平成１９年元旦゛初日の出゛

雲の間に間
ほんの一瞬゛初日が顔を出す゛
逆光で
カメラのレンズに、はつきり納めきれませんでしたが
くらくらとする輝き
冬娘が初日の媚を売りにきた

雪も少なく穏やかな元旦の朝

もしもしウインドー様゛新年おめでとうございます゛

希望の原

スカイブルーの大空をバツクに
貼りついた大雪連邦

一片の
雪の結晶の壊れる
囁く春賀
冬から春への移り
生まれ変わりが
゛希望の原゛というのだろう

沸々と吹く新芽
ついばむ小鳥の囀り
冬眠から覚めた雪解け水は
谷から川へと下り
町へと流れ
我々と自然の愛を分かち合う

寡黙な空に
白いベールを被った峰みねの頂
届くようで届かない
幾年も繰り返す傾く座標の
不思議な季節の業

凍てつく窓に
雪原を分け
希望と言う陽を連れた光の束

朝日が走り出す