TOMTOM絵日記

~旅の想い出徒然日記~

2018.07.08 “大阪松竹座「七月大歌舞伎」夜の部”

2018-07-27 07:10:26 | 音楽・絵画・観劇

大阪松竹座「七月大歌舞伎」
平成30年7月3日(火)~27日(金)

〈昼の部〉
一、廓三番叟)くるわさんばそう)(11:00-11:20)
傾城千歳太夫   片岡 孝太郎
新造松ヶ枝    中村 壱太郎
太鼓持藤中    中村 歌昇
 天下泰平や五穀豊穣を祈る神事を起源とする「三番叟」。本作では、傾城を翁、新造を千歳、太鼓持を三番叟に見立て、華やかに踊ります。
 舞台を艶やかな遊郭、吉原の情景に移した趣向でみせる、おめでたい舞踊をご覧いただきます。(歌舞伎美人HPより)
 幕間 10分
二、菅原伝授手習鑑 車引(くるまびき)(11:30-12:00)
松王丸      中村 又五郎
桜丸       中村 扇雀
杉王丸      中村 種之助
金棒引藤     中村 寿治郎
藤原時平公    坂東 彌十郎
梅王丸      中村 鴈治郎
 菅丞相の舎人梅王丸と斎世親王の舎人桜丸は、互いの主人を追い落とした藤原時平への恨みを晴らそうと、時平の乗る牛車に襲い掛かります。それを止めたのは時平の舎人松王丸。実は松王丸と梅王丸、桜丸は三つ子の兄弟で、今は敵味方に分かれて奉公をしています。現れた時平の威光に梅王丸と桜丸は身をすくめ、その場を後にするのでした。
 義太夫狂言三大名作の一つである『菅原伝授手習鑑』の三段目。歌舞伎の様式美で彩られた、豪快な荒事の魅力をご堪能ください。(歌舞伎美人HPより)
 幕間 30分
三、河竹黙阿弥 作
天衣紛上野初花 河内山(こうちやま)(12:30-1:35)
松江邸広間より玄関先まで

河内山宗俊    幸四郎改め松本 白鸚
高木小左衛門   坂東 彌十郎
宮崎数馬     市川 高麗蔵
腰元浪路     中村 壱太郎
北村大膳     松本 錦吾
松江出雲守    中村 歌六

 松江出雲守は、腰元奉公をする質屋上州屋の娘浪路を我がものにしようとしましたが、一向になびかないことに立腹し、浪路を幽閉し、手打ちにしようとしていました。上州屋からこの窮状を聞きつけた河内山宗俊は、金目当てに奪還を引き受けます。上野寛永寺からの使僧と偽り、松江邸へと単身乗り込んだ河内山は、出雲守の説得に成功しますが、正体を見破られてしまいます。しかし、慌てるどころか開き直り、啖呵を切って堂々と引き上げていくのでした。
 江戸情緒にあふれ、痛快で歯切れの良い河竹黙阿弥の代表作。大胆不敵で憎めない魅力あふれる河内山を新白鸚が演じます。ご期待ください。(歌舞伎美人HPより)
 幕間 25分
四、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)(2:00-3:10)

武蔵坊弁慶    染五郎改め松本 幸四郎
源義経      片岡 孝太郎
亀井六郎     市川 高麗蔵
片岡八郎     中村 歌昇
駿河次郎     中村 種之助
常陸坊海尊    松本 錦吾
富樫左衛     片岡 仁左衛門    
 兄である源頼朝との不和により、源義経は武蔵坊弁慶ら家来と共に都を落ち延び、山伏姿に身をやつして奥州を目指します。安宅の関に差し掛かった一行は、関守富樫左衛門の詮議を受けます。そこで機転を利かせた弁慶は、白紙の巻物を勧進帳として読み上げます。命がけで主君を守ろうとする弁慶に心を打たれた富樫は、一行が義経主従だと見破りながらも、関所の通行を許すのでした。
 全編通して緊張感にあふれ、見所の尽きない重厚な一幕です。新幸四郎が高麗屋ゆかりの武蔵坊弁慶を勤めます。歌舞伎屈指の人気演目をお楽しみください。(歌舞伎美人HPより)

〈夜の部〉

一、真山青果 作
真山美保 演出
元禄忠臣蔵御浜御殿綱豊卿(おはまごてんつなとよきょう)(4:15-5:50)

徳川綱豊卿    片岡 仁左衛門
富森助右衛門   市川 中車
中臈お喜世    中村 壱太郎
小谷甚内     片岡 松之助
上臈浦尾     上村 吉弥
御祐筆江島    中村 扇雀
新井勘解由    中村 歌六
 江戸城松の廊下で浅野内匠頭が吉良上野介を斬り付け、切腹した事件から1年。徳川綱豊の別邸御浜御殿では、年中行事のお浜遊びが催されています。遊びに興じて政事には関心がないように装う綱豊ですが、師の新井勘解由には、赤穂の浪人達に仇討ちをさせてやりたいという心中を明かします。そこへ赤穂浪人の富森助右衛門が、吉良も参上するお浜遊びの見物を願い出ます。綱豊はそれを許し、仇討の意志を探りますが…。
 真山青果の代表作『元禄忠臣蔵』のなかでも、華やかさと迫力に満ち、綱豊と助右衛門の緊迫した肚の探り合いや青果劇独特のせりふの応酬など、みどころの多い新歌舞伎の名作です。(歌舞伎美人HPより)
 幕間 20分

二、二代目松本白 鸚
  十代目松本幸四郎 襲名披露 口上(こうじょう)(6:10-6:30)
幸四郎改め松本 白鸚
染五郎改め松本 幸四郎
     坂田 藤十郎
     幹部俳優出演
 幕間 30分

三、近松門左衛門 作
片岡仁左衛門 監修
女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)(7:00-8:45)

河内屋与兵衛   染五郎改め松本 幸四郎
七左衛門女房お吉 市川 猿之助
山本森右衛門   市川 中車
芸者小菊     市川 高麗蔵
小栗八弥     中村 歌昇
妹おかち     中村 壱太郎
刷毛の弥五郎   大谷 廣太郎
口入小兵衛    片岡 松之助
白稲荷法印    嵐 橘三郎
皆朱の善兵衛   澤村 宗之助
母おさわ     坂東 竹三郎
豊嶋屋七左衛門  中村 鴈治郎
兄太兵衛     中村 又五郎
河内屋徳兵衛   中村 歌六
 油屋を営む河内屋の次男与兵衛は、放蕩三昧で喧嘩沙汰ばかり起こしています。借金の返済に困り、親からも金を巻き上げようとし、さらに継父や妹にまで手をあげる始末。見かねた母によって、とうとう家を追い出されてしまいます。金の工面に困った与兵衛は、同業の豊嶋屋の女房お吉に頼ろうと店を訪れたところ、両親の慈愛あふれる言動にふれます。もう親に迷惑はかけられないと思った与兵衛は、お吉に不義になって金を貸してほしいと迫りますが、断られてしまいます。金の無心をあきらめ、それならば油を貸してほしいとお吉に頼む与兵衛でしたが…。
 近松門左衛門が描く、現代にも通じる若者の心理や親の情、殺しの場面などみどころの多い世話物の名作です。悲劇を引き起こす刹那的な青年の与兵衛を新幸四郎が勤めます。(歌舞伎美人HPより)


〈2018.07.08 sun〉
05:30 起床
06:40 出発
07:21 津発難波行特急乗車
09:01 難波着
    御堂筋線 難波➡淀屋橋
    APA淀屋橋に荷物預け
    御堂筋線 淀屋橋➡心斎橋
    大丸でお買い物下見
12:00 道頓堀今井
13:00 大丸
16:15 大阪松竹座「七月大歌舞伎」開演
20:45 終演
    御堂筋線 難波➡淀屋橋
    APA淀屋橋チェックイン


御堂筋線淀屋橋で下車
ドーム型の天井、蛍光灯を組み合わせた照明、昭和のやさしさ感じる大好きな駅

荷物をホテルに預け、大丸でちょっと下見
n子さんと合流して“道頓堀今井”
7月季節限定メニュー
浪速の七月と言えば、何と言っても天神祭に祭り鱧。細目に打ったお蕎麦に、昆布とかつおがしっかり効いた冷たい出汁をたっぷりとかけて、 薄く薄く骨切りした活け鱧のおとし(湯引き)を盛りつけました。梅肉と一緒に、さっぱりとした清涼感をお楽しみいただける一品です。(今井HPより)

ここの鱧は全く臭みが無く、冷えたお出汁に鱧落とし
大阪の夏の御馳走



大丸でshopping
B2でエクレア


大阪松竹座「七月大歌舞伎」
夜の部観劇












舞台上に13名の歌舞伎役者が並ぶ豪華な襲名披露『口上』
中村又五郎、坂東彌十郎、市川高麗蔵、市川中車、片岡仁左衛門
染五郎改め十代目松本幸四郎、幸四郎改め二代目松本白鸚、坂田藤十郎
中村鴈治郎、片岡孝太郎、市川猿之助、中村扇雀、中村歌六

左から八代目染五郎、十代目幸四郎、二代目白鸚、三人の直筆サインが入ったパネル展示

二代目白鸚

十代目幸四郎

八代目染五郎





幕間に今井のお弁当



『御浜御殿綱豊卿』
仁左衛門さんの先の先を読んだ所作の美しさ、丁寧な台詞回しは
華やかな舞台の雰囲気を気持ちよく引き締める

大御所仁左衛門をしっかり受け止める中車さんの演技もナカナカ
女殺油地獄
片岡仁左衛門 監修というだけあり、新幸四郎さんの与兵衛は美しく、
これからどのように変化されていくかが楽しみ
仁左衛門(与兵衛)・孝太郎(お吉)の舞台が鮮明で、
猿之助さんのお吉に
はやや違和感。
お吉は亀治郎時代に拝見したかった
猿之助ではもったいない感じがしたナァ~