ピアノを弾こう🎹 国分寺市、小平市の《つぶらピアノ教室》

国分寺市北町のピアノ教室のご案内です。鷹の台駅より徒歩8分、創価小学校より徒歩3分です。

快適な湿度は?

2018-01-17 11:54:38 | ピアノ教室
空気が乾燥する季節です。
毎年冬になるとかすかな雑音を含むようになるピアノ…
乾燥して木が縮むことによってできる隙間や歪みなど、音に影響してきます。

ここへ引っ越してきてから、それが多く、大きく感じるようになりました。
防音室で、密閉空間であることも関係があるようで、ドアの開閉で一気に流れ込む冷気や、夏ならば湿気など、その差が激しくなると楽器に影響します。
レッスンのたびに、開けたり閉めたりしていると、環境が短時間に大きく変わるので、本当は楽器には良くないらしいです。

ピアノは、一定の温度、湿度を保っていると、良い状態が保てますが、ホールの楽器倉庫のように設備を整えることは、なかなか難しいことです。

年明け早々に調律したピアノ、月曜日のリハーサル時にまた立ち寄ってくださった調律師さんにさらに調整して頂きましたが、やはり乾燥がかなり進んでいるようです…

とはいえ、お肌が潤うような、湯気の立ち上る加湿器などは、水蒸気がピアノの中に結露して、弦が錆びてしまったり、響板を痛めたりします。

これはキッチンなどの近く、湯気や火力などの温度差のある環境に置くことも同じようにピアノを痛めます。

雨が降っても、ピアノの音は変わります。
木は呼吸していて、温度や湿度に反応します。

まるで生きているかのように…

弦は鉄でできているので、水蒸気で結露すれば錆びて切れるのはわかりますが、よく見えない、どうなっているのか目ではわかりにくい響板が痛むとこれは致命傷です。
ここはピアノの心臓部。
乾燥が激しければ木ですから割れてしまうこともあるし、湿気でやられてしまうこともあります。

教室では、紙のフィルターの下にお水を入れる器のある、簡単な加湿器を使ってきましたが、もうとても間に合いそうもない!と判断して、昨日慌てて加湿器を買いに走りました!

湿気があるとモコモコした音で、乾燥が進むと鳴りすぎたり、雑音が聞こえたりと本当にデリケート…

ピアノにとっての理想は、温度20度、湿度50%だそうです。
ただし、外国のピアノは、湿度40%としているものもあるそうですが…

とりあえず、50%に設定して 見ましたが、エアコンなしでドアを閉めておけば保てます。
が、エアコンをつけると40〜45%くらい。
馬力が足りないと、設定を70%にしてみても、あまり変わらなかったです。

加湿器、色々あって悩みました。店員さんにたくさん質問して選んできましたよ!

お肌が潤う、水蒸気がぽこぽこしているようなものはダメなので、あくまで気化式。
でも、簡易的とはいえ、乾燥が激しければ、いくつも置いていた立体折り紙のようなフィルターを水に浸した気化式のものは効果が今ひとつ…

ということで、気化式+ヒーターという、水に浸したフィルターに温風を当てて湿気を送るという方式のものにしました。

まだ設置したばかりですが、しばらく付けっ放しにして、ピアノの状態を見ていきたいと思っています。

早く状態が戻るといいなぁ…