走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

由良・泊公民館夏休み合同企画

2009年07月16日 17時21分24秒 | その他
 松山市の高浜港沖に興居島という島があり、そこには由良公民館と泊公民館という二つの公民館があります。
昔は、活気に満ちた元気な島だったのですが、人口流出に歯止めがかからず人口も減り続けています。

 そうした中、二つの公民館は力をあわせて合同の事業を増やそうとしており、とくに由良公民館の石丸公民館主事は積極的に仕事をしています。
一方の泊公民館の吉岡公民館主事は、この4月からなのでおそらくやること全てが始めての体験のため戸惑うことが多いと思いますが、そこは石丸くんが上手にアシストしてくれています。

 今までどうしても自分の持ち場だけで精一杯で、孤独感が拭い去れない職場が互いに助け合うことで補完できると思っていたのですが、それを形にしてくれ始めています。
最初は、かえって負担が多くなるかもしれませんが、がんばって欲しいと思います。
 課長は、そんな前向きの君たちがとっても好きです。


 ◆7月22日 手作りセッケンに挑戦!!&皆既日食を見よう!!

 ◆7月29日 藍染ハンカチづくり

 ◆8月12日 勾玉(まがたま)作り&なりきり古代人

 ◆8月18日 中村さんちの料理教室

 夏休みです。子どもたちに向けた事業をやってくれること。本当に頼もしいです。


人権啓発推進員養成講座

2009年07月15日 23時58分02秒 | その他
 今夜は、中央公民館(新玉公民館の3F・4F部が中央公民館です)で、上記の講座を受講してきました。

 講演講師は、松山市人権啓発推進講師・食育アドバイザーの中村和憲(松山市小中学校連合会長)さんでした。
 内容は、「命をつなぐ」でした。

 話に先立ち、「食」は「人」と「良」の組み合わせによって成り立ちますというお話から入られました。
中村さんらしいお話が続き、なるほどなるほどと感心しながら、そのお話に吸い込まれていきました。

 中でも「自分の命をくれた人がいる」というくだりは、内心「そうだそうだ」とつい思ってしまいました。

 また、その土地で育った食べ物が栄養価も含めて大変よいということを「風土」は「Food」とおやじギャグ(ごめんなさい!!)を織り交ぜながら、後に残っていく話をたくさんしてくれました。

 そして、「火を使わない簡単ふりかけ」など手料理がテーブルの上に置かれ、話を聴きながら好きに食べてくださいという配慮、とってもうれしかったです。
これで温かい白米があったら最高!!

 なんだか人権講座でないような感じでしたが、食べることによる「生きる」大切さから、最後はきちんと人権の大切さを話しておられました。

 中村さん、お連れ様でした。 

桑原放課後子ども教室 説明会

2009年07月15日 22時42分25秒 | その他
 今日は午前中に桑原小学校に放課後子ども教室の説明会に行ってきました。
今日の対象者は、学校関係者のほかにPTA会長など役員の皆さんでした。
ほとんどの方が、放課後子ども教室の内容を知らないということで、事業の経緯や他事業との相違点について説明させていただきました。
 立上げには越えなければならない課題がたくさんありますが、ぜひ乗り越えて開設していただければと思っています。

 私たちも、まず児童クラブのないところから放課後子ども教室を開設してきて、第二ステージとして児童クラブが(子どもたちを)吸収できなくなっている地区での開設を目指しています。

 そういう意味では、ぜひ実現していただければ、何よりも子どもたちのためになります。
 よろしくお願いします。
  
   

ためになる本

2009年07月14日 22時18分40秒 | その他
 今日、職場に前・堀江公民館長の久保田公夫さんが尋ねてきてくれた。

 お土産は心待ちにしていた本である。
 タイトルは
  「坂の上の雲をみつめての生涯」
   ~正岡子規と秋山好古・真之兄弟の生きざま~

 添え書きに「素人による素人のための庶民版」と書かれている。
久保田さんらしい。

 すでに正岡子規編と秋山好古編はそれぞれ出来上がっており、面白く一気に読んでしまった。
 最終の秋山真之編が早くこないか、心待ちにしていたところである。
 最終編が来るまでに時間があったので再度読み返し、好きなフレーズの頁に付箋を貼った。
付箋がいっぱいになった。

 実は、これから取り組もうとしている「夢・紙芝居事業」は坂の上の雲の登場人物にスポットをあてて、一人一編づつ紙芝居をつくろうと思っている。
しかし、製作までにそれぞれの人物像をしっかりと押さえ込まなければならない。
 そういう意味では、久保田さんの本は非常に参考になる。

 そのうちに正式に許可をいただき、原作をお願いしたいと思っているが、久保田さんにお願いするもう一つの利点は、久保田さんが「語り部」になってくれることである。

 そして、ここから地元の偉人ごとの紙芝居ができ、それがいつか映画になると楽しいだろうなと勝手に想像する私がいる。

たちばな小学校放課後ども教室説明会

2009年07月11日 23時52分25秒 | その他
 今日の第三弾は、たちばな小学校で放課後子ども教室についての説明会です。
 今日参加されたのは、PTA役員の会長や副会長、校長、教頭の皆さんでした。

 前知識がまったくない方々でしたので、ゼロからわかりやすく説明をさせていただいたつもりです。
スタッフの調達や240日運営するためのメニュー、また参加した子どもたちのクレーム対応、負担経費の問題など、かなり現実的な質問が出たと思います。
 このようにたくさんの質問が出るときの方が、可能性が高いと思っています。

 ただ、今日も痛感したのは、「持続可能な放課後子ども教室」についてしっかりと基盤整備をする必要性を痛感しました。

 

 

 

素鵞公民館の地引網イベント

2009年07月11日 23時30分13秒 | その他
 本日、第二弾は伊予市森海岸であった素鵞公民館の地引網イベントに参加してきました。
立岩からの移動でしたので到着した時には地引網は終わっていて、すでにバーベキューが始まっていました。

 参加者は素鵞公民館の家族の他に東雲地区の家族の方々も参加していました。
もともとこの事業が素鵞と東雲地区のおやじの会から生まれたということで、いまだにこの事業では交流があるそうです。


 また、午前中はあいにくの雨まじりの天気のためできるのか心配していたのですが、小降りになりましたので実施したそうです。

 海岸の方へ出ると、少し肌寒いと思ったのですが、元気に泳いでいる子どもたちがいました。
どうせ濡れるのだから子どもたちには関係ないか...

   

   

   

   

生まれました-おめでとう!!

2009年07月09日 22時07分22秒 | その他
 部下の岩口君に待望のベビーが生まれました。
彼から報告のメールが写メ添付で送られてきましたので紹介します。

 本日午前9時45分
 無事3600グラムの
 おっきなベビーが誕生しました。
 名前は愛です。
 母子ともに元気です。

 彼は今日からまた一つ飛躍してくれることでしょう。
 愛ちゃん、元気で大きくなってください。
 本当におめでとう!!
 

雄郡っ子クラブの開設

2009年07月08日 20時41分51秒 | その他
 今日は、雄郡小学校で放課後子ども教室「雄郡っ子クラブ」が開設しました。
 山内教育長が開設式に出席していただいたのですが、私はちょうどその時に中央公民館で松山市公民館連絡協議会・第2回理事会に出席していたので、参加できませんでした。
担当の山本彰一君や立石先生、野田先生に、そちらの方は任せました。

 この教室は、なかなかスタッフが見つからず(立上げに)苦労をしたのですが、地域外からの応援スタッフを確保でき、それからは一気に開設まで進みました。
 このことからも、中心部だからスタッフが揃うかというと、かえってボランティアスタッフの確保が難しいとう課題が生まれています。
中心部はマンションなどの集合住宅が増え、それにモータリゼーションの発達が追い討ちをかけたため、住民の地域に対する帰属意識はより希薄化する現象が顕著に現れており、深刻な問題として受け止める必要があります。

 人口減少化社会になった我が国では、高度成長期の人口が増加していた時代につくりあげた行政区域ではうまく機能しない分野も出始めているような気がします。
子どもたちのためには、常にしなやかに物事を進める必要があると感じた出来事でした。

スウェーデン発 音楽療法のブンネ法

2009年07月07日 19時59分53秒 | その他
 スウェーデンでは障害者ケアや高齢者ケアの機能訓練方法として、音楽療法が発達しています。

 このことについては、松山在住のビョーン二神さんから話を聴き、前々から興味を持っていました。
そして、今日、彼からその情報を提供するブログ(http://www.japan-sweden.com:80/?p=141)を立ち上げたとのメールをいただき、さっそく見てみました。以下、彼の文章から説明させていただきます。


 スウェーデンの音楽療法士ブンネ氏は、ブンネ法という障害者や高齢者のためのケアとして楽器を活用した機能訓練手法を確立しました。
彼は、そのために独自の楽器も開発しています。

 楽器は数種類あり、そのコンセプトは「みんなの楽器」です。

 障害者や高齢者がギターやフルートなどの楽器を弾くのは無理があります。
 例えば普通 のギターでしたら、若者でも数週間が練習が必要です。
80歳のおばあさんやおじいさんにはちょっとハードルが高いと思います。
この楽器の「壁」を取り除くのがブンネ楽器です。
ブンネ楽器は子どもや障害者、高齢者など、誰もが簡単に演奏にできるようにデザインされています。

 そして、この楽器を使いながら、楽しい雰囲気でリハビリができてしまうのです!
僕は、この春スウェーデンへ一時帰国した時、この音楽療法の研修を受けてきました。

 これらの研修を通じて感じたことは、「音楽」には生活の質を大きく変える力があるということです。
 これを日本のみなさんにも体験して元気になってほしい!と強く感じました。

 
 以上がビョーンさんの思いです。
 今、彼とは、この楽器を使ったブンネ法によるケア療法をいかに地域社会システムに浸透させるかをいっしょに考えています。

 

 

 

興居島小学校 放課後子ども教室PTA役員説明会

2009年07月04日 09時07分28秒 | その他
 昨夜は興居島・泊行き最終便のフェリーに乗り、興居島小学校・放課後子ども教室PTA役員説明会に出かけてきました。

 来年度に向けた事業説明会です。
出席者は10名弱でしたが、本事業の有効性や私たちが目指すものについて説明させていただきました。
こういう少人数の場合、意見がなかなか出ないものですが、本音をはっきりと言っていただきました。

 

 一つ目は、本事業の前身である「地区子ども教室」の運営をした時の経験の大変さからくるアレルギー反応。
問題は、保護者たちがかわるがわる先生を勤めたが、教えるプロではないのでネタがすぐに尽きてしまったということと、子どもたちの評判が悪く、心がなえたということ。
さらに、教育委員会からは複雑な書類をいっぱい作らされたということ。

 確かに、これではイヤになるなと内心思いました。
 そこで、まず、240日間運営するための教育プログラムをたくさん準備していくということ。人材を育成するための研修プログラムを開発し、行政が実施するということ。
 さらには、提出する書類の見直しと担当課での作成支援体制の充実について説明させていただきました。

 

 二つ目は、小さな学校であり、ほとんどが柑橘農家なので、学習アドバイザーになる人材がおらず、島外から招くとなると交通費が大変だと思うという意見でした。

 確かに、この地域での一番の心配は人材不足と地域外からの調達をする場合の交通費です。
このことは、課題として持ち帰りさせていただきました。

 最近、情報格差という言葉をよく耳にしますが、それ以上に教育格差の方が深刻な問題だと思います。
中心部になると、上質の民間教育をお金を出せば受けれます。
しかし、山間部や島嶼部では、仮にお金を出せたとしてもその機会がないのです。
私はフェアな社会とは機会が均等に受けれる社会だと思うのです。
ですから、この問題は学校教育ではないと思っています。
だからと言って行政が無関係だと言い切れるかというと個人的には言い切れないと思うのです。

 子どもたちの可能性(夢)を側面支援するのが私たち大人の役割だとすると、その機会をたくさんつくり、公平に受けれる地域社会をつくるのが私たちの使命だと思います。
そのためにも、これらの課題を一つひとつクリアしてまいります。
 


公民館だより/新たな発想

2009年07月03日 23時45分43秒 | その他
 今日は三時から中央公民館で公民館主事研修を実施しました。
テーマは、「公民館だより/新たな視点」です。
公民館主事の他に公民館長のほかに館長補佐も一部参加してくれました。

 講師は、愛媛新聞社広告局の末冨副部長にお願いしました。

 

 前半は、新聞ができるまでの流れと記事の書き方のコツを教えていただきました。
 そして、後半は私たちが発行している「公民館だより」を何点か例に出し、いい点と改善点について享受していただきました。

 地域情報を上手に発信すること、またさまざまな手法で発信すること。
 さらには、受けて側(ターゲット)を明確にした上での作り方、手段の選び方などを、さまざまに学んでおく必要があると思っています。
 今日のこの研修を通して、そのきっかけになればと思います。
 そして、公民館主事が自分で作るのではなく、地域の人たちが自ら作れるように伝授していければ、地域の人たちが地域活動に参画してくれるきっかけになるのではないかと思うのです。

学校支援本部事業 / 地域力活用学校応援事業

2009年07月03日 22時14分45秒 | その他
平成20年度から国の新規事業として「学校支援地域本部事業(http://www.mext.go.jp/a_menu/01_l/08052911/004/002.htm)」が立ち上がり、本市としても「地域力活用学校応援事業」として立ち上げました。

 内容としては地域力(外部講師やボランティアなど地域にある人的資源)を活用して、学校が困っていることをアシストしようという事業です。
そのためには、それぞれの地域にどのような地域力が、どの程度あるのかを把握しておく必要があります。
そういう意味では、地域ごとに人材バンクのようなものを構築する必要があり、学校から要望があったときに、その資源を有効に組み合すことができるコーディネーターが必要になります。
 現実には、今、地域ごとにコーディネーターを探すのが大変です。
 また、ボランティアを探すといっても、ことあるごとに一人ひとり当たるというのは大変です。

 また一方で、国は地域ごとのエリアについて、中学校区を標準単位として推奨しています。
ただ、本市では公民館地域と中学校区が必ずしも一致しませんから、事業主体が曖昧になることが想定されました。
そこで本市では、公民館を核にした方が迅速に機動力を発揮できると考え、公民館地域を基本に考えることにしました。
 そして、地域としては、堀江、桑原、久米、小野地区が手を挙げてくれました。
これらの地域は、それぞれが地域の絆がまだまだ残っている地域です。
それでも本市も都市化していますから、思うように人が集まらない可能性があります。

 そこで、本課に中央本部として位置づけした組織を置き、市内全域から募集をしました。
そして、現段階で300名強の登録があります。

 今日の朝礼のときに、担当者からこの登録者を雄郡小学校に紹介したことで放課後子ども教室の開設が実現したとの報告がありました。
そして、教頭先生から感謝の言葉をいただいたと。
恐らく担当者は、その情報を受けて、「ヤッター!!」と思ったでしょう。

 私たちの仕事は、日々、繰り返しの仕事ばかりです。
成果がなかなか見えない仕事ばかり続けていると、当初もっていた使命感や志が萎えてきます。
萎えるだけならいいのですが、イヤになってしまいます。

 そんな時、このようなニュースが飛び込んでくると奮起できます。

 最後まであきらめず、自分たちのしていることが子どもたちや地域社会のためになると信じてがんばってください。
絶対に成果が出ますから...

部下のアイデア

2009年07月03日 00時57分31秒 | その他
 坂の上の雲の超大河ドラマの開始に合わせて市民の機運を高める庁内プロジェクトが立ち上がっているということを以前紹介しましたが、そのプロジェクトに参加している山本君と秋山君が宿題を貰って帰りました。

 そこで、その宿題を受け、さっそく課内会議が開催されました。
 テーマは「公民館をもっと活用できないか」というものでした。

 うーん、どうするべ...

 以下簡単に会議の内容を紹介。

課長「なんかない?」
   一同沈黙・・・
   しょうがないので指名する。
課長「じゃあ、西田君」
西田「ひょっとしたら、市民の人はあまり『坂の上の雲』を知らないんじゃ
   ないでしょうか」
課長「そうやな。私らの視点から見ると市民が『坂の上の雲』を知っている
   と思いがちやけど、そうかもしれんな。じゃあ、どうしたらええん?」
西田「まずは、すべての公民館で一回は講座してもらうことじゃないですか?」
課長「なるほど、とにかく浅く広くからか」
西田「和気のお遍路さんのおもてなしを見てて思うんですが、おもてなし
   している最中に、和気地区の歴史なんかを話してあげているんですよ」
課長「ふむふむ」
西田「ああいうことが理想じゃないですか」
課長「そらそうやな。そういゃあ語り部事業ていうのがあったと思うけど
   あれってどうなってるん?」
※ここでいつものとおり、課長が脱線させてしまう。
 そして、冷静な部下たちは軌道修正をしてくれる。
課長「つまりやねぇ、まだ第一ステップは広く市民に知ってもらうために
   公民館講座をやらしてもらうということやね。そして第二ステップ
   としてセンターゾーンやサブセンターゾーンに指定されている地域
   については、よりウエイトをおくということやね。次に第三ステップ
   として四国巡礼八十八箇所のお寺がある地域にもウエイトを置くと
   いうことでええんかいねぇ」
部下「それでエエと思います。観光客にしてもお遍路さんにしても口コミ
   媒体として捉えたら、これほど魅力的なものはありませんから。
   ここは徹底的に攻めるべきやと思います」
課長「地道やけど、うちらしくってエエねぇ。そしたら、山本君、今話し
   合ったことをペーパー(企画書)にして」

 どうですか、この臨場感あふれるやりとり。今日も課長は仕事をせず、部下のアイデアに頼りぱなしでした。
邪魔をしても役に立たない課長を見て、部下たちは今日も成長しています。