走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

俯瞰(ふかん)する

2011年12月09日 23時33分18秒 | つぶやき

 阿川佐和子さんをご存知だろうか?
 ビートたけしさんと「TVタックル」という番組に出ているきれいな女性である(私の好みだけかもしれないが...)

 とても小柄で、チャーミングな女性である。
 ただ、そんな華奢に見える彼女が、ときおり見せる鋭い突っ込みは心地よいものがある。
 それは、きっと本質や根本的なことをいともたやすく相手の懐に投げ返すからだろう。
 政治家先生もタジタジである。

 好みということからか、彼女が出演するトーク番組や対談記事を意識してみてしまう。
 小気味よい話の展開が好きだ。

 その彼女に「TVタックル」という番組についてインタビューをしていたので一部紹介しよう。


 (私は)自分自身、ダメな人間だから、このようなことは許してはならなぬ、と訴えるような社会派キャラにはなれなかった。

 人間の心理みたいなものがあるでしょう?
 自分が利益にあずかれないときは「許せない」と怒るけど、自分がその立場になると黙っちゃう...

 (この番組は、)正論を熱く述べるコーディネーターがいて、あまりにも興奮して眼鏡が落ちたら、そっちを面白がる。

 不義を正すよりも人の弱さやおかしさ、人間というものはかくも弱く滑稽である。


 ここまで読み進むと、山田洋二監督の映画が目に浮かぶ。
 特に、大好きな「フーテンの寅さん」の中の主人公・寅さんは阿川さんが理解している人間性をすべてわかった上で、寅さんなりにその人の身になって考え、行動する。
 だが、たいがい失敗してしまう。

 でも、私は人として大好きなキャラクターである。