走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

一本の偶然

2006年06月18日 22時25分15秒 | その他
この写真は、素鵞公民館行事として行われた「泥んこ運動会」の模様です。
素鵞公民館では、地元の方の協力を得て田んぼを借り受け、このイベントが開催されているのですが、この準備が大変で、前日にきれいな水を張るだけでなく、さまざまなプログラムに合わせた道具を準備しなければなりません。
また、イベントが終わった後、田植えをする前に、田んぼを整える必要があるそうで、本当に心から感謝いたします。
こういった中、武田公民館長の下、地域の人たちが力を合わせて子供たちのために同イベントを開催してくれるわけでありますが、本当に頭が下がる思いです。
特に、公民館主事の谷本君は東奔西走の忙しさ。
彼は館長の信任も厚く、かなり頼りにされており、いつも館長から言われるのは、「うちの主事さんは、本当によくやってくれます。」という感謝の言葉。
私は、彼に何もしてやれていないのですが、部下が褒められるとやっぱりうれしいもの。
この谷本君とは、実は彼が役所に入る前から、よく知っていたのです。
というのも、私が選管時代、彼がアルバイトで配属され、ともに仕事をした仲だからであります。
そして、彼の奥さんも実は、そのときに同様にアルバイトできていた一人なのです。その奥さんも、イベントを見に来られていました。
「久しぶりですね。」
「はい、いつもお世話になっています。」
「本当に久しぶりですね。」
傍にいた別の部下に、
「実は、谷本君と奥さんは、私が選管時代に知り合ったんです。」
「そうなんですか。」
「竹村さんは、私たちのキューピットだって覚えてます。」
「え!!」
「覚えておられないんですか?」
「何のこと?」
「あの頃、仕事をするときにチーム分けをしてたじゃないですか。そのときは、あみだくじで決めようと言われ、みんな思い思いにくじを引いたんです。そして、みんなが選んだ後、竹村さんは、『もう一本足そう。』といって一本線を引かれたんですよ。それで私たち、同じチームになったんです。それからです。」
多分、私がそういう方法で決めたということは、かなり疲れていて、ほとんど思考回路が機能しなくなっていたんだろうと思うのです。
しかも、いたずらのように一本線を加えた。
人の運命なんて、本当にわかりませんね。
でも、本当に幸せそうでよかった、よかった。