どの都市でも、観光客相手の夜のエンターテイメントが
用意されている。ホーチミンのそれは、「水上人形劇」
と呼ばれるものだ。舞台の上に、大きな水槽があって、
その周りに音楽を奏でる人が居る。人形にとっては、水槽
が舞台となる。未だに判らないのだが、人形使いは、決して
姿を現さない。「文楽」とは違って、直接「手」を使って
人形を操っているのではなく、竹のような棒状の物を使って
操っている。人形は、時として水中・水上を出入りする。
「フランス」とのかかわりが長かっただけあって、劇場の
名前が、ベトナム語、英語、フランス語で書かれている。