金魚cafe

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LIFE~夢のカタチ~茅葺屋根の古民家の米粉ベーグル

2014-10-15 23:12:46 | 佐々木蔵之介さん
最近スーパーでも売られるようになったベーグル。

あのモチモチした食感が私は好きです。

食パンに比べるとカロリー低め(食べすぎるとダメですが^^)も魅力です。

神戸の北区に築260年の茅葺屋根の古民家でベーグル屋さんをオープンさせた村上さん。

神戸の北区っていうと都心っぽい感覚ですが、のどかな田園風景でした。

ほかにも茅葺屋根のおうちもちらほら。

茅葺屋根のお家は夏涼しく、冬暖かくと日本の気候に適してるんですが、今は原料の萱の調達などなど難しくだんだんと姿を消していってますね。

そんな古民家に魅せられた村上さんという方が家族でここに住んでベーグル屋さんを開業されました。

材料も国産や安全なものにこだわっているというので遠くからもお客様がやってきます。

焼いたベーグルの他に米粉で蒸しパンのようなベーグルも作られています。

これはお客様のお子さんで小麦アレルギーでパンが食べられない、そんな人たちのためにと蒸しパンを作られたのです。

ベーグルのモチモチ感って米粉のほうがより出るんじゃないかなあとツヤツヤした出来上がりのパンを見ながらお腹がすいてきました。^^

お客様も大勢来てくださる、ご近所の方も皆さん応援してくださると順調な滑り出しの村上さんですが、古民家の前の所有者だった前田さんにすごく感謝というかご主人がお亡くなりになって一人で暮らすのは大変と古民家を出られた前田さんこの茅葺屋根の古民家に対する想いを感じています。

前田さんから譲られた村上さんご家族は前田さんの新しいお住まいをよく訪れます。

村上さんは自分たちがこうやってベーグルを作りながら暮らしていけるのは前田さんのおかげです、古民家に遊びに来てほしいとお願いするのですが、前田さんは84年住んで手放すにつけてそれなりのさみしさもある、行きたいけど行きたくないというのもある。
こないだまで自分が住んでいたところに自分がお客様となって行くのはという惜別と望郷のまだ気持ちが揺れているのでしょうか。

それでも村上さんに頑張りすぎないようにねと暖かい言葉をかけます。^^

そして新米の季節がやってきて村上さんは新しい試みをやってみようと地元でとれたお米で米粉ベーグルを作ろうと考えます。

やっぱりお米で作るのならば輪っかより三角のおにぎり型のほうがピッタリ。^^

ありそうでなかったおにぎり型の米粉ベーグルパン。

そして前田さんに出来上がったパンを食べて頂いて前田さんがとても喜ばれたのをみて涙ぐんでいる村上さん。

これは前田さんに喜んでもらえるパンをと考えて作られたのかなあ。

この米粉のパンならばコーヒーじゃなくてお味噌汁でもOKなんじゃないでしょうか。

自分でお米を作ってそしてパンを作るという夢のツヅキを語る村上さん、みなさんが畑仕事の合間におにぎりじゃなく米粉パンで一息なんていう日がくるのでしょうね。