「自発的特性転移現象」とは?
ここでは『自発的』を『無意識』に近い意味と考え、
『無意識に』悪い『特性』が自分に『転移』してしまう現象のことを
「自発的特性転移現象」と考えます。
上司に悪いニュースを伝えると、部下のミスであるにもかかわらず、
報告した自分が悪い印象を持たれてしまうということです。
上司に報告したばかりに自分の評価が下がるのであれば、
報告を先延ばしにしたくなるのも当然!
この状況から抜け出すには?
コツは「上司の気分」を盛り上げること。
“悪いニュースはどのように報告するべきなのだろうか?”
対面・メール・紙など、伝える手段に大差はない。
それよりも、言葉や態度を工夫するほうが効果的。
加えて、上司が空腹時よりも食後に報告するなど、タイミングを見計らうことも大事!
伝える手段ではなく伝え方を工夫し、相手が満ち足りた気分になったときこそ、
ミスを報告するタイミング!
また「ミスを報告する時は、良いニュースと悪いニュースを一緒に持っていくといい」
というのはどうだろうか?
『自発的特性転移』は、悪い報告の時だけでなく良い報告の時にも起こります。
ですから、自分の評価を上げるためには、この方法はgood!
注意点は、良いニュースを先に伝えて上司を喜ばせてから、悪い報告をすること!
つまり上司の気分を一度高めておいてから報告することで、
自分への悪印象を和らげることができるということです。
難しいけど面白い