石垣島北部の海岸を歩いていると、カラスが海岸に集まっていた。
その先を見るとウミガメが見えた、更に近づいた。ウミガメの死骸だった。無惨な光景だ。
しかし、この光景はこの海岸に似つかわしい。ウミガメがメスであれば産卵に来た可能性もある。
産卵をして力つきて死んだのか。
ウミガメは死んでいる、海岸の先は何故か未来に繋がる印象だ。
死と生の問題は現代において解明出来ない世界だ。少なくとも生を受ければ必ず死を迎える。
ウミガメはもう海を見る事はできないだろう。
しかし、海は脈々と続いている。生と死の連続性を想起させる光景だ。