走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

喫煙が見つかった日

2005年10月19日 00時44分52秒 | その他
 人より早めにタバコを始めたせいか、今はすっかりやめてしまっている。
やめる直前は、ロングピースを一日2箱も空けていた。
 でも、なぜそこまでのヘビースモーカーがいとも簡単に禁煙できたのか。
そのわけは、その当時やっていたスポーツですっかり持久力が続かなくなり、すっかり自信を喪失したからである。
 そういえば、はじめて親に喫煙が見つかったのは、だいぶたってからである。
なぜ、そんなに長く見つからなかったのか未だに不思議である。
本当は、既にわかっていたのだが見ないふりをしていたのか、それとも両親とも喫煙していたため気付かなかったのか、わからない。
とにかく、見つからないよう吸殻の後始末はまめにやっていた。
 そんなある日、友人が遊びに来ていて、外に出かけることになった。
お袋は、仕事に出ていたので、まだ帰ってくる時間ではない。
吸殻の後始末は帰宅してからすることにして、出かけたのである。
 そして、帰宅するとお袋が吸殻をじっと凝視していた。
お袋は寂しそうな声で
 「お前、吸いよるんか?」
私は早く楽になりたい気持ちがどこかにあった。
 「ああ..。」
 「ふ~ん、やめられんか?」
 「無理やなあ。」
 「いつから、吸いよるんぞ?」
 「つい最近...。」
それ以上、お袋は無理強いをしなかった。
お袋は、新しいタバコを取り出し、封を切って、タバコを取り出し、差し出した。
私は、安堵した。
これで大平にタバコが吸える。
本当に安堵感でいっぱいであった。
タバコをくわえると、お袋がすかさず火をつけ、私の前に差し出した。
私は、その火にタバコを差し出し、火がつくと大きく吸い込んだ。
なによりも幸せな顔をしたと思う。
安堵感がなせる業だった。
そのとき、お袋が私の一連の動きを観察していたことに気付いた。
しまった。
しかし、時すでに遅し。
お袋は、すかさずこう言い放った。
 「お前、それが最近タバコをはじめた吸い方か!?」
 「・・・・・。(無言)」
参りました、お袋様。

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