智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

庭物語、季節は巡る、アプローチ周り、

2013年10月10日 | 庭、四季の花
庭作りは、私にとって「生きた証」。



地主の家に嫁して、家も土地も全て夫のもの。自らの拠り所ない「所在感」のない中、

「家」と「庭」の形、造形美は、唯一、生み出したもの。

私が、この世に生きた証


我が家に訪問されると・・・

まず、手前に富士山の溶岩、山麓植物のハイビャクシンや芍薬、奥にシラカシ

延段に沿って歩を進めると、季節折々の花が咲き


玄関前の踏み石から、南の庭を眺めると、


秋は、温州みかん、柚子、夏みかん、カボス、スダチが彩りを沿え、


庭を西に向かって巡ると、

石がモザイクのように敷き詰められ、

春にはマロニエとツツジが咲き


夏には、シラカシの大木に、カブトムシがやってきて、

蝶、カナブン、ハナムグリが競争して樹液を吸っています。



嫁いで7年、毎年GWと9月連休に、夫と共に喧々諤々、汗を流してきました。

夫は、造園植木業者ですが、顧客のために「造園」をしたことがありません。

大径木をロープワークを駆使して剪定する、特殊技能を売りとしています。

私は、かって、お客様のために作庭をしてきましたが、

今は、自分たち夫婦のための作庭のみ、行っています。