これって、何の植物の群生?
なんでしょう?
遠隔地農場の畑の入り口付近に群生してます。
「わらび」です。
春先の山菜、わらびの旬菜。食べた事ありますか?
山育ちの身にとっては、懐かしい食べ物です。
伊豆半島の細野高原にわらび狩りに出かけた折、
わらびの根に興味を持ち、掘り起こして見たら
地下一杯に根を張り巡らして繁殖してました。
筍の子の繁殖と同じです。
その時採取して持ち帰った根株を遠隔地農場の畑の一角に移植しました。
それから10数年。見事な群生地になりました。
余りの繁殖でその領域の3割程撤去しました。
その折、積み上げられたわらびの根株は大量のものでした。
何も知らないで、雑草と同じ処理してました。
夫婦で甘味処での喫茶を楽しんでおります。
いろいろなメニューの中から「わらび餅」をオーダー。
「わらび餅って、何から出来てるのかしら?」
「そりゃ、わらび餅と云うからには、わらびから作ってるのだろう。」
「あの、わらびから?」
「田舎で山菜のわらびは、沢山食べたけど、それで作ったわらび餅は
食べたこと無いな。」
単純な夫婦の会話から疑問に思ったこと、すぐ携帯アプリで検索。
便利な勉強用具が出来たものです。
検索した結果。意外なことに出合いました。
わらび餅の名前の由来はわらび粉で作ったからとか。
あの、わらびからだった!
より詳しく探求したら、わらびの根株が原材料とか。
ゴミ駄目に雑草と同様に処分したわらびの根株が
、一瞬勿体ないことしたとの思いが過ぎる。
詳しく書き記します。
わらび餅の原料は植物のわらびの根からできるデンプン質の本わらび粉です。
何時もの甘味処のわらび餅にはわらび粉は使われたないとか。
本わらび粉は希少価値が高く、老舗の高級和菓子屋では重宝されてるとか。
本わらび粉で作ったわらび餅の値段は1500円以上の高額商品になるとか。
そして、その賞味期限は長くて2時間ほどとか。
わらび餅の老舗のメニューの写真を引用して添付しました。
甘味処の緑色したわらび餅とは、そのイメージは全然違います。
透明なわらび餅です。これにあんみつを注いで食べてみたい。
もう一度、最初の写真に戻ります。
この群生している植物の根っこが、あのわらび餅の原材料になる事が
判明しました。
さて、何時掘り起こして、そのデンプン質を抽出するか、今は未定です。
でも、楽しみが増えた感じ。とてもハッピーな気持ち。
やっぱりその作業は、孫たちと一緒に楽しみたい。
農ある暮らしの中から、奇想天外のものが出てきた感じです。
これも、趣味の世界からの贈り物でしょう。
そう思う事にしております。