同級会は面白い。昨夕の同級生の忘年会には11人が参加、異なった職種の人が集まりました。
私たちの年齢になるとそれ相当のPROになっています。
鉱業、農業、商店主、保険屋、理髪屋、ケーキ屋、海外で長い間仕事をしてきた人、教員、等々、今日は参加していませんでしたが和尚さんが2人、残念ながらお医者さんは居りません。
各種のPROの話は本当に面白いです。趣味のPRO(登山家?)もいます。そうした方のお話を聞いたり、話したり昨夕はとても勉強になりました。
さて、温泉に行ったので(日帰り送迎あり)温泉のお話です。
夏頃は「大葛温泉」が込んでいる時は、すぐ隣のこちら「ベニヤマ荘」にお邪魔していたのですが、その後お湯の出口のライオンの口の周りが随分白くなっています。石膏がたくさん結晶しているのです。夏の2倍程に付着しています。
定期的に取り除いているのだそうです。それでもこれほどに結晶するのは温泉の成分濃度が濃いのです。
同級生11人が宴会前に一斉に入浴したのですが、友人の1人が「ここから出てるのは熱いお湯だや」と教えてくれました。
このライオンの口の直下、お湯の中にパイプの出口がありそこから熱いお湯がたくさん出ています。ライオンの口からもお湯が出ていますが、下のパイプから出ている方が熱いのです。
以下がこの温泉のデータです。
カルシウム-硫酸塩泉
42.0℃
pH=9.1
220L/min(動力)
Na=100.6mg K=3.5
NH4=1.6 Mg=24.3 Ca=421.1(76.18mv%)
Fe2=0.4 F=3.3
Cl=115.2 Br=0.2 I=0.1
SO4=1153(86.59) HCO3=6.1 CO3=6.0
(S56.4.17)
旧泉質名でいうと「石膏泉」です。お湯の温度は42,0度とありますが、冬季分は加温しているという表示もあります(職員に聞いたら10月から加温していますということでした)。
ここの源泉ははるかに遠く(400m位)にあり、動力揚湯で高いタンクに上げています。その為、お湯の温度が下がります。夏分はぬるいお湯だと思ったのですが、昨晩は程よく熱い温度でした。
ライオンの口からは夏分と同じように源泉が入っていて(ぬるい)、その下の出口からは加温したお湯(あつい)が出ているのです。
加温することで42度位まで温度が上がり、温泉成分の豊かさが生きてきています。pH=9.1は弱アルカリ性で、入ると肌がすべすべした感じがあります。
加温はしているけど、加水はしていないので冬分の方がこの温泉は良い結果となっています。
湧出量は220L/min(動力)で男女の2つの浴槽に、いつも行く大葛温泉は500L/min(動力)ですが男女の浴槽2つと、他に上がり湯2つにも分けているので、見かけ上ほぼ同等の湧出量です。
古遠部温泉は500L/min(動力)は、男女の2つの浴槽に分けているだけなので、倍の湧出量、大量のお湯が出ているように感じます。
ここ「ベニヤマ荘」の温泉は、加温している期間は良い温泉です。 上がって肌が乾いてから、肌をなめるとかなり塩味がします。石膏泉に加えていくらか食塩泉の感じもあり、昨夕の2次会中も湯冷めすることがなく、楽しく過ごせました。
市直営の温泉、忘年会などの宴会がない限り、あまり混んではいません(失礼)。もう一度確認に行きたい温泉です。
本日午前10時、「石のむろじ」さんからokuseさんが来て下さいました。排水の悪い所に穴を開けに来て下さいました。電動ドリルで一生懸命、10ヶ所位あけて下さいました。
この1.5cm位の穴は地中の土につながっています。やがて落ち葉や土、ゴミなどで詰まってしまうでしょう。そうしたらどうしたら良いのでしょうか。
間違っても割り箸など、木製のもので突っついてはいけません。折れたら余計穴を詰まらせてしまいます。
我が家の小屋に古い火箸がありました。これを差し込みます。火箸でなくても5寸釘(15cm位の長さの釘)打ち込んで、釘抜きで抜くと排水溝は復活します。
庭師はいつも、最良の方法を考えています。
今後は、5寸釘以上の太い手頃な金属の棒を探しましょう。
あるのです。
鉄筋です。
長い鉄筋の棒を探して見ましょう。
でも、老人になった時は5寸釘を金槌で打ち、釘抜きで抜くのも良いかもしれません。
とっても排水が良くなりました。
「石のむろじ」の若旦那さんのご配慮に感謝します。
満足しています。
有り難うございました