走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず

2011年06月09日 19時39分50秒 | 考え方
 このことわざの意味は、「君子は、争いはできるだけ避けようとするものだが、かといって意見が異なる相手に無制限に同調することはない。一方、凡人は主体性に欠けるところがあり、有力な意見にはすぐに同調するが、全体の調和などに心を配ることは少ない」である。

 つまり、協調性は大切にするが信念はしっかり持ち続けている姿勢は大切で、付和雷同(自分にしっかりとした考えがなく、他人の言動にすぐ同調すること。)する人の姿勢とは異なるということ。

 この似て非なるものの境は微妙なのかもしれない。
ただ、「協調性」というのは相手を慮(おもんばか)る視点からであり、一方、「付和雷同」とはどこまでいっても自分のことしか考えないという自己中心的な視点ではないかと思うのである。

 この視点の違いは大きい。

 世の中を動かすとき、自己が先に立つと動かない。
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ(全てを投げうつ覚悟で事に臨めば、道が開けることもある。思い切って身体を水中に沈めれば逆に浮かび上がることもあるという)」ということわざもあるが、まさにそのとおりだと思う。

 常に弱者に目をやり、その人たちの立場に立って発想したとき、「自分の成そうとしていることが本当に人のためになるのか」ともう一度自分に問うてみる。

 自己の思いだけでは人は動かない。

 そんな苦い経験を何度も繰り返してきた。

 でも、性懲りもなくまた動いてしまう。

 少しでも人の役に立ちたい...

 そんな思いからである。


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