三月の暦を捲れば
未だ多雪の中で
春を意識した軒下の雨垂れ
日に日に春になって行く
明日への傾きの音
眺める空は未だ薄い水色です
未だ冬眠している万物に強弱を付け春の呼びかけ
三月の暦を捲れば
未だ多雪の中で
春を意識した軒下の雨垂れ
日に日に春になって行く
明日への傾きの音
眺める空は未だ薄い水色です
未だ冬眠している万物に強弱を付け春の呼びかけ
多雪も三月が来れば
仰げば尊し
蛍の光
長がかった冬のトンネルの向こう側に
母さんの食器洗いのシャボンの泡が
春を意識して
旅立ちを促している
海や山、大地を抜け
我が街にも
春の息吹が勢いを増す
私の前にも希望と言う
春風がコートの襟元で結んだロングスカーフを解き
人生の道程が大きく開けて行くのが
見えて来た
寒い寒いと嘆きながら
封韻された366分の60日も過ぎ
心新たに今月の月暦を捲ると
あの土手の向こう側
雪の下でじっと耐えていた
蕗の薹、ふくじ草が
陽の恵みを待っている
母さんのエコバックからも
旨そうな青菜の束が見え
陽は燦々と浴を得り
春だ~
春だ~
解禁だ~
ラララララ~
何か嬉しい知らせが届いて来る
そんな予感が私にも、、、、、