走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

ユニバーサルな地域社会の実現に向けて2

2010年03月15日 01時22分53秒 | 地域情報/その他
 昨日の午後からは愛媛大学の法文学部大講義室で「ユニバーサルな地域社会の実現に向けて2/~世代を超えて語り合おう、地域活性化はわれらから~」が行われた。

 まずは、「奇跡のりんご」で有名な木村秋則さんの講演、引続いて木村さんを交えたトークディスカッションが行われた。
トークディスカッションのテーマは、「持続可能な地域社会の実現を目指して」ということで、藤田晴彦さんの司会、森賀・愛大農学部客員教授がコーディネーター、木村さんとちろりん農園の西川さん、松山市小中学校PTA連合会の中村会長と私がパネリストとして、そして農学部の学生、学びなおし社会人の学生さんを加えて、楽しく、有意義な時間をもてました。

 木村さんの講演は、朴訥だが熱きものを感じ取れるお話だった。
 日本が世界一の農薬使用国であること、ガンが近年急増し、特に胃がんよりも大腸がんの方が逆転したこと、10年位前から死体から死臭がしなくなり、ドライアイスが1/8で済むようになったこと。
日本人の身体は確実に変わってきたとのこと。「ぞっ~」とした。

 そして、木村さんが発した素敵な言葉を紹介しよう。

 答えは必ずある。
 ・常識に捉われない
 ・バカになれ
 ・自分がりんごの木なら
 ・努力が足りない

 大事なものは目に見えないところに隠れている。

 生き物自身が持っている自然治癒力を信じる。

 私ずいぶん失敗が多いです。
 その分、答えも多いです。
 その答えを見つけるとき、常に家族が傍にいてくれた。

 地域文化の崩壊が地域コミュニティを壊したような気がする。

 人の生き方は「こだま」のようなもの。

 頭の中に壁のない人は強い。

 木の葉っぱの葉脈は木ごとにちがう。人も同じ。
 人も同様に、さまざまな人がおり、それにあわせて育てることが大切。
 
 相手の立場に立てば、丸いコミュニケーションになる。