智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

家物語14、収納、ダニよ、さらば~

2013年10月07日 | 家の設計、インテリア
旧宅の荷物を大処分した折、古い荷物に、ダニ・ノミ・南京虫もついていて、

夫婦共、全身に赤い噛跡と強烈なかゆみに襲われ、バルサン13個で退治した苦い経験から、

新居で、将来同じ思いをしないよう、

何を どこに どのように収納するか、どうメンテするか、

スケッチ帳に具体的に描いて、検討しました。


老後を見据えて、高所・屋根裏収納など、出入れの不便な収納を避けました。

納戸にも窓を設け、換気に配慮しました。

湿気の無い晴れた日、私は全ての収納扉を開放して、空気を入れ替えます

ぎっしり詰まると、風が入らず湿気がこもり、ダニの巣窟になる悪循環が始まります。


そこで、まず押入れ・クローゼットの寸法を考えました。

「半間」は、座布団の両サイドに適度な隙間ができて、風通しよく、適切な幅です。



伝統的な「一間の押入れ」は、布団を収納しにくい、と感じたこと無いですか?


「一間」は昔の間尺で、今の布団は昔より大きいために、納まりが悪いのです。

今の布団を、上記のように、両サイド程よく隙間をあけて、収納するには、

120cm幅の押入れをお勧めします。



次に、日常の細々したものを、どのように整理するか?

夫は整理整頓が、大の苦手で、片付けは全て、私の担当です。



リビングという夫婦共有の場に、共有の細々したものを、属性ごとに棚を分け、

薬の棚、文房具の棚、旅行の本の棚、など大きく分類し、

これなら夫も迷わず探せて、元の場所に「適当に」戻せます。


この棚、リビングから見ると


裏へ回ると、


奥行き120cmの空間を、廊下側90cmと、リビング側30cmに分けました。

奥行きが深くても、奥の荷物は、取り出しにくいものです。

廊下側には、コート、オーバーなど外出着を収納して、便利です。



さて、家が完成し、アパートから戻るときも、バルサンを焚き、

布団と座布団を全て、クリーニングで殺菌処理もして、入居しました。

ダニよ~~~さらば~~~~