走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

ハートが必要

2012年05月17日 19時08分29秒 | 地域情報/その他

 生石地区には放課後子ども教室として「生石子どもいきいき教室」がある。

 松山市の放課後子ども教室の原点が生石小学校にある。
 公民館とも密接にかかわっていて、こういうケースは少ないという。

 同教室の実行委員会の会長であり、公民館長の角田さんが、今回、その活動をまとめ発表をするという。
 事前にいただいた資料について意見を求められていたので、自分なりに好き勝手に意見を言わせてもらった。

 角田さんのすごいところは、好き勝手に言う私の意見に真摯に耳を傾けてくれるということ。
 物静かだが、うちに秘めたる情熱は凄いものがある。

 同教室の年間活動日数は177日。
 協力ボランティア数が延べ1,261人。
 しかも協力ボランティアが増えているというのである。
 このことは、この教室を支える女性スタッフの皆さんの地道な活動にある。

 そして、愛媛大学教育学部の学生の皆さんが「地域連携学習」に位置づけ、協力してくれていることも大きい。
 当然、それに理解を示し、学生の皆さんを指導してくれている先生方もりっぱである。

 成果として、子どもたちは「学校へ行くのが楽しくなった」といい、保護者の皆さんは「地域の子どもや施設などの関心が高くなった」という。
 さらに、協力をいただいている地域の人たちからは「感謝」され、時に「感動」をし、自己の「成長」を感じるという。そして何よりも「子どもたちから学ばせてもらっている」という。
大学生の皆さんにとっては「学びの実践」になっており、「未来の先生の学びの場」にもなっているのである。

 昨今、「モンスターペアレンツ」という保護者のクレーマーが増える中、この教室にはたくさんの感謝の言葉が寄せられるとともに、ノークレームというのは凄いことだ。

 角田さんに秘訣を訊ねたところ、「ハートですかね」と返ってきた言葉が印象的だった。
 
 すべからく、「ハート」が必要なのである。