智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

釣りバカ 海釣りデビュー

2013年10月13日 | 釣り吉さん
9月の終わりの日曜日、夫は「釣りの師匠」と共に、東京湾へ出掛けた。

私は、「男同士、楽しんでいらっしゃ~い」と見送った。


朝4時起床、8時には海の上で釣り糸を垂らし、

釣れるわ、釣れるわ、マアジの子供達・・・・

夕方4時にオカに上がり、大漁に意気揚々と携帯に連絡が入り、

6時に、師匠宅でアジの裁き方の数々を、私も参加して教わり、

夜7時から、自宅の台所で、夫が裁き、私が唐揚して、南蛮漬けを作り始めた。

途中、刺身をつまみ食いをした当たりまでは、良かった・・・・


8時小休憩をかねて、ご飯と揚げたてアジをいただくが、夫は食さず作業を続ける。

9時半には、立ち尽くめの私は、腰痛が我慢できなくなり、ギブアップ宣言。

夫の顔は険しくなり・・・・

夫は10時過ぎに、ようやく100匹超の小あじを裁き終えた。


私、「こんなに沢山、いったいどうするの?南蛮漬けも限界だよ」

夫、ブチギレタ様子で「なら、捨てればいい!!!」

私、「命を奪っておいて、捨てるなんてありえない。冷凍保存だよ!!!」

とジッパー袋に入れさせ、冷凍保存した。


タバコを吸った夫が、アジは食さず、カップラーメンを食べたい、と言う。

私、「先生は6人家族だから、100匹釣っても、食べる人がいるからいいよ!」

  「私達、二人なのに、こんなに大量に持って返ってどうするの?」

  「近所に配ったり、従業員に配ったりするわけ?」

夫 「皆、欲しくないよ・・・・」

  「釣りが趣味になれるかも・・・と思ったのに・・・」としおらしくなったので、

私 「次回も行けばいいよ。釣る量を考えて、楽しんで」と提案すると、

夫 「釣り始めると、夢中になって、止められない」

私 「先生と競っているんでしょ」 とズバリ指摘すると、

夫 「うん・・・」

私 「持って帰ったら、それが無くなるまで、夕食で食べ続けてね」

  「次回は、先生みたいに、独りで裁いて頂戴。私は、煮たり焼いたりはするけど。

   先生の奥さんも、大量に持ち帰られて、うんざりして手伝わなくなったのよ。」


3日3晩、アジの南蛮漬けを、夕食の一品に出し続けた。

もちろん、肉料理も添えてはいるが、飽きるのは、いたし方が無い。

4日目雨の日、従業員が事務所で作業しているので、おやつに南蛮漬けを出してみた。

皆、「おいしい」と鍋は空になり、冷凍アジを自宅に持って帰ってくれた。

さて、皆が食している間、先日の7時から10時まで裁き続けた話をすると、

夫が「オマエは休憩して、夕食を食べたじゃないか!」とイヤミを従業員の前で言う

私は「アキヒコさんは、釣りで楽しんで来て、私は、後始末を手伝ったのに、

  休んだ位で、イヤミを言うの? あのとき、アナタ逆切れしたでしょ?」

と、公開の場で反論したら、ぐうの音も出ない。


その後、夕食のとき、逆切れのいいわけに

夫は 「オレが釣りに行ったのは、お前がアジが好きだって言うから・・・」

私は 「私はアジが好きだけど、食べられるのはせいぜい、二人で10匹が限度。」

   「それ以上は、あきちゃんの 道楽でしかないでしょ」

   「今は、アジを見るのも、魚を見るのも、うんざり。」

   「次回は、持って帰る量を考えて。私は、一切手伝わないから」

   「部屋中、血生臭くなるから、事務所の流しで裁いて。台所は使わないで」

と念には念を押しておいた・・・・


そして、今日 茅ヶ崎から ~~~ 舟は出る~~~~

~~~ 夜 ~~~ どうなることやら ~~~~