今日の夕方のニュースを見ていてびっくりした。
なんと東証マザーズに25歳1カ月という若き経営者が誕生した。
社名はリブセンス
その主人公の名前は、村上太一社長。
国内市場での最年少上場記録を更新したという。
2006年6月に東証マザーズに上場したアドウェイズの岡村陽久社長(26歳2カ月)を抜いたというのだ。
大変失礼な言い方だが、どこか幼さが残る風貌で、同社の中でも年齢的には下から三番目という。
どこかぎこちなく、つい「本当に大丈夫?」と疑りたくなる雰囲気である。
リブセンスは求人サイトの運営事業者なのだそうだ。
従来のサイトが求職者と企業を結ぶ代わりに企業から広告料という名目で収益を上げるビジネススキームなのだそうだが、一件も良縁につながらなくても企業は経費負担をしなければならなかった。
そこで、村上社長は広告料という形ではなく、成功報酬型に切り替えたというのである。
これによってミキハウス社等は、従来求人にかけていた経費を半分に削減できたという。
さらに、就職が決まった人には上限2万円で祝い金が出るというのである。
まさに、求職者も、求人企業も、リブセンスも「三方善し」である。
こうやって説明すると、「なあ~んだ」という御仁がおられるかもしれない。
だが、「コロンブスの卵」ではないが、誰よりも先に思いつくこと、そして誰よりも先に実行し成果を出すこと。
口先だけの御仁には到底出来ない。
多くの企業が自分だけを考えている中で、世の中にとっての理想形を追いかけた村上社長だったからこそ成し得たと思う。
また、最近の上場はさまざまな面で審査が厳しくなっており、コンプライアンスや企業のアカウンタビリティーだとか、本当に難しくなっている中での上場なのだ。
しかも、弱冠25歳の社長が成し遂げたのである。
おそらく株式市場の低迷などで新規株式公開(IPO)の件数が伸び悩む中で、IPOを目指す若手経営者らに元気を与える素敵なニュースである。
私たち大人(シニア層)もこのような若者に負けないよう、より精進していけば、この国の未来は明るい!