走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

もがきつづける君へ

2011年08月16日 22時30分15秒 | 悩める君へシリーズ
 今夜、久しぶりに役所の後輩と「メシ会」をした。

 時間が過ぎるとともに、愚痴に近い本音が出てくる。
 彼の年齢は、40歳。
 孔子はこの歳を「不惑」といった。

 しかし、自分も経験があるが、とてもてとてもそんな領域に達することはできない。

 彼を迷わしているものは何か?

 恐らく、彼自身だと感じた...
 彼自身、人生でいうと、大きな分岐点に差し掛かっている。
 なにかわからないが、「このままでいいのか」という自分と「このままでいいんじゃないか」という自分がいて、
 「もっとやれるはずだ」という自分と「もうやれないのか」という自分が激しくぶつかり合っているのかもしれない...

 つらいのであろう、苦しいのであろう。

 自分が置かれている立ち居地が、不満なせいもあるのかもしれない。

 全てのものを受け入れて、飲み干す度量を持つにはもう少し時間が要るのかもしれない...

 場面は変わって
 同じような年齢の中小企業の社長から電話がかかってきた。

 悩みを聞いてほしいというもの。

 内容は、5年前の自分と今の自分がちがうんだろうかというもの。
 というのは、5年前なら攻撃的に挑戦していたことが、今はサービス評価よりも金額的評価が高くなり、その精神が薄れている自分がいる。
 この変化は、なんなんだろうという悩みである。

 この相談には、価格競争に巻き込まれサービスの品質が落ちてしまうのではないかという恐怖感にも似た心理が働いているのではないかというアドバイスをした。
 また、現状の中でも、コストパフォーマンスをもっと突き詰められるところがあるのではないかと。

 行政改革を担当していたときに、贅肉を落とすためにぎりぎりの戦いがあった。
 しかし、やりすぎると筋力まで落としかねない状況が起こる。
 その境目が難しかった。
 だから、時間があれば、その担当課まで出向き、状況などを聞く。
 当然、相手は何を削減したがっているかすぐにわかってしまう。
 でも、わざとそうした。
 第三者が削減するよりも、まず担当に努力をして欲しかったからだ。
 なかには、居直って「やれるものなら、やっとうみゃ」といった人がいたので、思い切りやらせていただいた。
 嫌われるどころか、怨念にも近い反発も受けた。

 
 変わることは、怖い。
 だからといって変われない自分をそのままにしておくと、成長なんかあるわけがない。

 今の壁を打ち破るには、変わりたくないという深層心理を打ち砕かない限り前進はできないのである。

 「常に、自分は変わるんだ」という強い信念をもつことが大切なのである。

 昨日よりも今日、今日よりも明日。
 ちがう自分を自分自身の手で創りあげない限り、その答は見出せないであろう...
 
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。