犬吠駅のホームで待つこと数分、電車がやってきた。子供たちがカメラを構えてカシャカシャやっていたが、思わずホームの端に寄りすぎて、電車に警笛を鳴らされている。子供たちの目当ては、2両編成の先頭側である「桃太郎電鉄」仕様にペインティングされた特別車両であった。
しかし、ながさんはこれがご不満の様子。
「ハデすぎて引くわ…。普通のカラーで走らせて欲しい!」
芸術系大学出身のながさん、このテのことにはちとうるさい。怒りのあまり、本来なら先頭車両に乗りたいであろうところを「あれには乗りたくない」と言い張って、わざわざ後ろの古い車両に乗ったのだった。
電車は程なく終点・外川駅に到着。周りは住宅地で、いたって地味な終点である。しかし、個人的には、お土産屋とかが乱立して、ヘタに観光地じみているよりはいいと思う。
さあ、昼飯食うところを探すべ!我々は、とりあえず港に向かって歩いた。港の方に行けば何かあるだろう、という根拠のない確信があったのである。
(次回に続く)
しかし、ながさんはこれがご不満の様子。
「ハデすぎて引くわ…。普通のカラーで走らせて欲しい!」
芸術系大学出身のながさん、このテのことにはちとうるさい。怒りのあまり、本来なら先頭車両に乗りたいであろうところを「あれには乗りたくない」と言い張って、わざわざ後ろの古い車両に乗ったのだった。
電車は程なく終点・外川駅に到着。周りは住宅地で、いたって地味な終点である。しかし、個人的には、お土産屋とかが乱立して、ヘタに観光地じみているよりはいいと思う。
さあ、昼飯食うところを探すべ!我々は、とりあえず港に向かって歩いた。港の方に行けば何かあるだろう、という根拠のない確信があったのである。
(次回に続く)