今朝から参議院議員通常選挙の選挙区用ポスター掲示板の設置が始まりました。
選挙の風物詩(?)の一つであるポスター掲示板はニュース性が高いため、たくさんの報道機関の皆さんに取材に来てもらえました。
また、この掲示板の板の部分は再生紙でできています。
昔は、ベニヤ板で一回使うと廃棄するしかなかったのですが、世の中のエコ意識が高まる以前からリサイクル意識が取り入れられていたような気がします。
そして、ベニヤ板の次に出てきたのがアルミ製でした。
アルミ製の板の上にシールを張り、終わったらシールをはがせば再利用できるというものです。
ただ、(アルミ製なので)コストがかかることと、両面テープでしかポスターが張れないため候補者側の作業負担がかかりすぎるということで、次に出てきたのが再生紙だったようです。
今の再生紙だとポスターを張ったままでも溶かせるらしく、回収後の手間も軽減されるようです。
また、紙ですから直接印刷もできるため前準備も楽なようです。
ただ、紙なので雨などに弱いと心配される方もおられるかもしれませんが、私たちが思っている以上に紙は加工の仕方などでかなり強度が増すようです。
例えば、選挙備品の中でも牛乳パックの再生紙で投票箱を作ったり、投票用紙計数機などを収納するケースなどが作られています。
そういえば選管の用品は、軽量化とリサイクルの両面からの改良だったような気がします。
一人で運べない投票用紙計数機、大量に運べない記載台やマットなど、その重さに腰を痛める人も出るほどでした。
しかし、今では信じられないくらいそれらが進化し、かなり扱いやすいものになっていることにおどかされます。
選挙というニッチな市場で、よくここまで進化したものだと感心しきりであります。