呼吸で癒そう

ゆっくり呼吸するだけでカラダは安心して落ち着き
内側からゆるんでいきます
ゆるんで笑ってぷくぷく参りましょうぞ

食べる、祈る、愛する パート3

2010年01月25日 | 感じること、いろいろ
さてさて、今回が食べる、祈る、愛するの最終パートです。
愛する。

イタリアで悲しさと苦しさから食べに走り、太ってしまったけども
出会った人たちの温かさに触れて、どん底からは少しあがった筆者。

別れたくない彼にそっぽを向かれたことや、離婚した旦那のことや
幸せも不幸せも自分の外側にあった。

しかし、インドでの4ヶ月で彼女は生まれて初めて
本当の答え、愛は内側に自分の中にあったことを瞑想を通じてしる。

答えは自分以外のどこにもなく、すべて自分の中にある。
愛も、喜びも。それは静けさの中に、乱れの無い心の中に存在することを
筆者は知った。

すっかり悲しみも苦しみもなくなり、いよいよこの本の最後の場所、バリ島へ。
以前雑誌の編集者の仕事で出張でバリ島を取材した時に、
村で有名な占い師のおじいさんに彼女は出会った。

そのとき、彼はこう予言した。
あなたは私の所にしばらく来て勉強することになるでしょう。
すべてを教えるから、来なさい、と。

その彼のもとでゆっくり人生のなんたるを勉強するつもりで彼女は
再びバリ島を訪れた。

しかし、なんともこの占い師のおじいさんはあれだけ言ったのにも関わらず
彼女を覚えていない様子。

しかし彼女はおじいさんのところに通って、色々と教えてもらいながら
バリ島での生活を楽しみ始める。

バリの伝承医学のヒーラーにおじいさん経由で出会い、友情が芽生え
膀胱炎を薬草であっという間に直してもらったり、人生を語ったり
と、ゆったりじんわりバリのゆるやかな空気に包まれている毎日だった。

一軒家のお家を借りて、自転車でおじいさんのところに通って
ヒーラーと女同士の話で盛り上がって、甘いのんびりな毎日を送っていた。
ヒーラーのクリニックで知り合ったイギリス人のおばさんにパーティーに招待されてその晩、久しぶりに社交の場に出た。

バリ在住の西洋人達の集まりのパーティー。筆者はアメリカ人。
画家だったり、作家だったり、リタイアしたお金持ちだったり
自分の国より、のんびりなバリ島の生活を好む人たちの集まり。

おめかしするドレスなど無いけど、一応ドレスっぽい服を着て自転車で乗り付けた。 
そこで、ある男性と知り合う。バリに25年住んでいるブラジル人。
(だったと思う!?)
彼は彼女の後ろ姿を見た瞬間に、この人と結婚すると思ったそう。
彼女は苦しい離婚と悲しいボーイフレンドとの別れから立ち直ってはいたけど
男の人と関係は持たない、と決めた旅だったからガードが固かった。

そして、度重なるデートというか散歩だったり、おでかけを重ね
自分のままでいられる、素のままの自分をそのまま包んでくれる、
安心する彼に心を開いていく。

ってことで、甘く素敵なデートが重なり、嘘のように傷ついた彼女の心は
すっかり癒され、バリの海と新たな彼の存在、優しさに身も心もとろけていくのです。

二人は実際に本当に結婚して、今はアメリカに住んでいます。

というハッピーエンドなのだ。

私がこの本を読んでいるとき、私はずたずただった。
この本を読んでいる時は、何も考えずに没頭してこの本にのめり込んだ。
バリの章は私に勇気をいっぱい与えてくれた。
だから読み終わったとき、とても悲しかった。夢から覚めたようだった。

この本はちょうど同じ頃に大変な経験をした女友達に勧めた。
セラピーなんか行かなくていいから、この本読んで!と。
彼女もとても勇気がわいて来たと言って、ディナーをごちそうしてくれた。

なんか懐かしい。
そうそう、私はバリ島の占いのおじいさんにもヒーラーのおばちゃんにも会った。
この本を読み終わったちょうど1ヶ月後にバリに用事があって行ったので
友達と落ち合ったついでに、ひやかしで行ってみた。

私はとてもとても美しい心を持っていて
とてもとても愛し愛されて、とてもとても花の蜜のように
甘い幸せな人生を送るらしい。

私の友達も同じようなことを言われていた。
けど、結構彼女に言っていることがぴったり当たっていたので
私に言ってくれた甘い占いも私は信じることにしている。わっはっは。

ヒーラーのおねえちゃんにはバリの薬草を使ったマッサージやれ、
色々と身体をいじくられて面白かった。そしてもちろん薬膳料理。
最後に手相を見せろと言って、頼んでないのに占いをはじめた。

私は友達にとても恵まれている。素晴らしい信頼関係がある。
そして深い愛で結ばれている旦那様が一生あなたを守っている。
と、嬉しいことをいっぱいいっぱい言ってくれた。

けど笑ったのが彼女は離婚した旦那がとんでもない男だったから
私は男は卒業した~と笑いながらケタケタしてた。

バリ島は神々の島。何処の家に行っても、お店に言っても
神棚があって、手を合わせている。

バリ島伝承医学のクスリをいっぱい、彼女は私の為にきちんと神様に祈りを捧げてからくれた。

祈るということ。
イタリアでもカトリック教徒が殆どのあの国では人々は祈っている。
インドではきっと祈らない人がいないんじゃないのかな。
インドの美しさはどんな神様でも、みんな一緒。
人は食べて、祈って、愛して、国は変わってもしていることは同じなんだ。

今まで出会って来た人たちで私の為に祈ってくれた人は、数多い。
その度に真摯な心に私の心は愛で満たされる。

祈るということはどういうことなんだろう。
神様という大いなる存在に祈りながらも、内なる神様に自分の決意を伝えることなのかな。
幸せになるという決意。愛するという決意。

私も今夜は今ちょっと苦しんでいる友達の為に祈ります。
彼女が自分の美しさ、温かさ、素晴らしさに気づきますように。
そして彼女が安心して愛に包まれて眠れますように。









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2 コメント

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素敵なお話でした。 (IRI)
2010-01-27 19:55:59
知らない人のブログを読み、コメントするのは初めてです。エリザベスさんの講演をひょんなきっかけから拝聴することとなり、「この人をもっと知りたい」と検索していて辿り着きました。読むだけで充分だったのですが、感想文の体でありながら、、なんとなく共感する部分多く、コメントを残しました。見知らぬ輩ですみません。。

思うに、きっと幸せのメッセージに気づける方なのだと・・・勝手に推測いたしました。ワタシは昏昏と眠り続ける何かを呼び起こすため徒労してる若輩者ですが、ふと、ホッとさせていただきました。

翻訳されたら読みたいです。
『食べ 祈り 愛する』。。。
突然のコメント、失礼しました。
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IRIさま (yo)
2010-01-29 18:18:52
読んでくださり、おまけにコメントを書いてくださり、本当にありがとうございます。私の独り言に共感してくださり感激です。それから温かいお言葉に感謝です。こちらこそ、寒い夜にホッと心が温かくなりました。

エリザベスさんに会えたなんて、彼女の講演を聞けたなんて羨ましいです。とても可愛らしい方ですよね。私もいつか会いたい!実はいつか私の言葉でこの名作を訳したいな~という小さな夢があります。

文章から味のある面白い生き方をしている方なのじゃないかと推測しております。これに懲りずにまた突然のコメントを書いてください!

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