金魚cafe

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2014-07-04 23:01:47 | 佐々木蔵之介さん
蔵ファンの方の間では試写会などを入れるともう4回、5回と観た方がいらっしゃるのでまあフツーかなと思ってるのですが、さすがに他の人には3回観に行ったとは言えずでして。^^;

観るともう内容は覚えちゃって、でもやっぱり殿が観たい、湯長谷の藩士の方々を観たいというので何回でもOKです。

映画館は平日に行きますと比較的年齢高め、男性多しで笑いが多くてなんかうれしくなります。

いろいろ前にも感想を書いておりますが、殿こと内藤政醇サマが良い。!!

飄々としておっとりとしていて小さな鯛のお頭つきを大事そうに食べて、湯長谷の大根漬けをこれがあれば充分ではねえか美味しそうポリポリと音をさせて食べてるところ、そんな殿がいざ戦闘モードになるとカッコイイ!!

昼行燈に見せかけてめっぽう強いというのは時代劇のお約束。

これは正しい痛快娯楽時代劇なのであったと、それはとても嬉しいです。

ほかの時代劇の映画が最近芸術的になっててちょっと重いなあと感じてたところに観ると元気になる、そうそうこんなのが観たかったのだと。

けれど面白いだけでなくちょっと考えちゃうところもありまして、江戸までの道中、殿も藩士のみなさんも何度もピ~ンチが訪れます。

殿にも最大のピ~ンチが訪れます。

もはやこれまでと覚悟を決めた殿。

「身分などくだらぬ。」と。

これがすごく気になりました。

殿は貧しいながらも湯長谷で民とのんびりと暮らしたかった。

ただそれだけなのに、幕府のお偉いさんは自分たちの私腹を肥やし権力闘争に明け暮れる。
そこに巻き込まれてしまった。

5日のうちに江戸に行かなければお家はお取りつぶし、もし5日で江戸についたとしても謀反の疑いを晴らせるかどうかもわからない。

走るぞ~~!!と言いながら飄々としていたのは死を覚悟しているのを悟られないためだったのかと。

だから最大のピ~ンチのとき少しも慌てなかったのですね。

飄々ととした殿が何の表情もなく敵をバッサリと斬るところにこういうスイッチの切り替えがまた素敵だわ~~とドキドキしました。

どっちがホントの殿なんだろう?

どっちもホントの殿なんだろうなあ。

そんないろんな表情を見せてくれる殿。

殺陣のシーンがステキでした~。

スーパー歌舞伎のときも殺陣はありましたが歌舞伎の様式美みたいな感じで型が決まっていたのでしょうね。

映画で広いセットでのほうが動きが活き活きしていてこっちのほうがいいかもと思いました。



出世男という縁起の良い名前のお酒です。

階段を一歩、一歩と確実に昇ってきて映画で主演をはるまでに。

蔵之介さんは飲んだことあるのでしょうか?