今日の陽が
海峡を渡り野山を超え
窓いっぱいの五月のコールが媚を得って来た
未だ汚れも無く初々しい
このひと時は。。。。。。。ひと晩中
身を伏せて待っていた園生へのコールと変わっている
この情景を思わず背伸びして見とれていると
いつしか
生きて行く身の私のハート迄もしっかり掴み
心の蕾も弾けだしそうになっていた
そこには只
五月の風が舞っていて
会話も無く
以心伝心伝わってくる
美しい自然愛
見とれてしまった
窓越しの近郊の小径に背を伸ばしていると
土筆の群れが手を繋ぎ合い
水の入った田所では
小川のせせらぎの音を気にしながら
春の陽を浴び蒲公英を編む童
雪窓の母さんの編み物の姿と重なって行く
寒い寒いあの地帯から
きっと今日から五月のけじめ
そんな予感の陽が届く