智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

釣りバカ 茅ヶ崎で海釣り

2013年10月16日 | 釣り吉さん
我が家の「釣りバカ」さん

先の日曜日、早朝3時に家を出発して、茅ヶ崎へ海釣りへ行きました。

船元は、「沖右ヱ門丸」で、鯛を狙う!とのこと。

「おう、朝も早いし、おまえ、実家に泊まってきたら・・・」など、

自分ひとりで遊びにいくバツの悪さからか、こんなときに「実家」を持ち出す、変な人でもある。


それで私、土曜から月曜まで、実家の甥っ子を相手に遊んで、月曜昼過ぎに戻ると、

なんだか家中が静かで、居るのか居ないのか、分からない気配・・・・

事務所を見ると、片づけする「釣りバカ」さんの姿が。

声を掛けると、おおびっくり、の様子。


ムスッとしているので 「何が釣れたの?」 と尋ねると、

夫、うつむき 「何にも、釣れなかった」

私、拍子抜け 「えっっ!!!6時間も舟に乗って、何にも???」

夫、口を尖がらせ「小さいアジ3匹。先生にアジあげた。ウチはアジはいらないからって」

私、内心、よく分かっているじゃない・・「他は?」

夫、そっぽを向きながら「手のひらより小さいカワハギ。小さいから海に戻した・・・」

私、少し可愛そうになって「先生は、釣れていたの?」

夫 「先生もあんまり・・・それで、次は千葉で、ヒラメを釣ることになった」目が光る

私 「はあ・・・」

  「それにしても、6時間も、釣れないと 眠くならないの?」

夫 「いろいろ、やることがあって、忙しい」

聞くところによると、食い逃げされたり、隣人の釣り糸に絡んだり、「いろいろ」忙しいらしい。

私 「なんだ、夕食のオカズ、魚があると思って、何も買って帰ってこなかったよ」

とまあ、冷蔵庫の中身でオカズを工面し、更に、ネットで釣りのサイトも紹介すると、

夫は サイトに食らいついて、見入っていました。


私も、夫の背中から サイトを拝見しましたが、

釣りの「聖人」は、「幻の」希少の魚の、過去の他人の実績より「大きさ」を求め、

釣った魚の、その後には 触れていません。

そんな「巨大魚」を釣って、魚市場に売れるのか?

裁いて、近所や親戚に配っても、余りある量、どうするのか?

どんな味なのか?一切、触れていません。

男の狩猟本能を満たすために、その魚の命は粗末に扱われてはいないか・・・?


次回、千葉へ向かう夫には、「命を粗末にしないで」と伝えるつもりです。