この写真はご存知、1964年に開かれた東京オリンピックの開会式の模様です。入場行進の最後を飾る日本選手団の「紅白のユニホーム」の美しさと、一糸乱れぬ整然とした行進に、日本人としての誇りと感動を覚えたものです。ちょうどその年私は30歳、数年前に買った「白黒テレビ」を、幼い子供達としがみ付く様にして観戦たものです。
後で矛盾点を突かれたら困るので補足しておきますが、「白黒テレビ」では「紅白のユニホーム」は識別できません。紅白のユニホームかどうかはアナウンサーの説明や、翌日の新聞写真で、それと確認できました。(笑)
これはオリンピック終了後に発行された「毎日クラブ」の特集号です。想い出を後世(?)に残しておく為に1冊買っておきました。 冒頭の写真はその中からか転載した物です。
それから約半世紀 1度も見ることはありませんでしたが、今回の「2020年東京開催」を機に本棚を探したら出てきました。 ちなみに本のサイズは260mm×340mmで、170ページ、価格が250円でした。
ついでにその中味も少々紹介しておきましょう。なかでも女子バレーでの「東洋の魔女」の活躍は圧巻でした。
これからの写真はこの本に掲載された広告の一部です。その時代背景を知るのにとても役立ちました。
オリンピックを機に「カラーテレビ」も発売されたようですが、当時ははとても高価で、庶民の手の届く物ではありませんでした。よってここに掲載されたテレビは、各社共「白黒テレビ」だったようです。
これは植木等の有名な折畳み傘のコマーシャル。『何である。アイ(愛)デアル』です。
そしてこの写真は「タイガー計算機」の広告です。何でこの広告を取り上げたかと言えば、映画「風たちぬ」を観た後で花咲爺さんが昔を懐かしみ、ネットで計算尺をゲットして喜んでいましたが、設計室での計算手段が徐々に「計算尺」から「タイガー計算機」に移行しだしたのも、この頃からだったからです。
この「タイガー計算機」は計算尺のように個人持ちではなく、グループに1~2台置いてあり共同で使いました。 今でもオークションに出品された物を見ることはありますが、その価格は計算尺より1桁以上違うようです。いくら花咲爺さんが懐古趣味でもここまでは追いかけないでしょう。
何だか話が「オリンピック」から「タイガー計算機」に逸れてしまいましが、次の東京オリンピックが開催されるのは7年後の事です。単純計算しても爺さんはその時 80代半ばを越えています。果たしてそこまで持ちますかどうか・・・?
私は生でオリンピックを見たことはありません。
7年後が楽しみです。お互い長生きしましょう。
7年後のオリンピックを生で無くて良いから、是非病院ではなくて自宅で見たいものです。 それには少々努力も必要でしょうが、それを1つの目標にして頑張りたいと思います。