もしもしウインドー

僕の前に道は無い
僕の後に道は続く、、、
さ迷い歩む、
未来の窓もしもしウインドー

春は近くに

2008-02-20 05:22:37 | Weblog
「ラララララ~」」

旅立ちのミントのガムを手に渡し噛んでスツキリ病夫に春が

「軒下で春の長い雫の音がして、、、」

雨垂れが病気の夫をなだめるように歩行器を押し春日を潜る

手を引き過ごす二人三脚
夫は何時も座る椅子で
三年年目の春が来て

゛歩こうよ゛
゛今日は厭々゛、、、と

春陽は窓辺
にこにこと微笑を夫にくれる

゛さあ゛頑張りは明日に伸ばさずに
゛さあ゛今日から頑張るんだよ
今日と言う日はもう来ないのだからね

そんな夫の会話も無口に
空しくなる

励ましなんかもう諦めだろうか
こんな大きな男の心は案外小心者か、、、と
黙って夫の顔を見る

夜毎
夫のはしゃいで過ごした10年
あの空間がなければ
上々の夫でしたのに、、、
なんて哀れな大男に仕立てられ
私が居ながら゛なんて゛は言えないでしょう、、、(^-^)よ

ムッとする
(7ム7)<馬鹿な見本