だえもん 田中通のブログです.三重県鈴鹿市周辺「私たちの地域を考える」関連記事等が入ります.鈴鹿市議会議員「田中とおる」
blog daemon - Toru Tanaka / 鈴鹿市議会議員 田中とおる(通)



スピードに生きる
本田 宗一郎
実業之日本社

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今日は電車での移動があり,適度に読書する時間が取れた.

読み始めて2週間弱で「本田宗一郎 スピードに生きる」を読破した.

本田宗一郎氏の言うところの「スピード」とは,すなわち「時間の大切さ」を追求するための指標であり,価値の流動性を本能的にわかる人間の視点からの表現である.

氏の価値の認識は本のタイトルを遥かに超えるものであり,文化の変容さえも敏感に捉えていることがはっきりわかる.

そのことで実に興味深いのは,世界各国のTVがいつでも見ることができるようになれば国境の必要性が低下することを,生活言語の変化から言及していることである.

相互理解が進まない中でも,インターネットもYouTubeもGoogleもある現在ならともかく,これが昭和36年以前に想像していたものだと思うと,畏敬の念を禁じえない.

氏の頭の中にはきっと世界政府の概念は存在していたのではないかと思う.


もうひとつ印象に残るところとして,向学心の強さとその覚悟を感じさせる一文がある.

われわれ科学,技術関係者になると,漠然たる人生勉強や要領学ですますわけには絶対ゆかない.

原理の清さが真理につながる.


(もう2日前の5/17に書き始めた文章である)

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週内にも対策切り替え=「季節性と変わらず」-新型インフルエンザ・舛添厚労相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090518-00000128-jij-soci


「マジかよ!」って,突っ込みたいですか?

私はどちらかというと「やっぱり」って感じです.

でも,新しいインフルエンザに対して初期段階をモニターできたってことに学術的な価値があったのではないでしょうか.

もう何年か前に死んでいますが私のひいばあちゃんは「スペインかぜ」にかかったことがあり,親に死に水を取りに来てもらうところまでいきました.

その時の話を詳しく聞いていたので,政府の後押しの風を止めたくない学者さんが結構いるだろうなぁと思い,意味のないパニックの中でもデータ収集を応援していました.

時期と場所が予測できないものですし,今から科研費申請して間に合うわけないだろうって話です.

良心の呵責とジレンマに耐えながら,未来を選んだ人達がいたことだろうと考えると,感謝の気持ちでいっぱいです.

今回の全国規模の観察は,鳥インフルエンザの時に,きっと役立つでしょう.


ただ,政府のこの結論の出し方は少し無責任かなって思います.

舛添厚労相は科学者じゃないってことへの危険性を感じます.

厚労相は年金・社会保険問題で忙しいんだから,諮問委員会のメッセンジャーになるんじゃなくて,早々に専門家を全権委任の対策委員長として広報も含めて対応してもらったら良かったのに.


こういうことになっても大阪府は今週いっぱい休みなんでしょうかね.

「政府は正確な情報公開を!」という大阪府の意見に激しく同意します.


ちなみに日本では毎年インフルエンザで約1万人が,アメリカでも約3万人が死亡しているそうです.

スペインかぜの時は,日本は人口5500万人で48万人の死亡でした.



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少しチェックを怠っていましたので5月初めのことに先ほど気付いたのですが,2006年9月30日にgooにおいてブログを開設して以来,ついに10万アクセスを突破しました(現在101,784).

gooにおける文書公開は私にとってはかなり後発の方で,3つ目か4つ目のブログですが,ここでの書き込みがメインになり,10万アクセスに達することができたのは毎日アクセスしてくれる皆様のおかげです.

日頃よりのご愛顧に感謝します.


私のWebサイト(1998~)や,会社サイト(2000~)や,関連記事が本に掲載されてしまったアングラブログ(2003~)などは,アクセスが多すぎてもはやカウンターを外してしまったのですが,gooブログだけは何となく変化が見やすいのでこの数字には愛着を感じます.

ちなみにページビューは通算263,164です.

訪問者は平均2.5ページ見てくれる...ということは,ぱっとみてあまり面白くない記事も多いということかな.

媚びへつらうわけではないですが,精進します.



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