走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

夢をなくしてしまった君へ/下町ロケット Ⅱ

2011年08月13日 21時42分44秒 | 悩める君へシリーズ
 悔しいけれど「下町ロケット」を昨日、帰宅途中買ってかえって、読み始めると面白く一気に読んでしまった。

 Kさんの言うとおりである。

 読み進めるうちに、この主人公ほど私は素敵ではないぞと思いながら、Kさんがこんな風に私を見ていてくれているのかと思うとくすぐったくなった。

 中小企業の親父が必死でもがきながら、次から次へとやってくる試練に対して、夢を決して諦めない姿がいじましい。

 部下と立ち位置の違う社長の思いは、孤独感そのものであろうか。
しかし、そこから逃げることはできない。

 そして、この主人公が素敵なのは、自身が苦しい中、若い部下たちに「お前ら、夢あるか」と訊く。
状況は違うが、人事ヒアリングのときに部下たちに「君の夢は何か」と訊いたことがある。

 就職をすると、まして安定した職に就くと、「夢」なんてものは誰しも忘れてしまうものである。
 でも、「夢」をなくした人生なんてつまらないと思いませんか。

 子どもの頃の「夢」は、漠然としてて何の根拠もない。
だから、「夢」がころころと変わってしまう。

 そして、大人になって「夢」を見ようとしたら、今おかれている現状を無視はできない。
また、「夢」といってもかけ離れたものではいけないのかもしれない。
現実的な「夢」...
でも、それもつまらないような気がする。

 「夢」を実現可能なものに設定するか、実現できる可能性はあるがどこまでいっても奇跡が起こらないと無理なものに設定するかは個人の問題である。

 私は、いつも「夢」を見ている。
 私は、今でも「夢」を見ている。

 でも、その夢は絶対に私ひとりでは叶えられない。

 歳を重ねてきて思うようになったのは、自分の夢であっても一人では叶えられないということがわかってきたことだ。

 そして、夢を語り始めていると、理解者だけでなく協力者が現れるようになった。
そして「奇跡」を起こすには、協力者をどれだけ多く集められるかだと思う。
また、その協力者を集めるには、何よりも少年のような情熱も必要だということである。








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