今夜の「情熱大陸」は、坂東玉三郎さんであった。
歌舞伎役者の女形(お山)として、「女性りも美しい」といわれた坂東さんも既に60歳を超えている。
その美しさは、妖艶と表現したら叱られるかもしれないが、演技以外の立ち居振る舞いを見ていると、シーンごとに「ドキッ」とする。
あまり知られていないが、もともと坂東さんは梨園の出身ではない。
料亭の息子として生まれ、類稀な演技力を見初められ、梨園入りしたのである。
そして、坂東さんは小児麻痺を患われたことを知っている人は少ない。
このことを克服するのは、並大抵の努力ではない。
そして、彼はそのことを悟らせなかったと言われている。
その才能は多岐にわたり、映画監督、舞台監督、演出家とさまざまな分野にわたる。
そして、さまざまな分野で才能を見出し、育てておられる。
そのことを問われ、「繋げることの大切さ」を語られていた。
そのためには、人材の発掘と育成が必要であるとも。
できるようでなかなかできにくい。
いつまでも元気でがんばっていただきたい。
そして、いつまでも輝き続けて欲しい。