金魚cafe

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ぶどうのなみだ

2014-10-20 22:41:42 | 大泉洋さん
この日は朝イチで映画を観てそのあと落語を聞きに行くという忙しいスケジュールでした。

落語の感想はまた書きたいとおもいます。

しあわせのパンに続く北海道を舞台にした映画。

北海道で採れた大地の恵みを頂く、しあわせのパンもそうでしたが料理が素晴らしい!!^^

トウモロコシ、かぼちゃ、そしてお肉(ラム、ポーク、ビーフ)は塊のまま豪快に焼いて大皿にド~~ンと。
それを皆でワイワイ言いながらワインで乾杯して頂く、素材が良いのでありのままに。^^

舞台の空知というところは昔炭鉱でにぎわっていたようですが、今はブドウ畑と小麦畑がどこまでも続いていました。

小麦畑があるからでしょうか、焼き立てのパン(なぜかお米は出てこなかったです。)が石釜からホカホカと出てきます。

洋ちゃん演じる蒼(アオ)は指揮者だったのですが突発性難聴になってしまい夢半ばであきらめ、故郷の空知に戻りブドウを栽培してワイン造りをしています。




洋ちゃんの指揮者サマになってます。^^
ついでに和賀英良の蔵之介さん、指揮のシーンは洋ちゃんに軍配を上げたいと思います。
洋ちゃんはマジシャンの役もほぼ吹き替えなしで自分でやるぐらい器用な人なのです。
蔵之介さん少年時代ピアニカはとなりの子に弾いてもらってたという音楽の成績2な方ですから。(ごめんなさ~い。^^;)

指揮者の夢が壊れたため、空知に戻ってからは頑なになってしまった蒼、そんな彼を支える弟の緑(ロク)。

緑は名前の通り緑の大地のような人で彼が作った小麦畑は見事です。^^そして彼の作る料理も。^^

一生懸命ピノノワールを作っても思い通りのワインにならず、ますます頑なになる蒼。

そんなところにアンという女性がキャンピングカーで現れて、蒼、緑の隣りの土地で穴掘りを始めます。

アンモナイトを捜してあちこち発掘しているというアン・エリカ、マイペースだけどフレンドリーで彼女の周りには人が集まります。
地元の駐在さんの田口トモロヲさん、蒼、緑兄弟の古い知り合いのリリィさんがほのぼのしてカワイイというのがピッタリでした。^^

エリカの出現で頑なな蒼の気持ちにも変化が。

いつもはずっとしゃべりっぱなしの洋ちゃんがあまりしゃべらなくて、ただブドウ畑にたたずんでいたり、ワイングラスを傾けピノノワールの出来栄えを見つめたりと静かなシーンが多くて苦悩してる洋ちゃんも素敵だわ~なんて思いながら観ておりました。

ブドウに適した気候、良い土、水、肥料も適度に与え、毎日手をかけて育てても良いワインができるかといえばそれは難しく、何が足りないのか?足りないのではなくブドウの木の気持ちになって考えることなのかなあと。

題名のぶどうのなみだの意味を知るとブドウの木ってすごいなあと思ってしまいます。


映画館のポスターが洋ちゃんのサイン入りでした。^^