「西表島縦断」は野趣溢れ、日本国内のトレイルとしては
屈指の魅力あふれるコースと言って良い。但し、アプローチも
含め、簡単ではない。全長、約22.5km、一日で行くか、
山中で泊まるか、思案のしどころだ。一日で行けば、テントや
食料を持つ必要が無く荷は軽い、一泊なら、ゆっくりペースで
行けるが、重い荷物を背負わなければいけない。途中、渡渉が
多いので「長靴」で歩く人も多いようだ。忘れてはならないのは、
毒蛇(ハブ)、毒虫(毒蛾)、蜂、ヒル等の対処だ。但し、過度に
神経質になる必要は無い。大事な事は、そう言う危険があると言う、
認識を持つ事だ。今は、電話で出来るそうだが、営林署や警察への
連絡も必要だ。指導票も比較的しっかりしているものの、過去には
行へ不明になった人もいた、と言う。
では、先に進もう!浦内川の右岸を進むと、展望台から
約25分、カンピレーの滝に着く。このコースの魅力は、
何と言っても次々に現れる滝だ。
カンピレーの滝から約15分、イタジキ川の渡渉地点に着く。
渡渉地点にはロープが張ってあり、水深も浅いので、
増水時以外は問題はない。
西表島への旅は、3泊4日でした。ですから、最短ですね。前泊して、後泊して、山中一泊、と言いう感じでしょうか。西表島の位置関係を地図でお示ししましたが、西表島から隣の石垣島までは直線距離で約20キロです。那覇へ440キロ、東京へ1970キロ、尖閣へ160キロ、台北へ240キロ、と言った感じですから、台北の方がずっと近い、と言う距離感覚ですね。石垣島と共に「西表石垣国立公園」になっています。
さて、飛行機は羽田を朝6:40に出て石垣空港まで飛行時間約3時間20分ですから凄いですね。もしかしたら国内の最長フライトかも知れませんね。今回は、西表島の縦断だけが目的ですから、どんどん先に進みます。10時頃、石垣空港に着いたら20分後にはもう西表島に向かう船の出る港に向かう為バスの中です。港に着いたのは船の出る約20分前、船で西表島の大原港まで40分の船旅です。大原港に着いたら路線バスが待っていて、島の北側にある上原へ出発です。その日泊まる上原に着いたのはおおよそ、12時半頃でした。タクシー、電車、飛行機、バス、船、バスを乗り継いで7時間の行程でしたから超、早い方です。それにしても、先を急ぐ、慌ただしい旅でした。