今年の一年生、可哀そう。
まともな入学式も執り行ってもらえず、その上通学自宅待機。
止むを得ない事とは言え、可哀そう。
それでもいつか、コロナも消えて、
友達、100人できることでしょう。
話題は違います。
この歌に連れて、友達100人出来るかなぁ?
そう思ったエピソードです。
還暦を迎え、リタイヤして、新型の携帯を身に着けた時のことです。
携帯に備わっている各種のアプリ。操作は不慣れながら期待は大きい。
積み重ねてきた名誉ある肩書、ある日を境にただの人になる。
シニアライフは名刺のいらない社会。
友達100人出来るかなぁ?
新規に取得した携帯に登録される交流仲間の電話番号とメールアドレスの
数です。世の中、個人情報管理の徹底の思想が行き届いてます。
「それって、個人情報ではないの?」
これでは、何時まで経っても友達付き合いは出来ません。
携帯番号にメールアドレスを添えて登録させて頂かないと、
折々の情報交換は出来ません。
それで良いとする方には、深いお付き合いは出来ないと思っております。
一緒に同じ機種を揃えた家内の携帯には、何だか知らないが友達の数の
増え方が予想を超えております。
携帯番号とメールアドレスだけではありません。顔写真まで撮影されて
添付されております。同性の女性の友達だけではありません。
男性の知り合いも同じ扱いです。
これでは、友達100人出来るかなぁ? それどころではありません。
「お名前とお顔とが記憶に留まらず、忘れてしまいかねませんので、
写真撮らせて!」
誰彼構わずの寸時の出来事で済んでおります。その技は誰にも真似が
出来ません。家内の隠れた得意技でしょう。
脇で真似しようと思っても、その勇気が引っ込んでしまいます。
「一年生になったら、100人友だち出来るかな」
この歌が、耳から離れません。
「どうしたら、達成できるのか?」 日々思案の連続です。
何時の日からか、定かではありませんが、それが目標になってしまいました。
知り合った方から、電話番号を聞き取るのは簡単に協力して頂けるが、
メールアドレスまでとなると、面倒が加わります。
相手の方も普段メールアドレスを暗記しておりません。
お互いに不慣れな身です。
そこで、思い付いたのが「QRコード」の活用です。
パソコンの無料アプリを利用して、自分の個人情報をQRコード化しました。
相手の電話番号やメールアドレスを聞くこと無くして、」相手の携帯に
自分のQR コードを読み取らせるだけで済みます。
ややこしいやり取りは一切省略できます。
後ほど、相手から電話番号とメールアドレスが携帯に届きます。
そして何時の日か、顔写真を撮らせてもらって添付すれば。
遅まきながら家内と同じ扱いになります。
「そろそろ良いのかなぁ?」
古希半ば、あれからかれこれ10数年。
携帯の友達の数、数えてみても。
甘さは許しません。
携帯番号にメールアドレス付き、更に顔写真添付に限ります。
さて、どうなることやら? 楽しみです。