アベノマスクの事です。
未だに我が家の郵便ポストには配達されてません。
当てにしてませんが、何時になったら届くのだろう?
部下の提案を受け入れての、全世帯への思い付きのマスク配布の公表。
その予算措置が466億円。もっと違った用途があるのでは、と多くの方々から
不評をうけるありさま。
東南アジア諸国生産マスクの仕入れ業者選定の曖昧さ、更に随意契約の実態。
疑えば切りがない。報道される内容は氷山の一角。疑問の解消にはならない。
配布早々、異物混入、汚れなど不良品が見つかった。自治体から返品された。
当然、仕入れ業者の責任で回収されるものと思っていたら、
一昨日の参議院厚生労働委員会で、厚生労働省は自治体から返品された
布マスクの検品費用が約8億円かかる事を明らかにした。
何で、不良品納入業者に責任を負わせずに、こんなことやるの?
不自然極まる事を知らない、役所の仕事ぶりです。
公表された返品されたマスクは、配布していた約47万枚の内、異物混入や汚
れ等の不良品が約4万7千枚に上る。
これも信用するに値する信憑性は疑いたくなる。
実際、アベノマスクの検品作業に従事した業者の証言がある。
「検品の合格率は43%、半数以上が不良品。不良品が多く世帯に配る布マス
クが足りなくなり、国内で慌てて埋め合わせの布マスクを生産してる。」とか
これが本当だとしたら、我が家へのアベマスクの遅配も分からないでもない。
それにしても、不良品が半分以上で東南アジア諸国からの生産仕入れは無理と
判断し、国内の零細企業に仕事を回した感じ。
「アベノマスクを作っているのがばれないように」とお達しがあったとか。
そこまでして、あの思い付きのアベノマスクに忖度しなければならないの?
外出自粛が続く中、国民の殆どがコロナウイルス感染予防にマスクを着用して
ます。ドラックストアやコンビニでもカージカルマスクを入手するのも容易にな
りつつあります。
遅配されたアベノマスクに喜ぶ高齢者の姿が、テレビ映像に映し出される場面
に遭遇する時もありますが、皆がみんな同じ気持ちではありません。
あれだけの閣僚が揃っての会議で、
「あのマスクの配布を中止した方が、良いのでは?」
一人や、二人いても良いのだが、なんの音沙汰もない。
政治って、国民のためにあるものと思っていあたら、現実は違っている感じ。
公務員は国民への奉仕者と思っていたら、違ってることに気が付きました。
「政権の意のまま」への忖度を限りなく続けるありさまに、うんざり。
「アベノマスク」だけではありません。
「検察官の定年を政府判断で延長できるようにする検察法改正案」
適正-公平の理念が崩れるとして、多くの人々が政府に反対意思表示をして
おります。
新型コロナウイルス感染拡大予防の緊急事態宣言の真っ最中に、なぜ?
急いで決めなければならないなの?
これこそ、専門家の皆さんの意見を伺って、事に当たって欲しいものです。
都合の悪い意見が出そうな専門者会議は、敬遠されてます。
国会の与党の先生方には、良識あるご意見の持ち主はいないのだろうか?
最近の報道に名前が出たのはたったの3人です。
それ以外の殆どの方は、「政権の意のまま」忖度する人がかりでしょか?
だとしたら、とんでもない議員を送り出してしまったことになります。
これが政治っていうのでしょうか?
孫たちに,説いて聞かせる政治とは、随分かけ離れたものです。
「裸の王様」の物語の結末は、どうなったのだっけ?」気になります・