8年前の今日、10月8日。横浜ベイスターズは甲子園球場で38年ぶりのリーグ優勝を達成したのであった。そして今年の今日、単独最下位決定…
orz
時の流れは残酷で、私も横浜もあの優勝を境に悪いこと続きのような気がする。あ~ヤダヤダ。38年周期で優勝するとしたら、あと30年待たねばならん。待てるかな…自信がない(爆)。
さて、チームを強くするためにはドラフトで好素材を獲得してしっかり育てるのが基本。トレードやFAはあくまでつなぎみたいなもんである。巨人をごらん。FAやトレードで見境なく乱獲しまくった結果が今の惨状。人気も落ちる一方だ。やっぱり「よそ者」ばかりのチームじゃ、ファンも思い入れが湧かないよね。個人的には、「FAなんかいらない」派である。FAさえなければ佐々木も谷繁も出て行かなかったんだもの。中日に移籍した谷繁にどれほど痛い目に遭わされてるか…orz
あ、でもFAで駒田が来なかったら優勝は怪しかったかも知れんが(爆)。
話が脱線したが、要はドラフトはそれだけ大事だってことである。
高校ドラフトではなかなかの指名を見せてくれた横浜は、11月の大学・社会人ドラフトではどのような戦略を立てていくのか、考えてみた。
優先順位
1…とにかく投手!左右はもはや関係ない!!
今年の低迷の原因は何と言っても投手陣の崩壊。先発もリリーフもダメダメだった。特に「クアトロK」と呼ばれるリリーフ4人(川村・加藤・木塚・クルーン)で合計17敗(今日現在)もしている。彼らは勝ちパターンで出てくるのが仕事なのに、これだけ試合を壊されちゃあね…。年齢的にも、来年は川村35歳、加藤29歳、木塚30歳、クルーン34歳。そろそろ後継者を作りたい。もちろん、先発投手も欲しい。左投手も質・量ともに足りないし、極端な話、全員投手指名で行っちゃってもいいぐらい…。
個人的に注目の選手(年齢は来年3月現在)
★高崎 健太郎(たかさき・けんたろう)投手 右投右打 175cm80kg
21歳 熊本・鎮西高-日産自動車
高校時代から剛球投手として名をはせたドラフト候補だったが、社会人でよく食べよく鍛えてパワーアップに成功。肘を痛めた時期もあったが、今年の都市対抗では元気な姿をマウンドで見せた。MAX149キロの速球と高速スライダーが最大の武器。
★木村 雄太(きむら・ゆうた)投手 左投左打 189cm84kg
21歳 秋田・秋田経法大付属高-東京ガス
高校時代は「秋田のランディ・ジョンソン」と呼ばれ、広島が1位指名を狙っていたほど。長身投手にありがちなフォームのバランスの悪さがなく、精神的にも常に冷静に飄々と投げられるのがいいところ。完成度は高くなく、そこがまた魅力だ。
★上野 貴久(うえの・たかひさ)投手 左投左打 177cm75kg
24歳 東京・帝京高-東洋大-NTT東日本
スリークオーターからキレのいい直球をコントロール良く投げ込む。タイミングを外すカーブにスライダー、スクリューと変化球も多彩で、右打者相手にも十分通用するだけの力量を持つ。チームに一人は欲しい、使いでのあるサウスポーである。
★七條 祐樹(しちじょう・ゆうき)投手 右投右打 180cm73kg
22歳 宮崎・延岡工業高-日産自動車九州
右のサイドハンドで、常時140キロ台のスピードが出る(MAX147キロ)。特に、右打者への内角へはナチュラルシュートがかかり、スライダーも相まって打ち難さは相当なもの。木塚や加藤に続くサイドハンドして、狙ってもいいんじゃないかな?
2…実は手薄な内野手。頭数足らん!
投手第一!これが基本なんだけれども、実は内野手も結構ヤバイ。万永が引退、石井、種田、佐伯は高齢化で衰えを隠せない。内川は送球に難があり、二遊間への定着は厳しそう…。藤田に開花の兆しが見えるが、それに続く選手が欲しい。高校生ドラフトで梶谷(島根・開星高)を指名したが、可能ならばもう1人ぐらい内野手を指名しておきたいところである。
個人的注目の選手
★大引 啓次(おおびき・けいじ)内野手 右投右打 177cm75kg
22歳 大阪・浪速高-法政大
攻守ともに、軸のぶれない安定感が最大の売り物。派手なパフォーマンスはない代わり、シーズンが終わってみると好成績を残している、という職人タイプ。ただ、プロで生きるにはもうちょっと強いインパクトも必要では?という懸念もあるが。
★原 拓也(はら・たくや)内野手 右投左打 174cm74kg
22歳 神奈川・東海大相模高-関東学院大
遊撃守備では、打球に対する反応が抜群。肩も強く、三遊間の深い位置からの一塁送球は最後まで勢いが衰えない。また、これまで課題だった非力な打撃も今年に入って急激な成長を見せ、広角に長打が出るようになった。地元だけに要注目だ!
★田中 啓嗣(たなか・ひろつぐ)内野手 右投両打 172cm70kg
24歳 東京・日大三高-明治大-日本生命
大学時代にもドラフト候補に挙がっていた守備の名手である。彼のところに打球が飛べば、捕る前から「よし、アウト1個」と思わせる安定感。打撃も徐々に力強さが出てきた。実際今年の都市対抗で見て「やっぱいいなぁ」と改めて思いました。
3…捕手。ドングリーズに刺激を与えろ!
現在の一軍の捕手は実質相川と鶴岡の併用状態。どちらも頑張ってはいるけど、やっぱりちょっと物足りない。年齢的にも、来年は相川31歳、鶴岡30歳で、そろそろ後継者を考えねばならない時期に来ている。捕手は一人前になるまで時間がかかるだけになおさらだ。武山や斉藤がドーンと伸びてくれるのがベストだが、彼らに刺激を与えるべく、即戦力級の一人ぐらい指名があっても良いだろう。
個人的注目の選手
★高谷 裕亮(たかや・ひろあき)捕手 右投左打 178cm80kg
25歳 栃木・小山北桜高-富士重工-白鴎大
高校から一度は社会人に進むが、腰痛などもあって2年で退社。1年間の浪人生活を経て大学に入った苦労人である。強肩と安定したコントロールが光るスローイングは、走者をスライディングすらさせずにアウトにすることも度々。打力も良い。
★田仲 勝治(たなか・しょうじ)捕手 右投右打 176cm76kg
22歳 神奈川・横浜高-青山学院大
最大の売り物はインサイドワークで、青学大・河原井正雄監督が「古田(ヤクルト)級の配球」とまで絶賛するほど。スローイングも、捕ってから投げるまでの速さはプロレベルとか。打撃はまだ非力だが、センスは悪くないだけに将来有望である。
★嶋 基宏(しま・もとひろ)捕手 右投右打 179cm82kg
22歳 愛知・中京大中京高-國學院大
初めてマスクをかぶったのは大学2年の時。そこからトントン拍子に成長して、今や主将・4番・捕手という重責を担う。國學院大・竹田利秋監督が「私の分身」と全幅の信頼を置くほど。捕手としてのセンスは満載。あとは打撃に強さが欲しい。
★堂上 隼人(どううえ・はやと)捕手 右投右打 182cm83kg
24歳 神奈川・武相高-横浜商科大-日産自動車-四国・香川オリーブガイナーズ
大学時代は上位指名も噂されたほどの逸材。大学時代の「当たれば大きい」的な粗い打撃から脱却し、投高打低の四国リーグにおいて強烈な存在感をアピールしている。守備は、技術的には十分プロ級のものがあるだけに、リード面を磨きたい。
4…走れる外野手。盗塁が見たい!
これは優先順位としては一番下。外野手に関しては一軍レベルが割と揃ってて、慌てて補強する必要性もそんなにない。ただ、盗塁できる選手は欲しい。私がファンになった頃は、スーパーカートリオ(高木豊・加藤博一・屋鋪要)が健在で、他にも走れる選手ばっかりだったから(その代わり大砲がいなかった)、今の盗塁数の少なさが物足りない。ある意味最下位より許せない(爆)。金城とか多村とか小池とか、走れば速いのに盗塁数がなかなか伸びないのがもどかしいのだー!
個人的注目の選手
★大崎 雄太朗(おおさき・ゆうたろう)外野手 右投左打 170cm80kg
22歳 茨城・常総学院高-青山学院大
大舞台になればなるほど底力を見せる勝負強い選手だ。小柄だがひ弱さがなく、ツボに来た球はスタンドへ軽く放り込むパワーがある。もちろん俊足で、外野守備もムダな動きが少なく守備範囲が広い。攻撃的リードオフマンになれる素質あり。
★川端 裕也(かわばた・ゆうや)外野手 右投左打 180cm74kg
22歳 兵庫・神港学園高-立命館大
50mを5秒8で走る俊足で、今春は関西学生野球リーグ新記録となる1試合6盗塁の離れ業を演じた。技術はもちろんのこと、スタート切る意欲と常に次の塁を狙う貪欲さが良い。バットコントロールは悪くないのだが、非力な打撃が惜しい…!
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時の流れは残酷で、私も横浜もあの優勝を境に悪いこと続きのような気がする。あ~ヤダヤダ。38年周期で優勝するとしたら、あと30年待たねばならん。待てるかな…自信がない(爆)。
さて、チームを強くするためにはドラフトで好素材を獲得してしっかり育てるのが基本。トレードやFAはあくまでつなぎみたいなもんである。巨人をごらん。FAやトレードで見境なく乱獲しまくった結果が今の惨状。人気も落ちる一方だ。やっぱり「よそ者」ばかりのチームじゃ、ファンも思い入れが湧かないよね。個人的には、「FAなんかいらない」派である。FAさえなければ佐々木も谷繁も出て行かなかったんだもの。中日に移籍した谷繁にどれほど痛い目に遭わされてるか…orz
あ、でもFAで駒田が来なかったら優勝は怪しかったかも知れんが(爆)。
話が脱線したが、要はドラフトはそれだけ大事だってことである。
高校ドラフトではなかなかの指名を見せてくれた横浜は、11月の大学・社会人ドラフトではどのような戦略を立てていくのか、考えてみた。
優先順位
1…とにかく投手!左右はもはや関係ない!!
今年の低迷の原因は何と言っても投手陣の崩壊。先発もリリーフもダメダメだった。特に「クアトロK」と呼ばれるリリーフ4人(川村・加藤・木塚・クルーン)で合計17敗(今日現在)もしている。彼らは勝ちパターンで出てくるのが仕事なのに、これだけ試合を壊されちゃあね…。年齢的にも、来年は川村35歳、加藤29歳、木塚30歳、クルーン34歳。そろそろ後継者を作りたい。もちろん、先発投手も欲しい。左投手も質・量ともに足りないし、極端な話、全員投手指名で行っちゃってもいいぐらい…。
個人的に注目の選手(年齢は来年3月現在)
★高崎 健太郎(たかさき・けんたろう)投手 右投右打 175cm80kg
21歳 熊本・鎮西高-日産自動車
高校時代から剛球投手として名をはせたドラフト候補だったが、社会人でよく食べよく鍛えてパワーアップに成功。肘を痛めた時期もあったが、今年の都市対抗では元気な姿をマウンドで見せた。MAX149キロの速球と高速スライダーが最大の武器。
★木村 雄太(きむら・ゆうた)投手 左投左打 189cm84kg
21歳 秋田・秋田経法大付属高-東京ガス
高校時代は「秋田のランディ・ジョンソン」と呼ばれ、広島が1位指名を狙っていたほど。長身投手にありがちなフォームのバランスの悪さがなく、精神的にも常に冷静に飄々と投げられるのがいいところ。完成度は高くなく、そこがまた魅力だ。
★上野 貴久(うえの・たかひさ)投手 左投左打 177cm75kg
24歳 東京・帝京高-東洋大-NTT東日本
スリークオーターからキレのいい直球をコントロール良く投げ込む。タイミングを外すカーブにスライダー、スクリューと変化球も多彩で、右打者相手にも十分通用するだけの力量を持つ。チームに一人は欲しい、使いでのあるサウスポーである。
★七條 祐樹(しちじょう・ゆうき)投手 右投右打 180cm73kg
22歳 宮崎・延岡工業高-日産自動車九州
右のサイドハンドで、常時140キロ台のスピードが出る(MAX147キロ)。特に、右打者への内角へはナチュラルシュートがかかり、スライダーも相まって打ち難さは相当なもの。木塚や加藤に続くサイドハンドして、狙ってもいいんじゃないかな?
2…実は手薄な内野手。頭数足らん!
投手第一!これが基本なんだけれども、実は内野手も結構ヤバイ。万永が引退、石井、種田、佐伯は高齢化で衰えを隠せない。内川は送球に難があり、二遊間への定着は厳しそう…。藤田に開花の兆しが見えるが、それに続く選手が欲しい。高校生ドラフトで梶谷(島根・開星高)を指名したが、可能ならばもう1人ぐらい内野手を指名しておきたいところである。
個人的注目の選手
★大引 啓次(おおびき・けいじ)内野手 右投右打 177cm75kg
22歳 大阪・浪速高-法政大
攻守ともに、軸のぶれない安定感が最大の売り物。派手なパフォーマンスはない代わり、シーズンが終わってみると好成績を残している、という職人タイプ。ただ、プロで生きるにはもうちょっと強いインパクトも必要では?という懸念もあるが。
★原 拓也(はら・たくや)内野手 右投左打 174cm74kg
22歳 神奈川・東海大相模高-関東学院大
遊撃守備では、打球に対する反応が抜群。肩も強く、三遊間の深い位置からの一塁送球は最後まで勢いが衰えない。また、これまで課題だった非力な打撃も今年に入って急激な成長を見せ、広角に長打が出るようになった。地元だけに要注目だ!
★田中 啓嗣(たなか・ひろつぐ)内野手 右投両打 172cm70kg
24歳 東京・日大三高-明治大-日本生命
大学時代にもドラフト候補に挙がっていた守備の名手である。彼のところに打球が飛べば、捕る前から「よし、アウト1個」と思わせる安定感。打撃も徐々に力強さが出てきた。実際今年の都市対抗で見て「やっぱいいなぁ」と改めて思いました。
3…捕手。ドングリーズに刺激を与えろ!
現在の一軍の捕手は実質相川と鶴岡の併用状態。どちらも頑張ってはいるけど、やっぱりちょっと物足りない。年齢的にも、来年は相川31歳、鶴岡30歳で、そろそろ後継者を考えねばならない時期に来ている。捕手は一人前になるまで時間がかかるだけになおさらだ。武山や斉藤がドーンと伸びてくれるのがベストだが、彼らに刺激を与えるべく、即戦力級の一人ぐらい指名があっても良いだろう。
個人的注目の選手
★高谷 裕亮(たかや・ひろあき)捕手 右投左打 178cm80kg
25歳 栃木・小山北桜高-富士重工-白鴎大
高校から一度は社会人に進むが、腰痛などもあって2年で退社。1年間の浪人生活を経て大学に入った苦労人である。強肩と安定したコントロールが光るスローイングは、走者をスライディングすらさせずにアウトにすることも度々。打力も良い。
★田仲 勝治(たなか・しょうじ)捕手 右投右打 176cm76kg
22歳 神奈川・横浜高-青山学院大
最大の売り物はインサイドワークで、青学大・河原井正雄監督が「古田(ヤクルト)級の配球」とまで絶賛するほど。スローイングも、捕ってから投げるまでの速さはプロレベルとか。打撃はまだ非力だが、センスは悪くないだけに将来有望である。
★嶋 基宏(しま・もとひろ)捕手 右投右打 179cm82kg
22歳 愛知・中京大中京高-國學院大
初めてマスクをかぶったのは大学2年の時。そこからトントン拍子に成長して、今や主将・4番・捕手という重責を担う。國學院大・竹田利秋監督が「私の分身」と全幅の信頼を置くほど。捕手としてのセンスは満載。あとは打撃に強さが欲しい。
★堂上 隼人(どううえ・はやと)捕手 右投右打 182cm83kg
24歳 神奈川・武相高-横浜商科大-日産自動車-四国・香川オリーブガイナーズ
大学時代は上位指名も噂されたほどの逸材。大学時代の「当たれば大きい」的な粗い打撃から脱却し、投高打低の四国リーグにおいて強烈な存在感をアピールしている。守備は、技術的には十分プロ級のものがあるだけに、リード面を磨きたい。
4…走れる外野手。盗塁が見たい!
これは優先順位としては一番下。外野手に関しては一軍レベルが割と揃ってて、慌てて補強する必要性もそんなにない。ただ、盗塁できる選手は欲しい。私がファンになった頃は、スーパーカートリオ(高木豊・加藤博一・屋鋪要)が健在で、他にも走れる選手ばっかりだったから(その代わり大砲がいなかった)、今の盗塁数の少なさが物足りない。ある意味最下位より許せない(爆)。金城とか多村とか小池とか、走れば速いのに盗塁数がなかなか伸びないのがもどかしいのだー!
個人的注目の選手
★大崎 雄太朗(おおさき・ゆうたろう)外野手 右投左打 170cm80kg
22歳 茨城・常総学院高-青山学院大
大舞台になればなるほど底力を見せる勝負強い選手だ。小柄だがひ弱さがなく、ツボに来た球はスタンドへ軽く放り込むパワーがある。もちろん俊足で、外野守備もムダな動きが少なく守備範囲が広い。攻撃的リードオフマンになれる素質あり。
★川端 裕也(かわばた・ゆうや)外野手 右投左打 180cm74kg
22歳 兵庫・神港学園高-立命館大
50mを5秒8で走る俊足で、今春は関西学生野球リーグ新記録となる1試合6盗塁の離れ業を演じた。技術はもちろんのこと、スタート切る意欲と常に次の塁を狙う貪欲さが良い。バットコントロールは悪くないのだが、非力な打撃が惜しい…!