自主研究会は楽しい。年齢、職責関係なしに議論できるからである。
若いエネルギーも吸収できる。
一生懸命学べば学ぶほど誰しも一過言持つ。
熱くなる。
熱くなるのは成長の証でもある。
心の中では「がんばれ!」と思っているのだが、齢を重ねると、つい意地悪になる。
そして、何よりもズバッと本質を突いてみる。
相手は余計に意地を張る。
この「意地を張る」というのは議論をしていて大切なことである。
何度か切り返しながら、本質に迫っていく。
(相当、意地が悪い)
そこで相手が気付けばしめたもの。
でも、第三者がいればなかなか引き下がれない。
それも頼もしい。
ただ、私たちは地域社会を担う立場である。
「気付き」がなければ、成長も進歩もない。
そして、珍しく、私のような者の考え方も一理あるといった内容のメールが送られてきた。
そこで、以下のようなメッセージをつけて参加者全員に返した。
皆さんへ
私たちは、真摯に仕事をしていればいるほど本質を見失うことがあります。
大切なことは、少し時間を置いたり、俯瞰的視野から物事を見つめなおすことが大事です。
そのためには、年齢、職責関係なしに常に謙虚に自問自答することから始めることです。
自分の弱さや欠点を自己認識するというのは怖いものです。
しかし、それができてこそ、はじめて「聴く耳をもつ」力を有することができます。
だからこそ、何よりも成長するために傾聴力を持つことです。
そして、それを実践する行動力を持つことです。
私たちは地域社会システムをつくる権限を有しています。
その権限の使い方しだいでは、地域社会の人や企業等、さまざまな人たちを幸せにしたり、不幸にします。
だからこそ、柔軟な思考をもち、しなやかな行動をとることが大事なのです。
私たちは、豊かで幸せな地域社会をつくる使命を担っています。
自己の個人的なプライドを捨てられるかどうかが、崇高なプライドにつながると私は信じています。
君たちは、私よりも優秀です。
だからこそ、学びの柔軟性を持ち、いいものも、そうでないものも一度口に入れてみて、よく咀嚼し、
それから飲み込むか吐き出すかを判断してみてください。
毒だと口に入れた時点で死ぬかもしれないと思われるかもしれませんが、その覚悟がなければ、
地域を担う資格はないと思います。
自分が傷つくことを恐れていていけません。
勇気を出して、一歩、一歩前へ出る勇気を持ってください。
そのことが、絶対に市民のためになります。
お願いします。