとお隣のお店が玄関前に敷いたものが左側です。

  鉄平石は産地によって色や風合いが随分違います。市内の個人の住宅の玄関前に敷いているものを2つ見つけました。

        

                

   上の産地は良く分かりませんが下の鉄平石は群馬の青鉄平石(小端)だと思います。

  ネットでは、鉄平石は次のような物が見つかりました。

         信州鉄平石

        丹波鉄平石

             群馬青鉄平石

 

   まだまだ中国産やその他の物を探すと多様な鉄平石があります。値段はネットで簡単に調べることが出来ます。どんな風合いを選ぶかはお好みだと思いますが、石の大きさは大きい物と小さい物を混ぜた方が力強さや楽しさを感じます。

     

                浅間石の鉄平石(右側)

   こんな大きな鉄平石もあります。「石のむろじ」さんや「関左官工業」さんにもっとお話を聞きたくなります。

 

           

   敷く石が決まったらどう敷くかの問題ですが、私は下のポートランド(米国)の日本庭園に敷かれている(作者は新潟県出身)デザインが絶対に良いと思います。デザインはまずは自分で創作出来るまでは先ずは良い物を真似ることも大切だと思います。

   

   こうしたデザインを考えれる人、こうしたデザインのための素材(石)を集めることの出来る人になりたいものです。

   どなたか私に代わってお願いできないでしょうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今日はお庭の見学!

2008年07月23日 | Weblog

 

  昼近くにおかあさんのお友達ご夫妻が石巻市からお出で下さいました。遠路お出で頂き有り難く思います。そしてたくさんの美味しい竹輪をおみやげに頂きました。あまりにたくさんなのでお隣の市のKさん宅へおすそ分けをお持ちしました。Kさん宅は先日お庭の選定作業をお手伝いしたお宅です。

 

                 

   お庭の剪定作業が終わってから草取りさんを頼んで、完全に草取りをしたのですがもう草が出始めてと困っておられました。

   そして最近良いお庭を見つけたので見に行きましょうとお誘いを頂きました。お庭の見学は望むところ、早速Kさんご夫妻と私たち四人で出かけました。

   最初は十和田石を地面に敷いているお宅です。

 

        

   とても大きなお宅で玄関前はご主人が大理石のピンコロなどを使った敷石を設計されており、主庭は裏にありました。

       

   地面に敷いているのが十和田石です。十和田石は外壁や門柱、ホテルのお風呂場などに使われますが、部材の残ったものは砕かれて砂利状にして売られます。

                

   敷き詰められた十和田石の奥には広く松や伽羅、皐などの和庭園の設えが出来ています。ご主人にお聞きしたところ和庭園は以前にお父さんが造られたものだそうです(十和田石の下には除草のために肥料袋を敷いているいるそうです)。

   玄関前の敷石や玄関前左のバラのお庭、裏庭に十和田石を入れてコンクリートでテラスを作られた所などを見ると、日本庭園の方向ではなく洋風のお庭を好んでおられるよう思えます。ご主人はまだ若く、小さい子どもさんのためにもこうした庭の作り方も良い考えだと思います。庭の奥と手前で和の庭と洋の庭が住み分けています。和の庭に入っていける園路があると子どもさんにとってもより楽しいお庭になると思います。ちなみに我が家は、我が家のガーデナーさんの洋の庭は庭全体の左側に、そして和の庭は右側に住み分け、植栽などが混ざらないよう気を使っています。

          

   もう一軒のお庭はこちらです。こちらも広い庭でお聞きしたところによるとホームセンターで売っている「五色玉石(少し違ったかも?)」1袋378の石を20万円分ん買ってきて敷いたのだそうです(この石の下には除草シートなどは敷いていませんでした)。

                                       

  かなりご年配の方の自作のお庭だそうです。遠くから(道路から)も良く目立ちます。庭の奥には立石が2個、他は他は平たい大きめの石が5~6個配石されています。この庭は飛び石は打たれてはいる(千鳥打ち)もののほとんど歩く必要は無く家の中などから眺めるお庭のようです。

  2つのお庭をご案内して頂いて、作庭は自由に作られるもの、作る人の価値観に基づいて作られる個性的なものの感を強くしました。お庭はその家(家庭)に合った庭が求められるもので、庭師の私(自称)はご家族のためのお庭であり、他の方から見ても価値のあるお庭を考えていこうと思います。

   雑草からお庭を守るためには、モルタルや除草シートの上に砂利や十和田石や五色玉石などを敷く方法があります(一番安価です)。しかしこの方法には欠点があります。敷いた砂利の上に葉が落ちる木があれば落ちた葉はやがて腐葉土となり砂利は土になってしまいます。もう一つの方法は庭全面を敷石とし、落ちた葉は箒で掃いたり水で流したりしてしまう方法です。この方法の欠点は砂利よりも敷石は高価で、良い敷石ほど高価になることです。

   「石のむろじ」の若旦那さんに相談してみたら、「鉄平石」よりも「六方石」や「青御影(中国産)」が良いのではというお話でした。

  明日はこれらの石について調べて見ようと思います

 

 

 

 

 

 

 

 


ポリジの花が!

2008年07月22日 | Weblog

 

     今朝も我が家に初めての花が咲きました。ハーブの「ポリジ」の花です。

             

                 

   この「ポリジ」は6月3日に種を直播きし、寒冷紗で覆いをしていたら、6月8日に発芽したものです。種まきから50日位で草丈50cmほどの大きな株になりました。

   我が家のガーデナーさんのお話では、1年草だけど種がこぼれて毎年咲くでしょうとのことでした。水色のお星さん、毎年咲いて欲しいものです。

 

    「ひなこちゃんのきょうちくとう」は昼近くには4個の花が開いていました。

        

              

        

   よく見ると花茎のつけ根に3本の新しい芽が出来ています。ここから枝分かれをする予定のようです。下の方にも1本新しい芽が出始めています。さっそく我が家のガーデナーさんと植え替えようの鉢を買ってきました。2個買ってきました。白花さんも植え替えます

                                                    

 

    お盆の頃には枝もたわわに花が咲いていると思います。楽しみです      

 

 

 

 

 

 

 

 

 


待ちに待った夾竹桃が咲きました!

2008年07月21日 | Weblog

  

      

    我が家では「ひなこちゃんのきょうちくとう」と呼ばれている夾竹桃に初めて花が咲きました。

        

   「ひなこちゃんのきょうちくとう」と呼んでいるのは次のような訳があります。昨年8月21日ひなこちゃんに合いに行った帰り、秋田市広面の工藤さん宅に大きな木に綺麗に咲いていたる夾竹桃を見つけました。あまりに素敵なので我が家のガーデナーさんが「ご免下さい」をして差し穂を頂き挿し木をして育てて来ました。

   上の鉢の右半分の9本が「ひなこちゃん」のピンクの花の差し穂で、左の直立気味の4本が「のぶさん」の白い花の夾竹桃の差し穂です。「ひなこちゃん」の差し穂は1本だけ活着しました。「のぶさん」の差し穂は2本活着しました。

   「のぶさん」の夾竹桃はのぶさんが向ヶ丘遊園に住んでいた頃、アパートの向かいに盛大に咲いていた木から差し穂を頂いて、育てた夾竹桃です。 

                              

   こちらが「のぶさん」の白花夾竹桃の親木です。こちらからの差し穂からの挿し木も「ひなこちゃん」の花と並んで花を咲かせています。

                    

                        

                    

 

   今日は仙台のしょうこおかあさんとあゆちゃんが日帰りでいらして下さいました。あゆちゃんは我が家で一番涼しい小屋で勉強をしたり、砂紋を引いてくれました。なかなかに緻密で個性的な砂紋です。

           

   

 

   挿し木をした夾竹桃がまだ1年もたたないのに開花を迎えるとは驚きでした。花芽がたくさん付いていますし背丈もどんどん伸びそうです。

   我が家のガーデナーさんはこれまでに、鉢の様子を見て水やりをたっぷり与えたり控えめにしたりしながら置肥を月1回、液肥を週1回程度やっていたようです。また退院後は、冬の太陽がいっぱい当たるように置き場を調節しては細心の注意をはらって愛でながら育てていました。

   今度は少し大きな鉢に移植し、またまた大事に育ててくれることと思います。

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 


ハーブの収穫!

2008年07月20日 | Weblog

 

  ハーブの収穫が続いています。

        

   右から「チャイブ」「ロケット」「クレソン」です。「チャイブ」はネギと同じ扱いです。冷や麦などにネギの代わりに使うことができます。「ロケット」は胡麻(ゴマ)の味のするハーブ(野菜)です。マヨネーズでのサラダでも良いのですがゴマ味のドレッシングを使うとと良い具合です(当たり前かな!)。

 

  

    我が家のハーブコーナーです。ペイントで名前をつけてみました。この写真では18種類のハーブが見えました。

       

   ここは中央部分の背の高いレモングラス、背の低いローマンカモマイル、ネギのようなチャイブという具合です。

 

    おかあさんの実習レポート№108では、我が家のハーブが写真入りで(5ページ)に掲載されています。ハーブは78種類あるそうです。本当に良く集め、良く育て、良く記録しました。立派です。

 

            

   我が家で初の花が咲きました。「ルリタマアザミ」です。これから続く開花が楽しみな花です

 

 

 

 

 

 

 

            

 


クレソンの収穫!

2008年07月19日 | Weblog

 

   ハーブがたくさん収穫できています!

              

   まずは「クレソン」です。この「クレソン」は4月7日にスーパーから食用にと買ってきた1束の根を差して増やしたものです。

   我が家のガーデナーさんが(ハーブコーディネーターをめざして)これまでのその記録をレポートにしています。7月1日でレポートも遂に98枚になりました。

     

   これからはたくさんクレソンのお料理を食べることができそうです。クレソンは摘めば摘むほど新芽が出て、若くて柔らかいクレソンを食べることが出来ます。

                                    クレソンのレシピ                                                                                  クレソンの料理・育て方

 

                 

 

                         

 

   今盛りに咲いている花は「ベルガモット」、またの名を「モナルダ」、和名は「タイマツバナ」だそうです。「タイマツバナ」という名前が覚えやすいですね 

 

 

 

 

          

 

 

 

 


我が家に新たに参加した植栽!

2008年07月18日 | Weblog

 

   一昨日西目方面(岩手県八幡平市)から買ってきた花苗等は15種類あり、昨日植え込みました。そして昨夕は大量の雨が降りました。

 

                 

  朝起きると、大雨の中で花が咲いていました。米の名前と同じ「ヒトメボレ」です。花芽がたくさん付いていたのでウッドデッキからよく見える近くに植えました。あまり背が大きくなるようであれば背をつめるか移植をしようと思っています。

         

   まさに名前のような花で、今後もたくさん咲きそうで朝起きるのが楽しみです。

 

  もう一つ、私のお気に入りがあります。

             

   「アブチロン」です。我が家にはこれまで4種の「アブチロン」ががあるのですが、斑入りの葉の「アブチロン」はありませんでした。アブチロンは地植えでは冬越しができないので鉢植えにし、冬期間は暖かい部屋で冬越しをさせます。そうすることで年中花を楽しむことができます。鉢植えが多くなり過ぎると冬に私たちの居場所が無くなって困るのですが、今冬は斑入りの葉も含めて5種の「アブチロン」を楽しもうと思います。

 

    15種の新しい仲間の一つはこんな花を咲かせています。

       

    これは樹木です。2m位の背丈になるそうですが今は1m位しかありません。我が家のガーデナーさんは、珍しい花なので遠くから見える山(平成新山)に植えました。平成新山は、裏庭にモルタルを塗りその上に砂利(青森県平川産)を敷いた時に出た土で作った山です。私たちはこの山を平成新山と呼んでいます。

   ここに植えると玄関からも見えることになると思います。

      

  この樹木は「ケファランサス(アメリカタニワタリノキ)」というのだそうです。寒さに強く、日当たりの良い所を好むそうです。一説には背丈が5~7mにもなるというBLOGもありました。

                         ケファランスのBLOG(1)                                                                                                 ケファランスのBLOG(2) 

 

   平成新山の除草、グランドカバーの植栽も急がなければならなくなってきました。頑張ります

 

  

 

 

 

 

 

 


市の文化財が消失しました!

2008年07月17日 | Weblog

 

   15日、私たち市の文化財保護審議会のメンバーは八郎潟ハイツでの県主催の研究協議会に参加したのですが、その前夜当市の39の有形民族文化財指定のうちの一つが14日の夜消失しました。

               

   私は15日市役所に集合した10名の方にお願いして、火災のあったお堂を確かめてから八郎潟ハイツに行きたいと提案、15分ほど火災現場を確かめることができました。

  消失した市指定の文化財はこちら、市内常照寺の「虚空蔵菩薩」像です。

         

                           虚空蔵菩薩とは

  この仏像は現在の月山神社が江戸時代は真言宗のお寺で、そのお寺のご本尊であった仏様だったのです。私にとっては明治初年の廃仏毀釈によってお寺さんが神社さんに変えられた(明治新政府の国策)、常照寺に移されたことを示す貴重な仏様なのです。

   この仏様が、こともあろうに月山神社の例大祭の日に火災に遭い消失したのです。常照寺さんはお寺さんとは別個に小さいお堂を建ててその中に虚空蔵菩薩様を祭っていて、月山神社の例大祭の日なのでお堂を開帳し、ろうそくや線香、マッチ等を置いていたのです。 

                   

   焼け残った虚空蔵菩薩さんの台座です。右には厨子の金具等が置いてあります。いくら探しても仏像の焼け残りは見つかりません。もしかしたら焼けずに残っているのではとも思ってしまいました。

   火事の原因はいくつか考えられているようですが、真因は是非知りたいものです。

 

                 

 

  虚空蔵菩薩様の周りに焼け残った仏様が並んでいました。とても貴重な仏様を失ったように思います。

  虚空蔵菩薩様は、智慧や暗記力ばかりか、あらゆる財宝を得られる功徳、所願成就の功徳があるとされる仏様です。

   私の知恵や暗記力などが失われはしないかと心配になりました