音楽との縁 Ⅱ

ワシは左利きなのに、友達から譲って貰うたギタ－は右利き用じゃ。
そんな事、何も考えずに右利き用のギタｰをそのまま左手に持って弾いとりました。
『何か変？』　と気付いたのは高校1年の時にコ－ド本を購入した時。
弦を反対に張り替えんといかん事にやっと気づいたのよ、鈍いねぇ！

その頃には何曲か自分でも曲を作れるようになっとったが、
右利き用のギタ－をそのまま左手に持ち替えて弾く奏法に慣れとったワシは
それを反対に弦を張り替えて、1から覚えんといけんショックは大きく、
もうギタ－なんてやめてしまおうかとも思うた。

ギタ－、ましてやエレキギタ－なんぞ弾くようなヤツは不良じゃと言われた時代。
ま、中学2生の頃には数学の成績はうなぎ上りに上がり、
担当教師からも一目置かれるような存在になっとったワシじゃが、
非行少年と呼ばれとるような奴らとも付き合いがあり、
とうとう3年生の高校受験前頃には、警察のやっかいになるような事件もあり、
指導係の先生からも別な意味で一目置かれる存在になっとった。

そんな事件を起こして間もなく担任の先生に職員室に呼び出された。
『まだこの前の事件の事でお叱りを受けるんかいな？』と想定しながら
職員室に入ってきたワシに担任の先生は
『Mくん、H高校から特待生の通知が来とるよ』
『特待生？』特待生の意味が分からんかった。

放課後の教室に帰るとギタ－を得意になって弾いてる友人がいて
周りをクラスメイトの女の子が囲んでいた。
「ワシ、私立の高校に行くかもしれん」と言うと
その中の女の子の一人が
『なんで？　一緒に公立の高校に行こうよ』
『そうよ、そうよ、一緒に公立に行こう！』他の女の子も声を合わせた。

「ヨ～ッシ！　やっぱりそうすっかぁ？！」単純なワシじゃった（苦笑）。

音楽との縁

最初に手にした楽器は何じゃったろう？
ハ-モニカか？　カスタネットか？　そんなところじゃろう。
小学校へ入ってリコ-ダ-を吹き、初めて曲らしいものを音楽の時間に演奏した。

歌は幼稚園で習うた歌も当然あるじゃろうが、母親の鼻歌をよう覚えとる。
島倉千代子の歌を口ずさんでいるのを記憶している。
またあの頃ワシら子供が悪さをせんようにと高いタンスの上に置かれた
ラジオから聴こえてくる歌謡曲も覚えている。
ラジオからの歌で最初に覚えたのは美空ひばりの『妻恋道中』じゃった。

中学生になって友人から古いギタ-を譲り受けた頃に
エレキギタ-が流行り始め、ｱｽﾄﾛﾉｳﾂの『波の彼方』でリバ-ブの効いた演奏にしびれた。
続いてベンチャ-ズのテケテケサウンドはティ-ンエイジャ-になったばかりの
ワシらのハ-トをしっかり掴んだ。
古いガットギタ-でテケテケサウンドを真似したものじゃ。

同じ頃、ラジオから流れるビ-トルズのサウンドは習い始めた英語の影響もあり
歌詞カ-ドみて何回も一緒に歌い曲を覚えて行った。
それまでテレビなどで橋幸夫や舟木一夫、西郷輝彦の歌謡曲しか知らんかったワシには
海の向こうから聴こえてくるポップスは実に心地えかった。

日韓関係

日韓関係が険悪な状態になってきた。
政府間だけじゃのうて民間のスポ-ツ、文化交流にまで影響してきた。
お互いの観光客にもキャンセルが相次いでいるとか？

ワシに言わせたら、今さら何を言い出すと言いたい。
韓国や中国やロシアに旅行に行って金を落としてくるなんざぁ非国民もエエとこよ。
旅行会社も安いからと、こんな国への旅行プランなどするな、と言いたい。
今でもこんな国へ旅する者は非国民として憲兵さんにチクリたいくらいじゃ。

韓国も中国も好きじゃないが20年前まではワシも旅行したことがある。
非国民とそしりを受けても甘んじて受けよう。
言い訳させて貰えば、中国へは203高地に日本人戦死者に対して花を手向けに行った。
韓国は言い訳できない、歴史を訪ね、美味しいものを食べに、買い物に行った。
その頃は親日的じゃったとは言え、あまり人に言いたくない。

対ロシアについては子供の頃からエエと思うた事は1度もない。
どの国も、国民一人一人に問題ない、人として愛せる人も多いと思う。
しかしそこに政府が出てくると大嫌いになる。
ロシア、ロスケ、ソ連、昔から対立しとる。
約束を守らん卑怯な国、昔から暖かい土地を虎視眈々と狙う、油断ならん国。
メドベ-ジェフ、こいつ大嫌いじゃ。個人的にも大嫌いじゃ。
こいつが択捉島に来とる時に地震が来て津波に呑まれたらエエのにと思う。
ワシの思いよ択捉に届け！

次はどこへ？

この夏休みの旅の計画はない。
どうせじっとしとられんのじゃけぇ、近県の山や海を訪ねることになると思う。
海外旅行は別にして、だいたいが急に決まる。
急にどこかへ行きたい、急に何かを食べたい、急にデ-トしたい。
わがままもエエとこじゃが、それについて来てくれる人と行く。

最愛の人と行けるのが一番じゃが、急に言うもんじゃけぇ相手の都合もある。
じゃが、わがままなワシは行きたいと思うた時が、その時なんよ。
付き合える人を探す、友人関係に片っ端から電話する。
どうせなら男より女の方がエエに決まっとる。
下心はないが女としての意見が聞ける。

生まれ落ちてから現在に至るまで何人の人と巡り会えたんじゃろう？
一番最初に出会うた人は母親に違いない。
幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と半強制的に出会えた人と、
自分から出向いて知り合えた人とどっちが多いんじゃろ？

自分を心から愛してくれた人、家族を含めて何人かおる。
それが長きに渡ると、決してその人たちを裏切れないでしょ？
ワシを支えてくれた、その時、その時の人に感謝。

努力して報われる人とそうでない人

人生、何においても努力する人、そうでない人がおられますよね。
努力しないで報われるような幸運な人は、そうないと思うが、
努力しても報われん人はわんさかおられる。

深夜放送で来年の東京オリンピックに向けて、アスリ-トたちの頑張っている様子を
やっていたが、代表に選ばれるため、みんなそれだけに集中して努力しとるのよ。
努力の甲斐あって代表に選ばれたら、選ばれたで入賞、メダルを目指し
更なる努力を求められ、限界まで涙ぐましい努力が続く。

惜しくも代表に選ばれなかった人たちは悔しい思いを胸に、
次こそはと、こちらも更なる努力を続ける人、
諦めて選手生活に別れを告げ、新たな人生のスタ-トを切る人、
みんな努力しとるよねぇ？　たとえ努力がその時、実らなくとも
その人の人生において必ず報われる時が来ると思う。

努力しないで笑うとる人より、努力して泣いた人の方がええ。
この時だけは、笑顔より泣き顔の方が素敵じゃ。